2021年1月25日 | カテゴリー:カケレコ情報,世界のロック探求ナビ
1月のMARQUEE ベル・アンティーク国内盤より、弊店取り扱い作品をご紹介いたします。
以下の国内盤をお買い上げの方には、カケレコオリジナル特典をプレゼント!
ぜひ国内盤&カケレコで、さらなる音楽探求をお楽しみください♪
12月のリリースはこちら!
ニューヨークはブルックリン出身の轟音ハード・ロック・トリオ。70年のデビュー作。爆音で手数多く叩きまくるドラム、図太すぎるベースによるまさに「鉄壁」という言葉がぴったりのリズム隊、バキっと歪んだリズムと鋭角に切れ込むリードどもにエッジが半端ないギター、そして、金切り声でシャウトしまくるヴォーカル。ドラマー兼ヴォーカルなのですが、こんだけ叩きまくりながら、こんだけエネルギッシュに歌いまくってるの!?とびっくり仰天。とにかくオープニング・ナンバーから重さと切れ味が尋常ではありません!サバスを凌駕するヘヴィネスとガレージ・サイケ由来の初期衝動。なんという音圧・・・。唐突な高速リズム・チェンジ、高速ツイン・ギター・リードなどアレンジのキレも相当です。なんという名作!ずばり元祖ヘヴィ・メタル!
ニューヨークはブルックリン出身の轟音ハード・ロック・バンド。71年作の2nd。デビュー作はトリオ編成でしたが、ギタリストが加わり、ツイン・リード編成の4人組で録音されています。荒々しくかっ飛ばす轟音ハード・ロックのデビュー作から一転、アコギによる幽幻なパートやハードさの中に叙情性を感じさせるスローなパートを織り交ぜるなど、ドラマ性を増した重厚なハード・ロックが印象的。凄まじいテンションで鋭角に切れ込むリード・ギターやツェッペリンにも負けないような轟音リズム隊など「元祖ヘヴィ・メタル」と言えるヘヴィネスも健在で、デビュー作に負けず劣らずのハード・ロック・クラシックと言えるでしょう。名作です。
オリジナルと異なるデザインの再発ジャケット(黄色い文字が円形に配置されたオリジナル・ジャケットの【BIGPINK619】と同一タイトル。収録内容は同じなのでご注意ください。)
紙ジャケット仕様、オリジナル・ジャケット仕様(銃を持った人物が立っているジャケットの【LGR102】と同一タイトル。収録内容は同じなのでご注意ください。)
紙ジャケット仕様、オリジナル・ジャケット仕様(銃を持った人物が立っているジャケットの【LGR102】と同一タイトル。収録内容は同じなのでご注意ください。)
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
GENESIS系イタリアン・シンフォの名バンドMOONGARDENのギタリストとキーボーディストが結成した別働グループ、待ちに待った2020年4thアルバム。まずはとにかくこの1曲目を聴いて欲しい!Hackettそのものな繊細なタッチのアコギに、声質・抑揚までPeter Gabrielのヴォーカルが歌声を重ね、シンセが彼方から薄もやのように広がっていくと、幽玄のメロトロンも交えGENESIS憧憬のシンフォニック・ロックがゆったり立ち上がっていきます。一音一音が気品に満ちた輝かしいエレキギターのソロもHackettの客演かと思う完成度。醸し出されるあのデリケートな幻想美までも再現した、まるで発掘された初期GENESISの未発表曲だと言われてもまったく不思議に思わないほどのクオリティにびっくりします。古今東西のGENESISフォロワー達の中でも、最も深いところまでGENESISリスペクトを示したサウンドと言って間違いないでしょう。『TRESPASS』収録曲や名曲「ENTANGLED」に通じる浮遊感あるリリカルなサウンドにグッとくる2曲目や5曲目、GENESIS憧憬はそのままにオルガンやギターが切れのあるダイナミックな掛け合いで疾走する3曲目など、他のナンバーもGENESISを下地にドラマチックなサウンドを構築していて素晴らしいです。1曲目を筆頭に、初期GENESISファンならば「よくぞここまで…」と拍手を送りたくなるはず。傑作!
