【新譜・中古CDレコメンド】今日は木曜日。週末アンビエント生活に備えて、BGM探しに中古棚へダイヴ！

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こんにちは、スタッフKです。

スタッフ一押しの新譜をご紹介したあと、中古棚にダイヴして、関連する中古CDを取って戻ってきてご紹介する、こちらのコーナー。

今日は木曜日ということで、来たる週末アンビエント生活に備えて、アンビエント/チルアウトな在庫をご紹介いたします。

ちなみに毎週木曜日は私のblog担当日なので、こういったウィークエンダー志向の記事はちょくちょく登場するかと思います。

さてでは、まずは…

ジャーマン・サイケを代表するコスミックかつ前衛的なギタリスト、ACHIM REICHELの74年5thから！（新譜じゃないんですが…）

ギターとタブラとシンセが至極ミニマルな構成で絡み合い、じわじわと聴き手を昂揚させる楽曲。
螺旋状の工業機器を眺めながら過ごす週末にぴったりですね。

しかし知名度こそ劣れど、マニュエル・ゲッチングらと並び称されるべきジャーマン・サイケを代表するギタリストではないでしょうか。コンポーザーとしての才能も確かですし。信じきれない妙な温かみが宿されたようなサウンドスケープはこの人特有の肌触りですね。

ではでは、ここからは、いざ中古棚へダイヴ！

【中古棚ダイヴ隊！一枚目】

アンビエント・ミュージックの提唱者であるBrian Enoにも大きな影響を与えたジャーマン・エレクトログループの76年作。

一層ミニマルなアンビエント路線へとシフトした作風で、平和な昼下がりの午後に白昼夢を見るようなサウンドスケープ。ジャケットのような池の畔で、釣りでもしながら過ごす週末にぴったりですね。JR市ヶ谷駅前の釣り堀にはミスマッチのようですね。

【中古棚ダイヴ隊！二枚目】

こちらは、ジャーマン・エレクトロ影響下にある英国のエレクトロ・ユニット＝GLOBAL COMMUNICATIONが94年に発表したアンビエント名盤。

ジャーマン・エレクトロ影響下と云っても、温もりのようなものが感じられるさっきのCLUSTERというよりは、TANGERINE DREAM系の冷ややかなサウンドスケープ、いやそこまでは行かないんですよね、ASHRA/MANUEL GOTTSCHING系のトリッピーな、う?んそこまでアシッドでもないんですよね。

両者の旨みは残して毒気は抜いた、といった感じでしょうか。映像喚起的かつストーリー喚起的なロマン溢れるサウンドスケープは、どんなシチュエーションでも目をつぶって過ごす週末にぴったりですね。

【セール棚ダイヴ隊！】

ジャーマン・エレクトロの鬼才と、ブリティッシュ・サイケの怪人による79年コラボ作を、間違って飛び込んだセール棚で偶然発見！

Klaus Schulze命名のコンピューター・プログラム「RICHARD WAHNFRIED」とArthur Brownとの連名で発表された79年作。

ひんやりとした音色のシンセサイザーと、深く重く丸っこいビートの織り成すミニマルなシークエンスに、電化されたArthur Brownの奇怪なヴォイスが絡む様は、なかなか歪で妙な聴後感を覚えさせてくれます。

KRAFTWERK?エレクトリック・ボディ、ジャーマン・エレクトロ影響下の初期THE ORBに通じるサウンドスケープは、やはり暗い地下室で過ごす週末にぴったりですね。