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グリニッジ・ヴィレッジ周辺のSSW/アコースティック・ロック特集

こんにちは。スタッフみなとです。

今日は、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジで活躍したSSWやバンドを聴いてまいります。

グリニッジ・ヴィレッジは、20世紀初頭からアメリカのカウンターカルチャーの中心地でした。

40年代はジャズ、50年代はビート・ジェネレーションのたまり場、そして60年代からはフォーク・ミュージックの発信地となっていきました。

特に、フレッド・ニールのアルバムのタイトルにもなったブリーカー・ストリートとマクドゥガル・ストリートには、沢山のカフェやミュージック・クラブが軒を連ね、若く才能溢れるアーティスト達が演奏していました。

今日はグリニッジ・ヴィレッジ出身のアーティストの作品を聴いてまいります。

まずはこちらから。

FRED NEIL/FRED NEIL ( EVERYBODY’S TALKIN’ )

グリニッジ・ヴィレッジでカリスマ的存在だったのが、フレッド・ニール。

オハイオ州に生まれ、50年代後半にニューヨークに流れ着き、グリニッジ・ヴィレッジで歌うようになりました。

ボブ・ディランやジョン・セバスチャン、カレン・ダルトンなど多くのシンガーに影響を与えました。

低く深みある歌声と12弦ギターで奏でられる心地良く仄暗いサウンドは、後のアシッド・フォーク・シンガーにも繋がる魅力があります。

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それでは、フレッド・ニールに影響を受けたシンガーたちを見ていきましょう。

ティム・ハーディン/ティム・ハーディン1

フレッド・ニールに影響を受け、当時ディランとも並び称されたSSW。

フォーク・ロック・ブーム以前から60年代の前半にエレクトリック・ギターでブルースを弾き語っており、その斬新な音楽スタイルは異彩を放っていました。

どこか哀しみをたたえたような歌声、ジャズやブルースを融合させた洗練されたサウンドが素晴らしいです。

妻子への愛を多く歌っていましたが、戦地で覚えたドラッグから抜け出せず、悲劇の死を遂げています。

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LOVIN’ SPOONFUL/DAYDREAM

フレッド・ニールの1stでハーモニカを吹いていたのが、ジョン・セバスチャン。

そのジョン・セバスチャンを中心としたグループが、ラヴィン・スプーンフルです。

ジョンは生粋のニュー・ヨークっ子で、10代はじめの頃からグリニッジ・ヴィレッジに出入りしていたそうです。

ブリティッシュ・インヴェンション真っ只中の65年、まるで時代に逆行するように米ルーツ・ミュージックを独自の軽快なポップ・センスで奏でています。

その素朴で温かなサウンドはまさに「グッド・タイム・ミュージック」。

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ジョン・セバスチャン/フォー・オブ・アス

ラヴィン・スプーンフルの中心人物、ジョン・セバスチャン。

アメリカの古き良き音楽とロックを融合したサウンドを作り出し、柔らかい歌声で人々を魅了しました。

こちらの71年作では、旅の思い出を記した17分の組曲「The Four Of Us」が聴きごたえたっぷりです。

スティール・パンが響くカリビアン・ナンバーやDR.JOHNのピアノが転がるR&Rナンバーなど、くるくると変わる心地良い音の奔流に身を任せていると、こちらも旅をしているような気分になります。

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ジョン・セバスチャンがよく演奏していたのが、グリニッジ・ヴィレッジの「ナイト・アウル・カフェ」でした。ここからは、そこで音楽を奏でていたミュージシャンたちの作品を聴いてまいります。

フィフス・アヴェニュー・バンド/フィフス・アヴェニュー・バンド

「ナイト・アウル・カフェ」出身で、1969年に唯一の作品を残して解散したグループ、フィフス・アヴェニュー・バンド。

ラヴィン・スプーンフルのギタリスト、ザル・ヤノフスキーが共同でプロデュースしています。

フォーク・ロックにジャズやソウルをまぶしたその軽快で洒落たサウンドは、69年とは思えません。

ニューヨークらしい気品に満ちた、瑞々しく歌声溢れる傑作です。

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PETER GALLWAY/A NIGHT IN TIME: PETER GALLWAY LIVE

フィフス・アヴェニュー・バンドの中心人物だったのが、ピーター・ゴールウェイ。

山下達郎はじめ日本のミュージシャンをも魅了したSSWで、こちらは97年2月ニューヨークの教会で行われたライヴを記録した作品。

フォーキーな中にも洗練されたソウル・フィーリングが光るサウンドで、ライヴ盤ならではの臨場感もたまらない一枚です。

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JAMES TAYLOR / SWEET BABY JAMES

ジェイムス・テイラーも「ナイト・アウル・カフェ」で演奏していました。

ボストン生まれのジェイムス・テイラーは、当時旧友のダニー・コーチマー等とフライング・マシーンというバンドを結成していました。

ピーター・ゴールウェイともお互いに刺激し合っていたらしく、ジェイムスのギターやサウンドに聴きとれる黒人音楽のエッセンスは、グリニッジ・ヴィレッジ時代に既にあったようです。

こちらの70年作は西海岸に移ってからのものですが、その洗練されたモダンなサウンドは東海岸らしさが漂っています。

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  • JAMES TAYLOR / SWEET BABY JAMES

    シンガーソングライター時代の到来を告げた70年作、ピーター・アッシャーのプロデュース

    狂騒と革命の60年代の果て、内省の70年代、即ちシンガー・ソングライターの時代を、静かなアコースティック・ギターを爪弾きながら、高らかに告げた金字塔的大名作。プロデューサーにPeter & GordonのPeter Asher。コンビ解散後はBEATLESのアップル・レーベルで新人発掘の仕事を始め、初めて契約を交わしたのがJamesだったのです。結果としては、7曲目に収録されている「FIRE AND RAIN」のヒットをきっかけに彼を一躍スターダムへと導くのですが。特筆すべきことは彼の作品世界が、ボーイ・ミーツ・ガールでもなく、直接反戦を問うプロテスト・ソングでもなくて、個人の何気ない日々の生活感情を吐露した、個々の内面描写に、その表現欲求を照射していたこと。ごく個人的な感情ほど多くの人々の胸を打つという、新しい形のシンガー・ソングライター像を、優れたギターの表現力を通して描き出していたことが重要なのです。個人心象に長けた歌には、必然的にNYMN(聖歌)のような救済が含まれ、柔らかいカントリーのフレイヴァーを基調にブルース、R&B、黒人霊歌、ブルーグラスといったアメリカン・ルーツ・ミュージックと絡ませながら、巧みなバランス感覚と都会的センスによって息づいています。大切な時間に、そっと耳を傾けたい。そんな一枚です。

  • TIM HARDIN / TIM HARDIN 1

    ディランとも並び称されたアメリカンSSW草分けの一人、66年1st!

  • LOVIN’ SPOONFUL / DAYDREAM

    60年代米国を代表するフォーク・ロック・バンド、66年作

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