英マイナー・レーベルMIDDLE EARTHより69年にリリースされた唯一のアルバム。重く引きずるようなリズムにクラシカルなオルガンが乗るサウンドは、これぞ英国オルガン・ロック。同じくMIDDLE EARTHよりリリースされたARCADIUMと比べ、カビ臭い地下スタジオを想起させるアンダーグラウンド然とした陰鬱なサウンドが持ち味。
紙ジャケット仕様、SHM-CD+CDの2枚組、disc2にはシングル音源など12曲を収録、デジタル・リマスター、定価4000+税
【購入特典:カケレコオリジナルの特典ペーパーをプレゼント!】
多国籍シンフォ・プロジェクトSAMURAI OF PROGのイタリア人ベーシストMarco Bernardとフィンランド人ドラマーKimmo Porstiの2人、SOP作品でもお馴染みのスペイン人ギタリストRafael Pacha、そしてKAYAKの中心メンバーTon Scherpenzeelという4人が結成した新プロジェクトの2020年1st。たおやかな気品に包まれた中世エッセンスが豊かに香り立つシンフォニック・ロックが息をのむほどに素晴らしいです。陰影たっぷりのヴァイオリン、切ない旋律を奏でるフルートやリコーダー、哀愁のクラシック・ギターなどが織りなす奥ゆかしく幻想的な中世風サウンドと、色彩感あるエレキギターやキーボードが美しく調和するアンサンブルは驚くべき完成度で、共演歴があるとはいえこれが4人での最初の作品とはとても思えないほど。独特の哀感を湛えたイタリア語女性ヴォーカルも、作品世界にベスト・マッチの落ち着いた歌唱を響かせます。このサウンド、ENID、GRYPHONなどがお好きならきっと気に入るはず。傑作です。
80年英国はノッティンガムシャーに生まれ、1歳の頃に病気により視力を失った盲目のマルチ・ミュージシャン&コンポーザーで、現在はあのキャメルの鍵盤奏者としても活躍するPeter Jonesによるソロ・プロジェクト。充実の20年EP『Stiil Alive』も記憶に新しい中でリリースされた2020年フル・アルバム!全楽器を自身で操りGENESISやCAMELを受け継ぐファンタジー度120%のシンフォ・サウンドを紡いできた彼ですが、今作ではグランドピアノとヴォーカルに専念、ピアノ弾き語りスタイルを最大限に生かす弦楽クインテットと共にレコーディングされています。クリアかつ重厚に響くグランドピアノとPeteの伸びやかでよく通る美声ヴォーカルを、ヴァイオリン/ヴィオラ/チェロが芳醇な音色を重ね合う溜息が出るように美しい重奏が包み込むスタイルは、しっとりとした聴き心地ながらどこまでもドラマチック。物悲しさと温もりが入り混じる美麗なメロディがとにかく際限なく溢れ出してきて、ずっと落涙寸前です。驚かされるのは、本格的なクラシックの素養に溢れた弦楽と完璧に調和するPeteのピアノ演奏。歌の伴奏にとどまらない息をのむように繊細な表現力に、改めてプレイヤーとしての素晴らしい才能を感じさせます。従来からは異色と言えるサウンドですが、Pete Jonesの歌声とメロディセンスを純粋に味わえる一枚です。名作。
ペーパーケース仕様、直輸入盤(帯・解説付仕様)、CD+DVDの2枚組、NTSC方式、リージョンフリー、定価3000+税
ペーパーケース仕様、CD+DVDの2枚組、NTSC方式/リージョンフリー、DVDにはスタジオ・ライヴ映像/プロモ映像/インタビューを収録
レーベル管理上、ペーパーケースに若干角つぶれがある場合がございます。ご了承ください。
ウクライナ出身、英国を拠点に活動する1981年生まれのコンポーザー/キーボーディストAntony Kaluginによるプロジェクト。ここ数作品での印象と変わらず、一聴して浮かぶのが「ファンタスティック度を高めたTHE FLOWER KINGS」という表現。オルガン、シンセ、ギターがこれでもかとスケールの大きく交差するTFKに通じるサウンドを展開しつつ、TFKの硬質感やエッジの立ったアンサンブルは、柔和でファンタジックな芳醇さを纏っているのが特徴です。リリカルにさえずるフルートの調べもそんな浮遊感ある聴き心地を見事に演出しています。注目は元FLAMBOROUGH HEADのギタリストEddie Mulderがアコギで参加した3曲目。Antony Kaluginの七色に輝くように艶のあるシンセとA.フィリップス直系と言える一音一音が気品に満ちたアコギの音色が美しく寄り添います。Eddieの20年ソロ作でAntonyがゲスト参加した返礼と思われ、やはりこの2人のアンサンブルは息をのむほど素晴らしいです。ほぼ年1枚のペースでリリースを重ねながら、少しも瑞々しさを失わないシンフォニック・ロックに心から感動してしまう一枚!
