2021年9月6日 | カテゴリー:-,カケレコ新品棚お散歩隊,世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ
秋になるとなぜだかヴァイオリンの音色が恋しくなりませんか?
新品棚をブラっとお散歩して気になるタイトルをまとめてご紹介させていただく「新品棚お散歩隊」、今回はヴァイオリンをキーワードに各国産のヴァイオリンが光る隠れた名作をご紹介させていただきます。
まず目に入ったのはこちら、ヴァイオリンやフルートをフィーチャーした、「スペインのクリムゾン」とも云われるヘヴィ・プログレ・グループの78年作1stアルバムです。
■NU / CUENTOS DE AYER Y DE HOY
荒々しいフルートにスリリングなヴァイオリン、圧倒的にヘヴィなギターにこれまた重厚なメロトロン。それぞれが積極的にバトルを繰り広げます。混沌とした中にヴァイオリン&フルートの叙情的なフレーズが立ち上がる瞬間、鳥肌ものです。オザンナの「パレポリ」が好みの方は是非お試しあれ!
続いてご紹介させていただくのは、Yoni Rechterを中心としたイスラエルのグループです。
■FOURTEEN OCTAVES / FOURTEEN OCTAVES
変拍子をシャープに繰り出すリズム、流麗なエレピ、鋭く切り込むヴァイオリン。美しいメロディとジャジーなアプローチで全てが見事に溶け合った芳醇なアンサンブルが素晴らしい一品です。
キラリと輝きを放つ、メキシコが世界に誇るシンフォニック・ロック・バンドの2015年作を発見。
CAST / VIDA
ラッシュとニュー・トロルスをブレンドさせ、モダンなヘヴィネスとエッジで鮮烈なシンフォニック・ロックへと仕立てたような傑作です。
ありましたありました。ジャパニーズ・プログレきってのヴァイオリン名手、壼井彰久氏率いるプログレッシヴ・ロック・バンドの03年2ndがありましたよ。
KBB / FOUR CORNER’S SKY
変拍子を交えたリズムに乗って、ヴァイオリンとキーボードがスリリングに絡み合う、緊張感みなぎるテクニカル・プログレを展開します。このサウンドの切れ味はジャパニーズ・プログレ最高峰でしょう。ヴァイオリン・プログレ好きなら必聴の一枚ではないかと。
本日の終着点は、北欧の寒空へと突き刺さるような重厚なヴァイオリンやコロコロとしたピアノ、いかにもスウェーデン・ロックといった魅力がたっぷりなこちらの作品です。
MIKE FIEMS / I WOULD DREAM
北欧の寒空へと突き刺さるような重厚なヴァイオリンに、スウェーデン語の独特な語感が哀愁たっぷりのヴォーカル&メロディ。KEBNEKAJSEのファンはもちろん、NOVEMBERなど北欧ハードのファン、MNWレーベルのファンは必聴でしょう。
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78年作の1stアルバム。荒れ狂うフルート、スリリングなヴァイオリン、重厚なメロトロン、圧倒的にヘヴィなギターが休むことなくバトルを繰り広げるアグレッシヴなプログレッシヴ・ロック。混沌とした中にヴァイオリン&フルートの叙情的なフレーズが立ち上がる瞬間など、押し一辺倒ではない構成力も抜群。スペイン・ロックを代表する傑作。オザンナ「パレポリ」が好みの方は必聴!
ジャパニーズ・プログレ・シーンを代表するヴァイオリニスト壼井彰久を中心とするプログレ・グループによる03年作2ndアルバム。変拍子を交えたリズムに乗って、ヴァイオリンとキーボードがスリリングに絡み合う、緊張感みなぎるテクニカル・プログレを展開します。このサウンドの切れ味は現ジャパニーズ・プログレでも最高峰でしょう。1stとともにヴァイオリン・プログレ好きなら必聴の一枚!
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