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「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ」 第二十九回: ロバート・フリップの〈夢破れて山河あり〉物語 プログレ「箱男」通信【KC『ヘヴン&アース』箱】号➌  文・市川哲史

第二十九回: ロバート・フリップの〈夢破れて山河あり〉物語

プログレ「箱男」通信【KC『ヘヴン&アース』箱】号➌


1997年から2008年期のクリムゾンを散々ディスってきた、この連載だ。

「加工すること」に同時代性を見い出してしまい、後処理を重視しちゃった【リミックス・キング・クリムゾン】。デジタル音源の無機質さと超人的な生演奏の融合による〈新世紀のヘヴィー・ロック〉と言われてはいたものの、当時『ザ・コンストラクション・オブ・ライト(TCOL)』を聴いても『ザ・パワー・トゥ・ビリーヴ(TPTB)』を聴いても、どうしても漂う「おいおいちゃんとしすぎてないか」感にどうしても馴染めなかったのだから、それこそHAPPY WITH WHAT YOU HAVE TO BE HAPPY WITH――しょうがない。

たしかに、フリップ卿が新製品および飛び道具が大好物なのは、いまに始まったことではない。

メロトロン。《フリッパートロニクス》という名の、要はテープ・ループ。とそのデジタル版《サウンドスケイプ》。ローランド社のギター・シンセサイザー・システム。スティック。シモンズのエレクトロニック・ドラム。ウォー・ギター。

あと〈万物打楽器〉ジェイミー・ミューアとか〈皆殺しの轟音ベース〉ウェットンとか〈ウルトラ・スーパー・ノン・グルーヴ〉ビルブルあたりも、かなり珍しい飛び道具だったと思う。どこにも売っていない歩く新製品たち。

そう考えたら、新作のエンジニアリングとミックスを部外者に委ねようが、録り音を1小節単位1拍単位でちまちまデジタル編集しようが、たとえばミューアの管楽器やブリューの声をサンプリングして楽曲のあちこちにフィーチュアしようが、実は大したことじゃない。のかもしれない。

ではなぜこの【1997-2008キング・クリムゾン】を、フリップ本人まで「イマイチだった」と言い続けるのか。

『ヘヴン&アース1997-2008』箱は、ご丁寧にも各2種類のTCOLとTPTBを聴くことができる。そして両者とも今回の2019年ニュー・ミックスが、リリース当時のオリジナル・ミックスを圧倒的に凌駕しちゃったのだから、何をか言わんやである。

行方不明のドラムの全パートをマステロが新たに再録音したことで、『ザ・リコンストラクション・オブ・ライト』に生まれ変わったTCOLは、Vドラムが削除され生ドラムが復権しただけでおそろしくストイックで強靭なヘヴィー・ロック・アルバムに出世した。

一方、リフの復権と21世紀的なメタリック・サウンドの構築を達成したTPTBは、徹底的な加工による造り込みがトゥーマッチで胡散臭くもあったのは事実だ。しかしこれもまた、いまや時代遅れのエレクトロニカ系の加工を〈なかったもの〉と処理した2019年ミックスが、文字通りの《モダン・キング・クリムゾン》として評価したい気持ちにさせてくれた。

そういえば2000年オリジナル・リリースの3枚組ライヴ盤『ヘヴィ・コンストラクション』のDisc3は、続『スラックアタック』を狙ったのかツアー中のインプロヴィゼイション群をマステロがおもいきり切り貼りしあげた〈デフォルメ・アルバム〉だった。実質、例のProjeKct X作品である。胸躍らなかったなぁ。しかし新たに今回リ・プロダクションされた『ライヴ・コンストラクション』3CDセットは、もうマステロに余計なことをさせず、2000年7月3日ロンドン公演のセトリに同年5~6月欧州ツアー中の即興演奏曲群をやたら組み込んだ、〈架空ライヴ・アルバム〉状態だったりする。すると、実は〈即興復興〉が二本柱のひとつだった当時のクリムゾンの本質を、2019年のいまのほうが堪能できるのだから皮肉だ。

偉大なり、無敵の〈後出しじゃんけん〉。

2000年7月3日ロンドン。2001年8月15日サンディエゴ。12月9日ニュー・ヘイヴン。2003年4月16日新宿厚生年金会館。11月16日ニュー・ヘイヴン。

だから天国地獄箱で聴ける、加工とさよならした初CD化もしくは初出ライヴ音源たちはどれも、ポリリズムとメタルと即興性が同居した個性的なオルタナティヴ・ロックとして、ちゃんと成立してはいた。艶とカタルシスは欠落していたけども。


《ProjeKct》という名の有料試行錯誤に始まり、〈デジ・ロック〉という同時代性にまさかの迎合を図ると、気がつけば21世紀クリムゾンの最終定番セトリは“レッド”以外全曲『ディシプリン』以降の楽曲――そう、名実共に【エイドリアン・ブリューのキング・クリムゾン】と化してたのだ。

オレゴン大で作曲の学位を修得。のちギター・クラフト第一回卒業生にしてずーっと師匠に連れ添い、スティック&ウォー・ギターを駆使してたらいつの間にやら精緻なコピーロボット《ロバート・フリップ2号》に改造されていたトレイ・ガンまさかの脱退で、バンドが停止したのが2003年11月。ロバート・フリップ&ザ・リーグ・オブ・クラフィティ・ギタリスツでもトーヤ&フリップでもサンデイ・オール・オーヴァー・ザ・ワールドでもトーヤのソロでもシルヴィアン&フリップでもザ・ロバート・フリップ・ストリング・クインテットでもその他ゲスト出演でもそしてキング・クリムゾンでも、ましてやP1でもP2でもP3でもP4でも協働――自分と寸分違わぬサウンドスケイプスまで会得してた愛弟子を、みすみす辞めさせちゃったのには正直、驚いた。

しかもその三年後、よりにもよって性懲りなくVドラムを叩き続けるブリューとたった二人のP6で、ポーキュパイン・トゥリーの前座(苦笑)として米東海岸4公演を披露するとは。さすがの天国地獄箱にもP6は収録されなかったが、《DGM Live》完全配信の音源を聴くと「……で?」だったりする。申し訳ないが空いたスケジュールの穴埋めというか、お気楽な〈サウンドスケイプスとVドラムの漫談〉にしか聴こえない。

そう。つまりフリップの中では明らかに、ガンよりブリューの方がはるかに優先順位は高かったわけだ。というか、フリップ卿のブリューびいきは、一連の《ProjeKct》シリーズの各ライヴにおける旧クリムゾン・ナンバーの披露具合にも如実だったりする。