アメリカ最初期のプログレ・グループ。69年作の唯一作。アグレッシヴなドラムとハイ・ポジションで動き回るドライヴ感いっぱいのベースによるエネルギッシュなリズム隊、エッジの立ったトーンで切れ込むファズ・ギター、サイケの残り香をふりまくオルガン、ハイ・トーンのヴォーカルと巧みなコーラス・ワーク。イギリスで同年にリリースされたイエスの1stと対を成すようなサウンドが印象的。米サイケからカンサスなど米プログレへの橋渡しとなった名作です。ボーナス・トラック5曲。
紙ジャケット仕様、SHM-CD、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック5曲、オリジナル・ポスター付き仕様、定価3500+税
フィンランド/イタリア/アメリカ出身のミュージシャン3人を中心とする人気シンフォ・グループの20年作8thアルバム。LATTE EMIELEのkey奏者Oliviero Lacagninaや元STERN MEISSENのサックス奏者Marek Arnold、IL TEMPIO DELLE CLEESIDREの女性ヴォーカルElisa Montaldoら過去作でもお馴染みのゲストに加え、本作ではあのKAYAKの中心メンバーTon Scherpenzeelも参加!過去作ではファンタジックで幻想的なシンフォ・サウンドを鳴らしてきましたが、本作はモーツァルトをはじめとする古典クラシックのモチーフを散りばめた、本格派クラシカル・シンフォニック・ロックを繰り広げていてビックリ。格調高く重厚なヴァイオリンの響きをバックに、陰影に富んだピアノとメロディアスに歌う芳醇なトーンのギターが絡み合い、荘厳なコーラスが湧き上がる2曲目なんて、NEW TROLLSの『CONCERTO GROSSO N.1』がお好きなら感動ものでしょう。そんなクラシカルな曲の合間に登場する、前作『TOKI NO KAZE』の続きのようなシンセやオルガンがファンタジックに溢れ出すナンバーも絶品です。丹念に歌い上げる哀愁の男性ヴォーカル、Elisa Montaldoによる儚げな美声ヴォーカル、そして柔らかな歌声が心地よい富山優子氏の日本語ヴォーカルと、多彩なヴォーカル陣も特筆。ボーナス・アルバム的位置づけとなっており、従来のような大作こそありませんが、本格的なクラシックのエッセンスを発揮した新たなSAMURAI OF PROGの一面を見せてくれる充実の必聴作!
今や英国シンフォを代表する存在となったマジェンタを率い、ソロ作もリリースして気を吐くロブ・リードが中心となり、スティーヴ・ヒレッジやジョン・フィールド(ジェイド・ウォリアー)、レス・ペニング等、オールドフィールド作品にも関わってきた面々を含む35人もが参加して、永遠の傑作「チューブラー・ベルズ」の新ヴァージョンを録音。トム・ニューマンとメンバー自身の2ヴァージョンのミックスを収録した2CDアルバム。「オリジナル版の一部は神聖不可侵だけど、ここではその雰囲気を再構成すると共に、いくつかの興味深い捻りを加えているよ」(ロブ・リード) (レーベル紹介より)
当時、3rdアルバム用に作られたながらお蔵入りとなった楽曲を、オリジナルドラマー/ヴォーカリストのジョン・ガーナ―&ギタリストのルイス・ダンブラに、ジミー・ペイジやポール・ロジャースとの共演で知られるベーシスト:トニー・フランクリンを加えたラインナップでレコーディングした06年作。自主制作盤のため長らくバンドのサイトでしか手に入らなかった幻の一枚!
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