2021年3月24日 | カテゴリー:カケレコ情報,世界のロック探求ナビ
こんにちは。本日、MARQUEE ベル・アンティーク国内盤、3月の新作が届きましたので、ご紹介します!
以下の国内盤をお買い上げの方には、カケレコオリジナル特典ペーパーをプレゼント!
ぜひこの特典ペーパーで、さらなる音楽探求をお楽しみください♪
AARDVARKなどと同じDERAMレーベルよりリリースされた、元GUNのPeter Duntonを中心に結成されたブリティッシュ・へヴィー・ロックグループの70年作。その内容はギタリストKeith Crossのパワフルなプレイを中心に、サイケデリックな質感を残したサウンドとブルース・ロックに根ざした渋みを持ったバンド・アンサンブルで聴かせる作風ですが、一方でピアノやメロトロンなどのキーボードやブラス・セクションなどが登用され英国然としたクラシカル・ロック・アンサンブルを提示するなど、シンフォニックな旨みも持ち合わせており、叙情を堪能できる作品です。
デジパック仕様、3枚組、disc2にアルバム用に制作された70年録音の未発表作品7曲、disc3に71-72年の音源9曲を収録!21年デジタル・リマスター
レーベル管理上、デジパック側面に折れ目がついております。予めご了承ください。
不動の2人であるGreg Spawton(G)とAndy Poole(B)により90年に結成され、90年代〜00年代のイギリス屈指のプログレ新鋭バンドへと上り詰めたグループ。09年作の6th。Sean Filkins(Vo)とSteve Hughes(Dr)が抜け、David Longdon(Vo/Flute/Key)、Nick D’Virgilio(Dr)が加入。David Longdonは、ジェネシスから誘いを受け、フィル・コリンズの代わりのヴォーカリストのオーディションに参加したという逸材です(結果は、残念ながらRay Wilsonに決定)。サウンドは、ポスト・ロックのエッセンスを強めて「モダン」に振れた前作と比べ、ジェネシスやイエスのエッセンスへと回帰し、幻想的なシンフォニック・ロックへと揺れ戻った印象。しっとりと「陰影」のある美声のDavidもファンタスティックなシンフォニック・ロック・サウンドに見事に溶け込んでいます。そんな幻想サウンドと対を成すように、イエスのエッセンスが今までにないほどの前面に出ているのも特筆で、スリリングに切れ込むオブリガードはスティーヴ・ハウばりのテンションだし、ベースもゴリゴリと疾走しまくるし、イエスの爽快感を受け継いだパートを織り込むことにより、全体としては幻想的なサウンドに見事にダイナミズムが生まれています。「ジェネシスやイエスが好きなんだけど、現役のバンドで良いのないかな。しかも、フォロワーに終わってなくて、新しさもあるバンドがいいんだよね。」という質問に対しては、本作は文句なしのベストチョイス。「鮮烈」と「ファンタスティック」の間をダイナミックに行き交うスペクタクルな傑作です。
紙ジャケット仕様、21年リイシュー、2枚組、SHM-CD、完全対訳付仕様、ボーナス・トラック2曲、定価4000+税
イタリアが誇る名シンフォ・グループLOCANDA DELLE FATEのキーボーディスト/ピアニストによる19年ソロ作!ドラムはKING CRIMSONの技巧派Gavin Harrisonが務めます。オープニング・ナンバーから、LDF1stの1曲目「A Volte Un Istante Di Quiete」を現代的な重厚さと共に蘇らせたような怒涛の名曲で驚愕!ダイナミックでタイトに刻むリズムに乗って、気品に満ちたピアノと優美に高鳴るシンセ、エモーションたっぷりのギターが一糸乱れず躍動するクラシカル・プログレ・チューンで、この1曲だけでもLDF1stを愛する方なら感動に満たされることでしょう。特に情熱的にしてリリシズムにも溢れたあのピアノのタッチに少しも衰えは感じられません。伸びやかな英語ヴォーカルが映えるキャッチ―な2曲目も素晴らしく、中盤で聴けるキーボードのオスティナートがさざ波のように押し寄せる演奏はまさにLDFを彷彿させます。これはイタリアン・シンフォニック・ロックの新たな傑作と言って問題ない逸品!!おすすめです。
ウェールズ出身のトリオ。71年作の1stアルバム。プロデュースは、初期サバスを手がけたロジャー・ペイン。後のNWOBHMのお手本となったであろうオリジナリティ溢れるサウンドは既に確立しています。同時代の他のグループとの違いは音の硬質性でしょう。サイケからの流れにある引きずるようなヘヴィさが主流だった中で、ハイを強調した硬いサウンドと、徹底的にスピーディーで鋭角なアンサンブルとで生まれるエキセントリックな破壊力はこのグループならでは。
紙ジャケット仕様、SHM-CD、13年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲、定価3143+税
【購入特典:カケレコオリジナルの特典ペーパーをプレゼント!】
ウェールズ出身のハード・ロック・トリオ。72年の2nd。サバスに通じるタメの効いた重量級のリズム、リフ&リードともにエッジの立ったキレ味鋭いギター、ハイ・トーンのシャウト・ヴォーカル。のど元にナイフを突きつけられているような、強烈なテンションが持ち味です。サバスの重さとツェッペリンの硬質なエッジを足して二で割り、アンダーグラウンド臭をたっぷりまぶしたサウンドは、元祖NWOBHM。名作です。
紙ジャケット仕様、SHM-CD、14年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲、定価3143+税
【購入特典:カケレコオリジナルの特典ペーパーをプレゼント!】
チェルヴェッロ、ノヴァで活躍した伝説の天才ギタリスト、コラード・ルスティーチの2年振りとなる新作は、同じくイタリア出身の超絶キーボード奏者、アレックス・アルジェントを多くの曲に迎えて、コラード本来の技巧的ジャズ・ロック・ギター演奏をいかに現代的でプログレッシヴな楽曲の中で生かすかに焦点を定めた究極のギター・アルバム。敬愛するジョン・マクラフリンやアラン・ホールズワースに影響されつつも更に進化したテクニカル・ジャズ・ロック・ギター作の大傑作!
PFMと並びイタリアのプログレッシヴ・ロックを代表するバンコ。ヴィットリオ・ノチェンツィを中心に今なお活動する彼らだが、その哀愁を帯びた声の不世出の名ヴォーカリスト、故フランチェスコ・ディ・ジャコモと、彼らの地中海性を担っていた名ギタリスト、故ロドルフォ・アルテーゼを加えた、今では再現不能の黄金期編成による99年のライヴ盤。新旧代表曲を歌い込むジャコモと壮大なキーボードが並び立つ、真のバンコの姿を伝える名演!(レーベル紹介文より)
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!