クリムゾン楽曲とは無縁のP1はともかく、P3とP4は“ヴルーム”1曲しか演奏しなかった。にひきかえブリューが唯一参画したP2は“ヴルーム”と“ダイナソー”で、ツアー後半には“21馬鹿”“待ってください”“スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー”とクリムゾンが増殖。あげく“ヤング・ライオンズ”に“ローン・ライナセロス”に“メン・イン・ヘリコプターズ”って、もはやブリューのソロ楽曲大会じゃん。

そういえばWトリオ時代、当事者のザ・ビートルズがリリースするより先に25年ぶりの新曲“フリー・アズ・ア・バード”をカヴァーしたのも、2000年のTCOL北米欧ツアーのほとんどで“ヒーローズ”のカヴァーが唐突にラストを飾ったのも、たぶんブリューの思いつきだったはずだ。おもいきり。

そのセンスの是非はともかく――あの嫌になるほど戒律的なフリップ卿が、Vドラムも含めてあんなブリューの思いつきを却下するどころか手厚く採用してきたのだから、信じられない私なのだ。

たしかに80年代以降のフリップにとってブリューは得難い人材で、〈彼抜きのキング・クリムゾン〉は2014年のクリムゾン楽団始動までありえなかったし、実際に不可能だった。だってブリュー以外に詞が書けて唄えるメンバーはいなかったからだ。ビルブルやガンの不在とはわけが違う。だからこそ、さすがのフリップ卿でも彼をなんとか引き留めるために、ぐっと堪えて何度もいろいろ譲ってきたに違いない。

そうした精神的消耗がまさにピークだったはずのこの天国地獄期だけに、フリップのクリムゾンに対する執着が珍しく中途半端だったとしても、さすがに責められないな私。

しかしそれ以上にフリップの身も心も消耗させる、もうひとつの闘いがあった。

積年の仇敵――しかもその幻影相手の先が見えぬ泥仕合、である。たぶん。


 1993年10月、シルヴィアン&フリップ再来日公演時のインタヴューの席上、冒頭から彼はマシンガンのように喋り倒した。

市川 相変わらず複数のユニットを同時進行させてるようですけども。

フリップ まずジ・オーブとのコラボレーションだ。英国のレイヴ・シーンといったらもう……半端じゃないのだよ。エクスタシーでハイになりながら、一晩中踊り狂っている。もちろん私はレイヴ・パーティーに出かけるようなタイプの人間ではないが。

市川 もしそうだったら二度と逢いません。

フリップ (我意得笑)それでも、ジ・オーブと仕事はしたいと思っていた。実は3週間前にそのアルバム(←『FFWD』1994年)を既に完成させたのだが、非常にエキサイトしたね。来年2月には彼らとツアーも廻る予定だ。

市川 はいはい。

フリップ その一方ではフリップ&イーノの新作(←2007年未発表音源集『ビヨンド・イーヴン(1992-2006)』収録の“クロス・クライシス・イン・ラスト・ストーム”を含む)も制作途中だし、クリムゾンの更なるBOXセットも2つ進行中(←1997年『エピタフ』『ザ・ナイトウォッチ』に結実)だね――おっと来年3月に日本で発売する新生クリムゾンのミニ・アルバム(←『ヴルーム』1994年)をこの元旦からレコーディングするのだが、それに合わせて過去のクリムゾンも全カタログ再リリースする。あと……英国の若手グループNO MANのアルバム(←『フラワーマウス』1994年)でもプレイしたし、LA出身の女性シンガー、トニ・チャイルズのアルバム(←『ザ・ウーマンズ・ボート』1994年)にも参加した。

市川 はいはい。

フリップ どうかね。私は忙しいのだ。しかし私の本当の仕事は決してきみたちの目に入ることはない、と断言しておく――前のマネジメントのEGに対して訴訟を起こしている。きみはロンドンの保険業界の現状に関して、詳しいかね。

市川 へ? いえ、まったくもって存じておりませんけども。

フリップ じゃあ今日は特別にレクチャーしてあげよう。

市川 喋りたくて喋りたくてしょうがない、って顔してますね。

フリップ (満更顔微笑)この1988年から1990年は英国の保険業界にとって最悪で、60億ポンドもの損害を出す大混乱に陥った。これにより35,000の個人が経済的責任を負うわけで、多くの会社が倒産し個人は破産した。その中には、私のかつてのマネージャーも含まれていた。その彼らはEGとは別の財産管理会社も経営していたが、それも1992年8月に倒産してしまった。そこで彼らは自分たちの支払能力を維持するために、私の全作品を含むEGの全カタログおよびその出版権をなんと売却したのだ。当然、彼らにそんなことができる権利はない――これが私の主張だ。だから……1991年4月から1992年3月の私はフルタイムで、この問題と闘っていた。

市川 あれ。シルヴィアン&フリップ初来日の時期と一致してたんですねぇ。

フリップ そう、まさに瀕死の状態だったのだよ。

市川 どんな形で訴訟にかかわってたんですか。

フリップ EGとヴァージンとBMGを訴えている。つまり、世界最大規模の音楽関連企業グループの内の二つを相手にしているのだ。そして対する私は、ただのひとりの人間というわけだよ。とにかくこれが、私の人生の中できみが目にすることのないはずの部分なのだ。ミュージシャンは皆騙され、搾取されている――皆わかっているんだが、でも止められない(嘆息)。

市川 戦況に明るい兆しは見えますか。

フリップ ふふふ。いまでは訴訟に費やす時間も半分には減ったが、次回きみに逢って話すときには、願わくば私の人生から完全に消え去っててほしいね(苦笑)。たしか昨日から、ジョージ・マイケルとソニーの裁判が開始したのではなかったかな? もしも彼が勝利すれば、この世に存在するすべてのレコード契約が実質上無意味なものになるだろう。無論、もし彼が勝てば……とにかくジョージ・マイケルが勝訴すれば、すべてが上手く運ぶのだが……。

市川 彼の裁判の最大の争点は何でしたっけ。

フリップ 彼はかつて米CBSの契約アーティストだったが、日本のソニーがCBSを買収した途端に、当然ながらCBSとの関係は解消されてしまった。一方、彼が新たにソニーで制作するレコードは、彼が制作費を負担するにもかかわらずリリースするか否かの判断はソニーの裁量に任されているばかりか、しかもたとえリリースしなくてもソニーがその楽曲を所有しているとは!

市川 アーティストが制作費を払ってるのに、アーティストの原盤権が認められない?

