2020年10月12日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊,世界のロック探求ナビ
タグ: ハード・ロック
本日はそんな皆様にドンピシャであろう、ドゥーム/ストーナーの萌芽を孕んだヘヴィ・サイケ盤をカケレコ棚よりピックアップいたしました。在庫に限りがありますので入手はお早めに・・・!
アメリカのバンドによる71年作。「BLACK SABBATH×GFRなどのアメリカン・ハード」って感じのノリノリな前半も魅力的なのですが、ドゥーム・ファン的に必聴なのが最終曲「Dead Meat」。『実は90年代録音なのでは?』と思ってしまうほどの圧倒的ドゥーム感!デザート・チックな音質もたまらないです。
こちらも米国の71年作。サバスや現代のドゥーム/ストーナーロックに通じる、引き摺るようにヘヴィでダウナーでスモーキーなアンサンブル、天に向かって放たれるカリスマティックなヴォーカル…。LA産ヘヴィ・サイケの傑作。
こちらは英国。後にHAWKWIND~THIRD EAR BANDで活躍するヴァイオリン奏者Simon Houseが在籍しておりプログレ・ファンにはメジャーかもしれませんが、名ギタリストTony Hillによる強烈なファズ・ギターはサバスやドゥーム・ファンも是非。
次は南アフリカのバンド、70年唯一作。クリムゾン「21世紀の~」やコロシアム「エレジー」などのカヴァーとオリジナル曲を半々で収録しているのですが、どちらもかなり良し。パワフルに歪んだギター、ゴリゴリ地を削るベースに暑苦しいヴォーカル。「これだよ、これ!」と言いたくなる豪快攻撃型ヘヴィ・サイケを聴かせてくれます。爆音推奨!
最後は南米ペルー産ヘヴィ・サイケ。サバスばりのヘヴィ・リフを軸とした音の渦のなかに見え隠れするアレンジ&ユーモアの妙、そしてブシュブシュと音をたてて吹き出すかのようなラテンの血。南米にこんな凄い作品あったんですね・・・。傑作です。
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超絶ギタリストTony Hillと、後にHAWKWIND〜THIRD EAR BANDで活躍するヴァイオリン奏者Simon Houseを中心とする英ハード・ロック・グループ。69年作の1st。引きずるようにヘヴィなリズム隊をバックに、暴力的なまでに歪んだファズ・ギターとスリリングなヴァイオリンが時にサイケデリックに沈み込み、時にエキセントリックなバトルを炸裂させる。混沌とした中から浮かび上がる英国的な叙情性など、これぞブリティッシュ・ロックな深みも見事。Tony Hillはそれほど有名ではりませんが、テクニックとセンスはかなりのもの。重たく歪んだリフから流麗なアルペジオ、メロディアスなソロまでどれもがハイ・レベルです。Simon Houseのヴァイオリンもさすがの一言で、静のパートでは流れるように美しいソロでドラマティックに、動のパートではスリリングなプレイで緊張感を増幅させています。英サイケ・ハードの傑作。
スリップケース付、ボーナス・トラック5曲、デジタル・リマスター、直輸入盤(帯・解説付仕様)、定価2857+税
盤質:無傷/小傷
状態:並
帯有
スリップケースついていません、若干カビあり
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