2020年10月2日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
カンタベリー・ロック・シーンの最高峰グループとも呼び声高いのが、ハットフィールド&ザ・ノース。
CARAVANのリチャード・シンクレア、GONG~NATIONAL HEALTHのピップ・パイル、EGG~KHANのデイヴ・スチュワート、そしてMATCHING MOLEのフィル・ミラーというメンツを見るだけで、もうワクワクしてきますよね。
女性コーラスも導入した、叙情的ながらも少しアヴァンギャルドな要素を含んで展開するサウンドは、これぞカンタベリー!という淡くも芳醇な味わいが染み出してきます。
CARAVANほどにはポップではなく、NATIONAL HEALTHほどにはタイトではない、この絶妙な浮遊感が堪らないんだよなぁ。
そんなハットフィールドが大好きという方に、より深くカンタベリー探求をお楽しみいただけるコンテンツをご紹介いたしましょう!
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70年代に欧州を中心に世界中へと拡散したカンタベリー・ロックの影響。現代のバンドにもその音楽性は引き継がれカンタベリー・タイプの新鋭を数多く誕生させています。実力派揃いでお送りいたしましょう♪
いかがでしたか?みなさまの新たな作品との出会いに繋がれば幸いです。
元CARAVANのRichard SinclairとSteve Miller、元MATCHING MOLEのPhil Miller、後にNATIONAL HEALTHで活躍するPip Pyleにより結成され、Steve Millerが脱退、KHANを経たDave Stewartが参加したカンタベリー・ジャズ・ロックバンドの代表格の74年デビュー作。HENRY COWのJeff ReighやRobert Wyattも参加した本作は、メンバーの確かな技巧に裏打ちされた複雑な楽曲構成や、変拍子を用いたテクニカルなインタープレイを持ちつつも、カンタベリー独特の質感、メロディーの味わい、ポップ・センス、ユーモアを散りばめた極上のファンタジアを描く傑作です。
元CARAVANのRichard SinclairとSteve Miller、元MATCHING MOLEのPhil Miller、後にNATIONAL HEALTHで活躍するPip Pyleにより結成され、Steve Millerが脱退、KHANを経たDave Stewartが参加したカンタベリー・ジャズ・ロックバンドの代表格の75年2nd。カンタベリー・ジャズ・ロックの代表作である本作は、20分の大作「Mumps」を含め、 前作より全体的に整理、洗練された世界観をすっきりと聴かせる作風となっており、クロスオーバー・ジャズ・ロック色を強めた音楽性へと変化しながらも、彼ららしいポピュラリティーを持ったサウンドと、胸を打つメロディーが素晴らしい傑作です。
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