フリップ そうだ。〈レコード会社が作品の著作権や原盤権を所有する〉と自動的に設定されてしまう現状には、胸が悪くなるね。

市川 もしかしてあなたの過去の作品群も、同じ目に遭ってきたんですかね。

フリップ そうだ。まさに現在動いてるシルヴィアン&フリップの作品も、残念ながらヴァージンの所有物にされている。我々が制作費を
払って制作したにもかかわらず。

市川 あ、だからなのかぁ。

フリップ だからどうしたのだ。

市川 初日(←1993年10月14日@五反田簡易保険ホール)を観たら、〈ザ・デヴィッド・シルヴィアン・ソロ・ライヴ〉かと思っちゃいましたよ。全15曲中過半数の9曲はシルフリ名義の楽曲だけど、レイン・トゥリー・クロウ1曲にデビシル・ソロ4曲――あなたと彼が初めて共演した『ゴーン・トゥ・アース』収録曲ではあるし、あなたのソロも1曲(←“エクスポージャー”)だけ披露されたにせよ、あなたが一歩退いてデビシルを立ててるように映りましたね、私には。

フリップ それで?

市川 常々「音楽とは真実であること」と公言してはばからぬあなたですから、手を抜いてるとは思いません。が、せっかく表現衝動の創造的な暴走っぷりが見事だったシルフリだっただけに、正直残念だったなと。

フリップ ふむ。きみの的確な指摘に答えるには、新しいキング・クリムゾンの現況について触れなければならない。ヴァージンはクリムゾンとのレコード契約にも、シルヴィアン&フリップ同様の関係をオファーしてきたのだ。私は交渉の席でびりびりに引き裂いたその書類を相手の目の前に置き、「これがあなた方のオファーに対する私の正式回答として御承諾いただきたい」と言った。すると相手はこうつぶやいたよ、「ロバート、きみの頭から湯気が出ている」とね(愉笑)。

市川 わははは。

フリップ とにかく私は、〈キング・クリムゾンは自腹を切ってレコードを作り、ヴァージンはそのレコードを無償で保有する〉という提案に「ノー」と応え、それ以上の交渉を打ち切ったのだ。一方、シルヴィアン&フリップはライヴ・マテリアルをかなりストックしており、今回のツアーも全公演ライヴ録音する。だから来年3月までにはライヴ・アルバムの準備(←『ダメージ』1994年)も整うはずだ。しかしさっき明かしたような現在のシルヴィアン&フリップとヴァージン間の取り決めは、あくまでもシルヴィアンとヴァージン間のレコード契約に基づいたもので、到底私が満足できるものではないよね?

市川 でしょうなあ。

フリップ だから、今後ヴァージンからリリースされるシルヴィアン&フリップのレコードに関してはすべて、キング・クリムゾンの契約における合意に基づいて取り決めが行なわれなければならないこととした。でなければ作品は一切出さない(←きっぱり)。なぜならば、レコード会社が所有するレコードを作るために金を払う用意は、私にはないからだ――以上がシルヴィアン&フリップの現状だ。次の話題に進んでくれたまえ。

市川 身も蓋もないですな。

フリップ 極めて正確に現状を話したつもりだが。

市川 えー今回は非常に話が具体的かつ暗重いので、そろそろ前向きな話をしませんか。

フリップ まったく賛成だ(醒笑)。



1990年以降のロバート・フリップを突き動かしてきたのは、音楽的表現衝動そのものよりも、実は自分を搾取してきた旧態然とした音楽ビジネスの理不尽に対する〈恩讐のルサンチマン魂〉に他ならない。しかしながら、逢う度に我田引水の屁理屈でひねくれてみせるフリップが、こと業界糾弾関連の話になると人が変わったように積極的にしゃべくるのだから、皮肉な話だ。

ともあれ財テクの損失をEGの売上で補填したことにより、本業の業績が悪化。❶契約アーティストたちに対する、決められた会計期間内でのロイヤリティーの実行と、➋レコーディング・アーティストたちへのギャラの支払いが困難になった。つまり肝心のEG本体が損失計上した1991年初頭、ザ・リーグ・オブ・クラフィティ・ギタリスツのツアーが中断の憂き目を見る一方で、マイケル・ジャイルズが未払い金の支払を求めEGを訴える。そして3月フリップがそのEGの法的手段にもめげず辞職を表明した一か月後に、よりにもよって全カタログをヴァージンに売却されると、怒髪天を衝いたフリップが翌92年3月法廷闘争をかまし、あの七年戦争の戦火が長く燃え続くのであった。

そのさなかの1993年にEGに代わる作品のリリース・レーベルとして登場したのが、《ディシプリン・グローバル・モービル》――継続中の骨肉の争いを反面教師にしたこのDGMは、まさにフリップにとって〈理想のレーベル〉だったはずだ。

そのお題目は、【A Small Mobile And Independent Record Company(小さくも、活動的で独立したレコード会社)】。

まずレーベル発足当初は、クリムゾンやフリップのソロの旧譜リリースが、裁判に勝訴してヴァージンとBMGから原盤権が戻ってくる1999年まで叶わなかっただけに、個人の所有物として認められてたフリップ所有の膨大な未発表ライヴ音源群の商品化に、活路を見い出すしかない。しかし、ただひたすらアーカイヴ商売するのもいよいよ〈過去のひと〉感が増長するだけだから、そこに〈あくまでも現役バンド〉キング・クリムゾンの説得力が必要だった。もちろん「七年周期説」的な音楽的必然性もあっただろうが、新会社の販促ツールもしくは広告塔としてのクリムゾンを、どうしても再始動させねばならなかったに違いない。

のちにそこらへんのビジネス・コンセプトを徹底的にあげつらい、きっぱりフリップと袂を分かったビルブルの気持ちも、わからないではないけども。


さてこのDGM、➀Wトリオ・クリムゾン予想外の大盛況と➁80年代末から90年代前半にかけてのCDによる天下統一に伴う〈CD化景気〉により、商業的に順風満帆な船出を飾る。特に後者➁は、『エピタフ』『ザ・ナイトウォッチ』『アブセント・ラヴァーズ』といった奇蹟の発掘ライヴCDシリーズ以上に、《キング・クリムゾン・コレクターズ・クラブ(KCCC)》がいろんな意味で特徴的だった。

