スタッフ佐藤です。
今日2月3日は節分ですね。
今年の恵方は「西南西」。ふと日本の西南西(南西)にはどんな国があるんだろうと思い調べてみたら、中国やインドの他に、マレーシア、インドネシア、南アフリカなどがあるようです。
というわけで(どういうわけで?)、今日はその3か国に関連する作品をご紹介したいと思います!
マレーシアのビートルズ!ジャケのレスラーのようなメンバー写真からは想像できない美しく繊細なメロディとハーモニーにびっくり!
インドネシアと言ったら、この作品を上げずにはいられません。プログレ、ジャズ、フュージョン、メタル、ガムラン・ミュージックなどが混合しているのに、辺境プログレとは思えない洗練のサウンドを紡ぎ出す驚異の99年作!
インドネシアならこちらのギタリストも素晴らしい才能。J.ルーデスやM.ミンネマンといったプログレ人脈をメンバーに迎え、かつてなくプログレ/ロック・テイストあるパンチの効いたサウンドを展開します。世界屈指のモンスターバンドを率いたあの人もゲスト参加した19年作!
70s南アフリカを代表するロック・グループ!ブルージー&ジャジーないぶし銀アンサンブルにヴァイオリンやメロトロンが気品高く響く、英ロック名作群に引けを取らない本格感がプンプン漂う逸品です!
南アフリカ出身のアフロ・ロック・グループですが、タイトルは「ジンバブエ」。エッジィなギターやゴリゴリとしたベース、そしてサックスの図太いブローは英国ジャズ・ロック・ファン必殺。ロジャー・ディーン・ジャケやJADE WARRIORのメンバーが参加しているのにも注目ですね!
MELLOW CANDLE解散後、メンバーだったDavid WilliamsとAlison O’Donnellが南アフリカへ移住し結成したフォーク・グループ。と言ってもサウンドは完全に英国トラッド・フォークのそれで、美しくも長閑な演奏が楽しめます。ちなみにジャケットの人は恵方巻を頬張っているのではなく、縦笛を吹いているようです。
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インドネシア出身のプログレ・グループ。ヴァイオリン奏者、フルート&サックス奏者、透明感ある女性Voを含む8人組。99年作の1st。ロック、ジャズ、クラシック、フォーク、現代音楽、民族音楽、ヘヴィー・メタルなどの多様な音楽を吸収し、見事な構築力でもって、1音1音が瑞々しく躍動する真のプログレッシヴ・ミュージックへと昇華させています。破壊的なパートから静謐なパートまで、そのアレンジ・センスはただものではありません。テクニカルなフレーズを流れるように聴かせるギターを筆頭に、全メンバーとも驚くほどのハイ・テクニックとハイ・センス。恐るべしインドネシア。凄いグループです。
マレーシアのグループ、74年リリースの唯一作。ライナーには、ペルーのWe All Togetherに似ていると書いてありますが、確かにその通り。ビートリッシュな美しくリリカルなメロディー、甘美なヴォーカル&ハーモニー、ストリングスが彩るドラマティックなアレンジは、その手のサウンドが好きな方は卒倒ものでしょう。全曲英語。ビートルズの遺伝子を受け継いだ偉大な一枚。
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