2020年10月3日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ
スタッフ佐藤です。
アメリカン・プログレの代表格の一つと言えるグループが、ハッピー・ザ・マン。
そのサウンドは、ジェントル・ジャイアントmeetsキャメルと言うべき、英国プログレ・ファンにとっても堪らないものですよね。
そんな彼らの特徴の一つが、のちにキャメルでも活躍する名手キット・ワトキンスが奏でるあの煌びやかに疾走するシンセサイザー・サウンドではないでしょうか。
ジェントル・ジャイアントに通じるトリッキーでテクニカルな演奏スタイルを持ちつつも、終始ドリーミーで浮遊感ある聴き心地は、あのシンセの音色が決め手となっているように感じます。
というわけで今回は、煌びやかなシンセサイザーの音色が素晴らしいプログレを探求していきたいと思います。
まずは、ハッピー・ザ・マンによるこの名盤から!
GENTLE GIANTのような技巧とトリッキーさをCAMELばりの幻想性と叙情美が包み込む、米プログレ随一の作品と言えばコレ!
流麗なタッチで疾走するスリリングな展開とドリーミーな叙情美が広がる展開によって緩急自在に描く、しなやかなサウンドが本当に素晴らしい!
続いては、先日初CD化を果たしたスイスのプログレ・バンドによる2ndをチョイス♪
スイスの名グループでありながら、長らく未CD化だった79年2nd!
前作を引き継ぐイエスを理想的にフォローしたラストの大作は勿論素晴らしいのですが、時代らしいエレクトロな音使いも散りばめたポップな楽曲群もかなり良い出来栄え。
全編にわたり活躍するキラキラしたシンセサイザーの音色が何とも美しいなぁ。
ラストは、アルゼンチンが誇る天才ミュージシャン率いるこのグループでいきましょう♪
アルゼンチン・ロックの父ともいわれる才人Charly Garciaが率いた名グループがこちらです。
このオープニングのインストナンバーで聴けるシンセサイザーのなんと艶やかで甘美なこと…!
洗練されてる中にも叙情を秘めたメロディと演奏も胸を打ちますね。
ほかにも南米のスティーリー・ダンって感じの洗練されたAOR風ナンバーもあったりと終始センス抜群。
おすすめです!
いかがだったでしょうか。
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