いまでこそ膨大な数のライヴ音源とスタジオ・セッション録音を即ダウンロード購入できる、〈悪の温床〉もとい〈諸悪の根源〉もとい泣くプログレッシャーも黙る悪のアーカイヴ・コンテンツ帝国《DGM Live》にアップデートしたが、1998年10月開始当時の定款は、「ブートレグ音源やフリップ所有のサウンドボード音源などをソースに執拗な編集とリマスタリングを施したCDを、会員制で頒布販売する国際郵便通販サーヴィス」。なぜか北米欧限定の会員登録(のちに日本からも購入可能)だったため、例外的に日本のみ(ほぼ)3タイトルずつBOX化した『ザ・コレクターズ・キング・クリムゾン』が全10集、期間限定リリースされたのが昨日のことのように想い出される。ああ。

1999年秋からの旧譜30周年記念リマスタリング・シリーズ以来カタログCDも未だコンスタントに売れ続けているし、このアーカイヴ商売こそが経費がかさむWトリオや生産性が低いProjeKctのみならず、DGMの屋台骨そのものを支えてきたといえる。


 「活気ある流通経路を取得して、発表されることのなかった音楽をリリースできる」
 「ヴァージンとの関係が消滅しても、キング・クリムゾンは存続できる」


たしかに、21世紀初頭のIT革命(←死語)に結果的に上手く乗っかったのは素晴らしいが、とはいえそもそもの発想自体はリチャード・ブランソンが1970年に始めた変なロックのレコード通販事業《ヴァージン・レコード》と似たようなものなのだから、可笑しい。皮肉な話だ。

というか、正真正銘の旧世代であるフリップのレーベル観は、やはりクラシカルである。たとえば「レーベルたるもの、優秀なミュージシャンと作品を世間に届けねばならない」とばかりに、実はDGM、精力的に契約アーティストを集めていたりもした。

クリムゾン・メンバーのソロや関連ユニットは当然として、CGTにヨーロッパ・ストリング・クワイアにギットボックスにロス・ガウチョス・アラマンにトニー・ジェパールといった、例のギター・クラフト卒業生たちの面倒も見る。ピート・ハミル、ビル・ネルソン、ジョン・ポール・ジョーンズなんてクセが強い大物勢も名を連ねたし、あげくテン・セカンズにザ・ローゼンバーグスといった、インダストリアル系やNYパワー・ポップの新人バンドたちとも契約してしまった。

おいおい全然小さくないぞDGM。どこから見ても旧態然とした、典型的なアーティストのセルフ・レーベルだ。でも仕方がない。だって1968年9月にGG&Fでレコード・デビューして以来、彼の知るレーベルとはこういう類だったのだ。そしてだとしても、一方的に搾取され続けたEG時代の反動でフリップが並々ならぬ熱意とリビドーでレーベル経営に注力したのもまた、事実なのだから。

つまりフリップにとっては初めて、音楽ビジネスというものを意識しながらキング・クリムゾンを演らざるをえなかったのが、この時期だった。会社の存続と事業拡大を賭け、〈周回遅れの青年実業家〉は理想と現実の狭間で汗かいていたのだ。

《The ConstruKction Of Light Tour 2000》67公演→《The Level Five Tour 2001》51公演→《The Power To Believe Tour 2003》59公演→《The Eyes Wide Open Tour 2003》16公演と、アルバムやらミニアルバムやらDVDやら〈新商品〉を発売する度に結構な公演数のツアーを周到に敢行。そこには幾つかの動機が透けて見える。

まずDGM経営者としては当然の、新作プロモーション。また、音楽エンタテイメントの主流コンテンツが近い将来確実に〈ソフト〉から〈ライヴ〉へ完全移行すると踏んだ、ツアー部門の拡大戦略。

そして、《DGM Live》によるデジタル配信および将来的なフィジカル化に備えた、二次使用目的の全公演ライヴ音源化。しかも2000年5~6月のTCOLツアー前半・欧州篇は、撮影されて映像記録も残している。ちなみに、ごく一部は『ヘヴィ・コンストラクション』のエンハンストCDやライヴDVD『アイズ・ワイド・オープン』のエクストラ部に収録済みだったが、撮影された全20公演のライヴ映像各30~40分、計10時間強が今回の『ヘヴン&アース 1998-2008』箱で陽の目を見てしまった。

やたら暗ぁぁぁぁい照明の下で既存曲よりもインプロに没頭するシーンが多く、この閉塞感が支配する映像は、経営者的には要再考案件だと思うが。

実はこの映像が、KCCCが通販からデジタル配信にシフトしていく以前の1999年秋に早くも設立した、「クリムゾンの全ステージを録画録音して、インターネットで映像配信したりライヴCDをリリースする」DGMの子会社《ブートレグTV》のコンテンツだった。実は新分野にも積極的に取り組んでた、元祖IT社長だったのねフリップ卿。

ふと思った。

この時代のキング・クリムゾンに漂う独特の〈無機質な悲壮感〉とは、フリップの心象風景を映し出したものだったのではないかと。本人の意志に関係なく。なんか昔のロッキングオンみたいな物言いになっちゃうけれど、ともすればカタログ・レーベル扱いされかねないDGMに対する暗澹たる危機感が、リアルタイムで存在するクリムゾンを、半ば脅迫的にフリップに稼働させた気がしてならない。

我々には、それが世にも不思議な〈キング・クリムゾンのハイブランド化〉に映った。

しかし、「現場の最前線に立っていること」そのものに、ビジネス的にもアーティスト的にも価値を見い出そうとしてしまった、ある意味〈承認欲求〉としてのキング・クリムゾンだったのではないか。

もっと単刀直入に言えば、〈言い訳〉としてのキング・クリムゾン。

せっかくの宿願だった理想的なレーベルを、もっと躍進させたい。そのためには、尋常じゃない演奏力と発想力が揃って初めて威力を発揮するクリムゾンの表現力は不可欠で、しかも時代に寄せなければならなかったフリップの心中は察して余りある。

すると歌詞が書けて唄えるエイドリアン・ブリューは絶対手放せないし、“フラクチャード”やら“太陽と戦慄パート4”やら“レヴェル・ファイヴ”やらの大河ドラマ曲も欠かせないわけで、それもまたつらい。

自縛のフリップ卿。

「ロバート・フリップが中途半端、というキング・クリムゾン史上初の異常事態」と、今回の一連の原稿でずっと書いてきた。正確を期すなら、唯一フリップが邪まだった時代。最も否定していたはずの迎合や妥協をつい意識してしまったからこその迷走が、結果的に当時のクリムゾンをやたらストイックな袋小路サウンドに追い詰めたのだから、音楽って面白い。

