2020年6月29日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: プログレ新鋭
こんにちは。スタッフ増田です。
週明けの月曜日、カケレコに海外レーベルからの荷物が続々と到着!
コロナの影響で長らく輸送がストップしていた国からも、ようやく発送可能という連絡が届くようになりました。
そろそろ落ち着いてきた頃かと思いきや、再び日本でも海外でも感染者増加のニュースが…。引き続き警戒を緩めず過ごしていきましょう。
さて、沢山届いた新譜の中でも、注目はイギリスの新鋭!まずはシンフォ・ファン必聴のこのグループをご紹介。
現英国髄一のシンフォ・グループによる20年作3rd!GENESIS彷彿の奥ゆかしいファンタジー、TFKに通じるヘヴィさも交えた熱くドラマチックな叙情、初期SPOCK’S BEARD的なスケール感を帯びたポップセンスなどを凝縮したサウンドは、前作からさらに躍動感一杯に突き抜けていて感動的!MOON SAFARIファンにもオススメです。
イギリスではありませんが、MOON SAFARIファンには是非チェックしていただきたいこの20年作も再入荷いたしました♪
マルタ出身でチェコを拠点とするグループなのですが、MOON SAFARIばりのポップで親しみやすいメロディがとめどなく溢れてきます。四半世紀の活動歴を誇るバンドとは思えないサウンドの鮮度に驚かされる愛すべき一枚!
こちらはカンタベリー・ジャズ・ロック・ファン大注目!EGG~NATIONAL HEALTH直系の英国デュオによるデビュー作!
EGGやNATIONAL HEALTHなどのカンタベリー・ロックに影響を受けた英国新鋭による20年デビュー作。ファズ・オルガンにシンセ、メロトロンを駆使したアグレッシヴかつ幻想的な音空間は素晴らしい完成度…。クリムゾンやソフツでおなじみのセオ・トラヴィスも1曲でゲスト参加!
こちらは18年作をカケレコで取り扱っていた英ジャズ・ロック・グループによる新作。シニカルで怪しくもユーモラスなサウンドは個性抜群です。
GONG、GENTLE GIANT、ザッパが好き?でしたらこの英国ジャズ・ロック新鋭、オススメです。不穏でいてどこか牧歌的な雰囲気漂う20年作。
最後に、まだまだ注目の英国新鋭による作品をご紹介♪
CAMELの一員に抜擢された盲目の天才マルチ・プレイヤーによるソロ・プロジェクト、待望の初ライヴ作品!GENESISやCAMEL影響下のサウンドに現代的なクリアなキャッチ―さを注入した、マジカルなシンフォニック・ロックはライヴで一層躍動感いっぱいに迫ってきて素晴らしい!
こちらは元ABEL GANTZのメンバーによる新バンドの20年作。GENESIS憧憬に溢れつつ洗練&キャッチーに仕上がったファンタスティックなサウンドが素晴らしいです…。
いかがでしたか?気になる作品が見つかれば幸いです。
聴かなくなったプログレ&オールド・ロックのCDがございましたら、カケレコを是非ご検討ください。
1枚1枚、専任スタッフが丁寧に査定させていただきます。
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こ、これは素晴らしいですっ!EGGやNATIONAL HEALTH、HATFIELD & THE NORTHに強い影響を受けた英国のkey奏者とドラマーによるデュオ、20年デビュー作。1曲目から淡いキーボードと共に女性Vo.のスキャットが響くHATFIELD直系の幻想的な音世界が広がり、EGGのデイヴ・スチュワートを思わせるアグレッシヴなファズ・オルガンも躍動し、2曲目ではオルガンやシンセサイザー、ドラムにベースが激しくも色鮮やかに駆け抜けるNATIONAL HEALTH「Tenemos Roads」ばりのアンサンブルが繰り広げられる。温もりあるハモンドを中心とした、どこまでも70’sカンタベリー愛溢れる叙情的インスト・ジャズ・ロック・サウンドには胸ときめかせずにはいられません。なおかつ決して70年代の再現に収まらず、暖かみを保ちつつスペーシーでアンビエンタルなシンセサイザーがダイナミックな広がりを創り出す壮大な楽曲も。ANEKDOTEN的メロトロンの洪水を堪能できるパートもあって、これは堪りません…。カンタベリー好きは必聴の傑作!SOFT MACHINEでおなじみのセオ・トラヴィスやTANGENTのAndy Tillisonがゲスト参加。
94年結成、地中海に浮かぶ島国マルタ共和国出身で、現在はチェコを拠点とする新鋭グループによる2020年作。これは素晴らしいです!全編を彩る流麗なピアノ、叙情たっぷりのフレーズを次々と奏でるドラマチックなギターが印象的なメロディアス・プログレなのですが、特筆はビックリするくらいにポップで親しみやすいメロディ。少年のような実直さと優しさを感じるヴォーカルに瑞々しいコーラスが絡むスタイルは、メロディの良さも相まって、MOON SAFARIも想起させるほど。そんなサウンドを雄大に盛り上げるメロトロンの使い方も見事です。21分の大作は、GENESIS的な英国叙情やSPOCK’S BEARDに通じる洗練されたモダンな構築性を発揮しながら、ひたすらキャッチ―なメロディが紡がれ続ける名曲で興奮必至です。演奏面ではピアノの存在が大きく、Ben Foldsばりのピアノ弾き語りポップスにシンフォニックな味付けをしたようなスタイルとも言えるかも。四半世紀の活動歴を持つバンドとは思えないサウンドの鮮度に驚かされる愛すべき一枚。カケレコメンド!
80年代ポンプ・ロックの一角を担ったABEL GANZの元メンバーGordon Mackie(Ba)やKenny Weir(Dr)在籍の英国プログレ・バンド、20年作2nd。瑞々しくも優しい音像を作り上げるピアノやシンセにヴィンテージなオルガン、アンソニー・フィリップスを彷彿とさせる繊細なアコギ、叙情的で穏やかなヴォーカル。GENESISをはじめとする70年代憧憬に満ち溢れた暖かみ溢れるサウンドはまさしくABEL GANZ直系で、実に聴き心地よくファンタスティック。派手さはないものの、一音一音丁寧に紡がれるアンサンブルが聴き手に懐かしい気持ちを運んでくれます。アコースティカルな叙情シンフォ好きは要チェックの逸品。
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