要するに圧倒的な情報量を誇る『ヘヴン&アース』箱とは、フリップの煩悩が生み落とした〈もうひとつのキング・クリムゾン〉の、世紀を跨いだ11年間におよぶ年代記に他ならない。だからいくら聴いてもカタルシスは得られないものの、行き場のない葛藤がそこかしこで暴発している不安定さに、つい引き込まれたりもしたのだ。

不幸にも2000年代が年を重ねるにつれ、あれほど大盛況だった音楽マーケットはみるみる収縮。すると当然、DGMもそのビジネス・スケールが一気にシュリンクしてしまった。クリムゾンの現メンバーやOBも例外なく、契約アーティストはほぼ整理され、子会社も閉じた。確実な収益が見込まれるカタログ・レーベルへと進路変更することとなる。幸いKCCCのデジタル配信は時流に先んじてたし、2003年にはヴァージンの倉庫で発見された『宮殿』のオリジナル・マスター・テープが返却されるなど、アーカイヴ商売の高まる機運がフリップの味方をした気がする。悪運強い。

そのさなかの2003年末にガンが脱退、翌2004年秋にレヴィンが復帰したもののバンドとして稼働することなく、活動停止となった。音楽的にもビジネス的にも無理と判断された結果だ。

来たるべくクリムゾン復活に備えてだったのか、フリップ&ブリューだけのP6がポーキュパイン・ツリー2006年北米ツアー4公演の前座に出演したが、いくら音色が進化しようとギター&Vドラムによるインプロ・デジ・ロックはやはり、つらかった。

そして『天国地獄』箱は正真正銘の初出――2008年8月14・15・16・17日ニューヨーク四日間公演から抜粋された、ほぼ幻の40周年記念ラインナップ【フリップ/ブリュー/レヴィン/マステロ/ギャヴィン・ハリスン】ライヴ音源で完結する。DGM Liveで既に公開されてた8月7日シカゴ公演はミスだらけの劣化っぷりに失望したが、NYは全11公演のラスト4本なのでさすがの轟音アンサンブルが実現した。“トーキング・ドラム”からの“太陽と戦慄パートⅡ”とかWトリオ期以来のセトリ復活を果たしたりと、聴き応えは充分だったりする。しかし「このラインナップならではの必然性がない」と言われれば、目線が合わないように下を向くか、遠くを見つめるしかない。


当時の私は、これが最後のクリムゾンだと本当に思った。

でも2019年が暮れようというのに、いまもキング・クリムゾンを書いている。

邪まなロバート・フリップは無駄ではなかったのだ。














第一回「ジョン・ウェットンはなぜ<いいひと>だったのか?」はコチラ!

第ニ回 「尼崎に<あしたのイエス>を見た、か? ~2017・4・21イエス・フィーチュアリング・ジョン・アンダーソン、トレヴァー・ラビン、リック・ウェイクマン(苦笑)@あましんアルカイックホールのライヴ評みたいなもの」はコチラ!

第三回「ロバート・フリップ卿の“英雄夢語り”」はコチラ!

第四回「第四回 これは我々が本当に望んだロジャー・ウォーターズなのか? -二つのピンク・フロイド、その後【前篇】-」はコチラ!

第五回「ギルモアくんとマンザネラちゃん -二つのピンク・フロイド、その後【後篇】ー」はコチラ!

第六回「お箸で食べるイタリアン・プログレ ―24年前に邂逅していた(らしい)バンコにごめんなさい」はコチラ!

第七回「誰も知らない〈1987年のロジャー・ウォーターズ〉 ーーこのときライヴ・アルバムをリリースしていればなぁぁぁ」はコチラ!

第八回「瓢箪からジャッコ -『ライヴ・イン・ウィーン』と『LIVE IN CHICAGO』から見えた〈キング・クリムゾンの新風景〉」はコチラ!

第九回「坂上忍になれなかったフィル・コリンズ。」はコチラ!

第十回「禊(みそぎ)のロバート・フリップ ーー噂の27枚組BOX『セイラーズ・テール 1970-1972』の正しい聴き方」はコチラ!

第十一回「ああロキシー・ミュージック(VIVA! ROXY MUSIC)前篇 --BOXを聴く前にブライアン・フェリーをおさらいしよう」 はコチラ!

第十二回 「ああロキシー・ミュージック(VIVA! ROXY MUSIC)後篇 --BOXを聴いて再認識する〈ポップ・アートとしてのロキシー・ミュージック〉」はコチラ!

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第十四回 「ピーター・バンクスはなぜ、再評価されないのか --〈星を旅する予言者〉の六回忌にあたって」はコチラ!

第十五回 「悪いひとじゃないんだけどねぇ……(遠い目)  ―― ビル・ブルフォードへのラブレターを『シームズ・ライク・ア・ライフタイム・アゴー 1977-1980』BOXに添えて」はコチラ!

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第十七回 「クリス・スクワイアとトレヴァー・ホーン -イエスの〈新作〉『FLY FROM HERE -RETURN TRIP』に想うこと- 前篇:スクワイアの巻」はコチラ!

第十八回 「クリス・スクワイアとトレヴァー・ホーン -イエスの〈新作〉『FLY FROM HERE-RETURN TRIP』に想うこと- 後篇:空を飛べたのはホーンの巻」はコチラ!

第十九回「どうしてジョン・ウェットンを好きになってしまったんだろう(三回忌カケレコスペシャルversion)」はコチラ!

第二十回「どうしてゴードン・ハスケルは不当評価されたのだろう ー前篇:幻の1995年インタヴュー発掘、ついでに8人クリムゾン来日公演評も。」はコチラ!

第二十一回「どうしてゴードン・ハスケルは不当評価されたのだろう -後篇:幻の1995年インタヴューを発掘したら、めぐる因果は糸車の〈酒の肴ロック〉」はコチラ!

第二十二回「鍵盤は気楽な稼業ときたもんだ--あるTKの一生、に50周年イエス来日公演評を添えて」はコチラ!

第二十三回「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう(by ビリー・シャーウッド)」はコチラ!

第二十四回「荒野の三詩人-誰かリチャード・パーマー=ジェイムズを知らないか-」はコチラ!

第二十五回「会議は踊る、プログレも踊る-リチャード・パーマー=ジェイムズを探して-」はコチラ!

第二十六回「我が心のキース・エマーソン & THE BEST ~1990年の追憶~」はコチラ!

第二十七回:「『ザ・リコンストラクション・オブ・ライト』は、キング・クリムゾンの立派な「新作」である。 プログレ「箱男」通信【KC『ヘヴン&アース』箱】号①」はコチラ!

第二十八回:「《The ProjeKcts》の大食いはいとおかし。 プログレ「箱男」通信【KC『ヘヴン&アース』箱】号②」はコチラ!

KING CRIMSONの在庫

  • KING CRIMSON / 21ST CENTURY GUIDE TO KING CRIMSON VOLUME TWO 1981-2003

    81〜03年までのスタジオ音源/ライヴ音源で構成されたアンソロジー、全65曲

  • KING CRIMSON / COLLECTORS’ KING CRIMSON VOL.2

    DGMコレクターズ・クラブ会員にのみ頒布されたライヴBOXの第二弾、82年と95年のライヴ音源を収録、全25曲

    • PCCY01440

      2タイトル3CDボックス、ボックスに帯付仕様、各タイトルはプラケース入り仕様、ボーナス・トラック3曲、36Pブックレット付仕様(英語版・日本語版)、定価5500+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯有

      若干解説ホチキス錆あり、側面部に色褪せあり

  • KING CRIMSON / COLLECTORS’ KING CRIMSON VOL.6

    DGNコレクターズ・クラブ会員にのみ頒布されたライヴBOXの第六弾、71/98/01年の音源を収録、全29曲

    • PCCY01583

      3枚組ボックス、ボックスに帯付仕様、各CDはプラケース入り仕様、定価6500+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:

      帯有

      帯に破れあり、ボックスにスレあり、その他は状態良好です

  • KING CRIMSON / EPITAPH VOLUME ONE AND TWO

    69年BBCセッション音源&69年ライヴ音源を収録

    69年のBBCセッションと69年10月のアメリカ公演を収録したライヴ・アルバム。

    • PCCY01087

      2枚組ボックス、各CDはペーパーケース仕様、オリジナル・ブックレットと日本製ブックレット付仕様、定価4369+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯無

      帯無、1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり、ボックスに黄ばみあり

    • PCCY01087

      2枚組ボックス、各CDはペーパーケース仕様、オリジナル・ブックレットと日本製ブックレット付仕様、定価4369+税

      盤質:傷あり

      状態:並

      帯有

      カビあり、帯に折れあり

    • PCCY01087

      2枚組ボックス、各CDはペーパーケース仕様、オリジナル・ブックレットと日本製ブックレット付仕様、定価4369+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯無

      帯無、1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり

    • DGM96071DGM

      2枚組

      盤質:傷あり

      状態:良好

      軽微な圧痕・軽微なしわあり

  • KING CRIMSON / GREAT DECEIVER – LIVE 1973-1974

    92年リリース、73-74年の未発表ライブ音源を収録、全47曲

  • KING CRIMSON / LIVE IN GUILDFORD 1972

    72年11月、『太陽と戦慄』期メンバーによるサリー州ギルフォードでのライヴを収録

  • KING CRIMSON / NEAL AND JACK AND ME

    82-84年の傑作ライヴ映像集

  • KING CRIMSON / NIGHT WATCH

    73年、アムステルダムでの壮絶なライヴパフォーマンスを収録!

    • PCCY01177

      プラ製透明スリップケース&ブックレット付仕様、2枚組、定価3689+税

      盤質:傷あり

      状態:並

      帯無

      帯無、スリップケースに汚れあり

    • PCCY01177

      プラ製透明スリップケース&ブックレット付仕様、2枚組、定価3689+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      帯中央部分に色褪せあり、スリップケースに経年変化あり

  • KING CRIMSON / VROOOM VROOOM

    96年メキシコ公演/95年NY公演を収録

  • KING CRIMSON / CONSTRUKCTION OF LIGHT

    よりヘヴィにより理知的に深化を遂げた00sクリムゾン第一弾、2000年リリース

  • KING CRIMSON / HAPPY WITH WHAT YOU HAVE TO BE HAPPY WITH

    02年リリース、「The Power To Believe」の予告編的ミニアルバム、全10曲

  • KING CRIMSON / ELEKTRIK: LIVE IN APAN 2003

    ロバート・フリップ/エイドリアン・ブリュー/トレイ・ガン/パット・マステロットによる03年東京公演を収録、全12曲

  • KING CRIMSON / POWER TO BELIEVE

    「ヌーヴォ・メタル」を標榜した03年作

  • KING CRIMSON / CIRKUS

    ライヴ音源集、NEON HEAT DISEASE(84〜98年)、FRACTURED(69〜96年)

  • KING CRIMSON / COLLECTABLE KING CRIMSON VOLUME 1

    74年、ドイツとアメリカでのライヴ音源

  • KING CRIMSON / CONDENSED 21ST CENTURY GUIDE TO KING CRIMSON 1969-2003

    06年リリースの高音質ベスト、全32曲

    • IEZP1

      2枚組、ボックス入り仕様、Tシャツ付き仕様、フリップ監修による06年デジタル・リマスター、定価4410

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      ボックス・Tシャツなし、帯に折れ・黄ばみあり

      1000円

      800円
      (税込880円)

      220円お得!


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  • KING CRIMSON / LIVE IN ARGENTINA 1994

    全35曲、ダブル・トリオ時代の歴史的パフォーマンスを捉えた映像作品

  • KING CRIMSON / LIVE IN CHICAGO

    17年6月28日シカゴでのライヴを収録

  • KING CRIMSON / LIVE IN VIENNA

    2016年のツアー、ウィーン公演のライヴ音源。CD3には、日本のみに発売が許可されたライヴ・イン・ジャパン2015公式ライヴ・アルバム『ジャパン・ツアー・オーディオ・ダイアリー』を収録。

  • KING CRIMSON / AUDIO DIARY 2014-2017

    14〜17年のライヴ音源集、18年リリース

  • KING CRIMSON / IN THE COURT OF THE CRIMSON KING

    69年発表、ロック・シーンの流れを変えた歴史的デビュー作!

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1969年に発表されたデビュー・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』は、プログレッシヴ・ロックのスタート地点となった大名盤であり、プログレッシヴ・ロックを聴くならまずはこのアルバムからと断言できる作品です。メンバーはギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストGreg Lake、ドラマーMichael Giles、管楽器に加えて鍵盤楽器(メロトロン)も担当するIan McDonald、そして作詞家Peter Sinfieldという布陣。「21世紀のスキッツォイド・マン」のオープニングから緊張感のある変拍子アンサンブルやユニゾン・フレーズが畳み掛け、「風に語りて」では牧歌的でありながら浮世離れした音世界を構築。“混沌こそ我が墓碑銘”の一節があまりに有名な「エピタフ (墓碑銘)」と、同じくリリックの幻想美に酔いしれる「ムーンチャイルド」を経て、メロトロンの洪水に溺れるシンフォニックな最終曲「クリムゾン・キングの宮殿」へ。“THE BEATLESの『Abbey Road』をチャート・トップから陥落させた”というエピソードの真偽はともかくとして、プログレッシヴ・ロック時代の幕開けを告げる衝撃的な作品であることは間違いありません。『クリムゾン・キングの宮殿』に触れずにプログレッシヴ・ロックを語ることは、まず不可能でしょう。

  • KING CRIMSON / CAT FOOD/GROON

    70年リリースのシングル。

  • KING CRIMSON / IN THE WAKE OF POSEIDON

    衝撃的デビュー作「クリムゾン・キングの宮殿」の構成を踏襲した70年2nd、前作に匹敵する重厚さドラマ性に加えジャズ系ミュージシャンを起用し新機軸も打ち出した一枚

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1970年に発表されたセカンド・アルバム『ポセイドンのめざめ』は、デビュー・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』の延長上に位置する作品となっています。『クリムゾン・キングの宮殿』発表後、ギタリストRobert Frippと作詞家Peter Sinfieldを除く3名が脱退を表明するも、諸事情によりGreg LakeとMichael Gilesは引き続き本作のレコーディングに参加。新たにKING CRIMSONに参加したのは、ピアニストKeith Tippett、管楽器奏者Mel Collins、ベーシストPeter Giles(Michael Gilesの実弟)、そしてヴォーカリストGorden Haskell。その結果、本作には8名ものミュージシャンの名前がクレジットされることになりました。音楽的にはデビュー・アルバムと同一線上で捉えることも可能ではありますが、例えばKeith Tippettのジャズ・ピアノをフィーチャーした「キャット・フード」、あるいは、ホルスト作曲の組曲「惑星(火星、戦争をもたらす者)」を思わせるリズムとカオティックなメロトロンが凄まじい相乗効果を生む「デヴィルズ・トライアングル」など、新たな試みも行われています。なお本作の後、Greg LakeはEMERSON, LAKE & PALMERとして再デビュー、そしてMichael GilesとPeter Gilesの兄弟はすでにKING CRIMSONを脱退していたIan McDonaldと共にMcDONALD AND GILESを結成します。

  • KING CRIMSON / LIZARD

    70年3rd、表題曲にはYESのジョン・アンダーソンが参加

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。セカンド・アルバム『ポセイドンのめざめ』を最後に、Greg Lake、Michael Giles、Peter Gilesが脱退。1970年に発表されたサード・アルバム『リザード』は、『ポセイドンのめざめ』に参加していたベース・ヴォーカリストGorden Haskellと管楽器奏者Mel Collinsが正式加入、さらにドラマーAndy McCullochを迎え入れ制作されました。ゲスト・ミュージシャンは、過去作にも参加のジャズ・ピアニストKeith Tippettがバンドメイト(コルネット奏者Mark Charigとトロンボーン奏者Nick Evens)を引き連れ参加している他、オーボエ奏者Robin Miller、さらにYESのヴォーカリストJon Andersonが、表題組曲「リザード」の「ルーパート王子のめざめ」で歌声を響かせています。本作は、Keith Tippettが持ち込んだフリー・ジャズのエッセンスがグループに新たな息吹を注ぎ込んだ作品であり、特に「インドア・ゲイムズ」や「ハッピー・ファミリー」におけるインプロヴィゼーションなどで、その影響をはっきりと聴き取ることができるでしょう。一方で、フルートが舞う「水の精」ではこれまでのKING CRIMSONらしい牧歌性も披露。ラストには20分を超える表題組曲「リザード」が控えます。フリー・ジャズへの接近を通じて、後のKING CRIMSONサウンドの重要なポイントとなる即興色を拡張した傑作です。

  • KING CRIMSON / ISLANDS

    クリムゾン史上最も儚く美しいサウンドを聴かせる71年4th

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。サード・アルバム『リザード』をリリース後に、ベース・ヴォーカリストGorden HaskellとドラマーAndy McCullochが脱退。1971年に発表された4thアルバム『アイランズ』は、ベース・ヴォーカリストBoz(Boz Burrell)とドラマーIan Wallaceを迎え制作されました。ゲスト・ミュージシャンは、前作『リザード』にも参加のジャズ・ピアニストKeith Tippett、コルネット奏者Mark Charig、オーボエ奏者Robin Millerに加えて、ダブル・ベース奏者Harry Millerと女性オペラ歌手Paulina Lucasが新たに参加しています。本作は、いて座三裂星雲のジャケットが示す通り「静寂」あるいは「静謐」といったワードが相応しい神秘的なサウンドが展開される傑作。KING CRIMSONらしいヘヴィネスが炸裂する『船乗りの話』のような楽曲も収められていますが、全体的にアコースティック楽器に比重が置かれています。Keith Tippettらは言うまでもなく、Harry Millerの浮世離れしたダブル・ベースや、Paulina Lucasの魔術のようなソプラノ・ヴォイスも楽曲に素晴らしいアクセントを加えています。本作を発表後、Peter SinfieldがRobert Frippと対立し解雇、さらに残る3名も音楽性の違いが明確になりKING CRIMSONは解散。Robert Frippは再始動に向けて新たなメンバーを探すことになります。

  • KING CRIMSON / EARTHBOUND

    72年アメリカ公演時のライヴ作、あまりに凶暴な『21世紀のスキッツォイドマン』ライヴテイクは必聴!

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1971年の4thアルバム『アイランズ』を発表後、Peter SinfieldがRobert Frippと対立し解雇され、さらに残る3名もRobert Frippとの音楽性の違いが明確になりKING CRIMSONは解散となりました。1972年に発表された『アースバウンド』は、解散決定後のアメリカ・ツアーの模様を収録したライブ・アルバムであり、KING CRIMSONのディスコグラフィーの中で最も批判的意見の多い作品と言えるでしょう。その最も大きな理由は音質の悪さにありますが、やはり録音状態の良し悪しは作品の評価に直結してしまうため、本作に対する評価は必ずしも高くありません。ただし、発売から半世紀が経過した現在であれば、本作にもKING CRIMSONの歴史上重要な史料的価値があります。ライブ・アルバムとしては必ずしもオススメできる作品とは言い切れませんが、『クリムゾン・キングの宮殿』から『アイランズ』までを聴いた後でこの作品に触れると、KING CRIMSONに関する知識をより深めることができるでしょう。

    • IECP10007

      紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、内袋付仕様、初回プレスのみステッカー付仕様、定価2500+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯有

      ステッカー無し

      1000円

      800円
      (税込880円)

      220円お得!


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    • PCCY01621

      30周年記念盤、24bitHDCDリマスター、定価2200+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯無

      帯無、ケースにスレあり

  • KING CRIMSON / LARKS’ TONGUES IN ASPIC

    フリップ以外のメンバーを一新して制作された73年作5th、圧倒的な緊張感とダイナミズムが支配する大傑作!

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。4thアルバム『アイランズ』を発表後に解散したKING CRIMSONですが、Robert Frippは新たなメンバーを探しKING CRIMSONを再始動。グループの最高傑作と名高い1972年の5thアルバム『太陽と戦慄』を世に送り出しました。メンバーはギタリストRobert Frippに加えて、ベース・ヴォーカリストJohn Wetton、ドラマーBill Bruford、パーカッション奏者Jamie Muir、ヴァイオリン奏者David Crossという布陣。本作は、確かな技巧を持ったミュージシャンたちによる最高品質の実験音楽作品であり、1曲目の「太陽と戦慄 パートI」と最終曲「太陽と戦慄 パートII」に象徴される、即興演奏を重視したメタリックなプログレッシヴ・ロックの大傑作となっています。また、2つの先鋭的な楽曲に挟まれた中盤の楽曲たちも素晴らしく、John Wettonのヴォーカルが冴えわたる「土曜日の本」や、最初期のKING CRIMSONサウンドが頭をよぎる「放浪者」、 ヘヴィーなギターとスキャットから始まる「イージー・マネー」 、Jamie Muirの話し太鼓(西アフリカの伝統的な太鼓の奏法)を曲名に冠した「トーキング・ドラム」と、どの楽曲も強烈な個性を持っています。ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックを聴くうえで、避けて通れない名盤です。

  • KING CRIMSON / RED

    フリップ、ウェットン、ブルーフォードの三人が尋常ならざる緊張感の中で生み出したクリムゾンを代表する傑作、74年作7th

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。6thアルバム『暗黒の世界』後にヴァイオリン奏者David Crossが脱退。3人体制となったKING CRIMSONは、1974年に7thアルバム『レッド』をリリースしました。メンバーは、ギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストJohn Wetton、ドラマーBill Brufordという布陣。ゲストには、ソプラノ・サックス奏者Mel Collins、アルト・サックス奏者Ian Mcdonald、ヴァイオリン奏者David Cross、コルネット奏者Mark Charig、オーボエ奏者Robin Millerという旧メンバーあるいは過去作にもゲスト参加の経験を持つミュージシャンたちが迎えられています。その内容は、アルバムのオープニングを飾る「Red」から破壊的なギター・サウンドとアグレッシヴなリズム・セクションに驚愕する傑作。KING CRIMSON作品の中で最も素晴らしいバラード曲との呼び声も高い「堕落天使」、初期のKING CRIMSONサウンドをヘヴィーに再構築したような「再び赤い悪夢」、インプロヴィゼーションのライブ録音楽曲「神の導き」、抒情的なヴォーカルが印象的な前半部とギターやサックスが暴れまわる後半部から成る長尺曲「スターレス」と、全曲がプログレッシブ・ロック史に残る名曲です。本作のリリースをもって、KING CRIMSONは再び解散することとなりました。裏ジャケットに使われている、レッド・ゾーンに振り切れた音量メーターが、本作の狂暴な音楽性と当時のグループの状況を示唆しています。

  • KING CRIMSON / STARLESS AND BIBLE BLACK

    精緻にしてヴァイオレンス!ライヴ音源とスタジオ音源に巧みな編集を施した74年作7th、クリムゾン史上の難曲「FRACTURE」収録

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。5thアルバム『太陽と戦慄』に続いて1974年にリリースされた6thアルバム『暗黒の世界』は、スタジオ・レコーディングとライブ・レコーディング(73年録音)が混在する変則的な作品となっています。収録曲順に見ていくと、「偉大なる詐欺師」と「人々の嘆き」は完全なスタジオ・レコーディング。「隠し事」はライヴ・レコーディングで、「夜を支配する人」はライヴ・レコーディングの冒頭から途中でスタジオ・レコーディングに切り替わります。「トリオ」はライブ・レコーディングで、「詭弁家」はライブ・レコーディングに後からスタジオ・ヴォーカルをかぶせた楽曲。「暗黒の世界」と「突破口」はライブ・レコーディングとなっています。前作『太陽と戦慄』でパーカッション奏者Jamie Muirが脱退したため、本作のメンバーはギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストJohn Wetton、ドラマーBill Bruford、ヴァイオリン奏者David Crossという布陣。内容的には、初期の強烈なKING CRIMSONサウンドに回帰したようなスタジオ楽曲と、インプロヴィゼーションで聴かせるライブ楽曲に分かれています。本作を発表後にDavid Crossが脱退し3人体制となったKING CRIMSONは、次作『レッド』の制作に取り掛かります。

  • KING CRIMSON / USA

    75年リリース、『RED』発表前の爆発的パフォーマンスを収録した名ライブ盤!

    75年発表のライブ・アルバム。「RED」発表前の74年に録音されており、当時のラインナップはRobert Fripp(g)、John Wetton(b、vo)、 Bill Bruford(ds)、David Cross(vln、key)の4人編成。アルバム中3曲でEddie Jobson(vln、key)のパートがダビングされています。鮮やかなヴァイオリンの旋律を切り刻むメタリックなギター・リフ、グイグイとウネリを生み出して暴走するリズム隊。この時期ならではのパワフル且つ緊迫感溢れる即興演奏に終始圧倒されっぱなし。代表的名曲「21st Century Schizoid Man」では原曲のサックス部分をヴァイオリンで再現しており、よりヒステリックな爆発力を楽しむことが出来ます。沸点目掛けて上り詰めるRED期クリムゾンの凄さを体験出来る名ライブ盤。

  • KING CRIMSON / DISCIPLINE

    80sクリムゾンの幕開けを告げた衝撃の81年作!

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1974年に7thアルバム『レッド』を発表し、KING CRIMSONは解散。しかし、ソロ・ミュージシャンとして活動する中でバンドへの意欲が高まったRobert Frippは、ギター・ヴォーカリストAdrian Brew、ベーシストTony Levin、そしてドラマーBill Brufordと共にKING CRIMSONを再結成しました。アメリカ人ミュージシャン2名が加入した新生KING CRIMSONによる1981年の8thアルバム『ディシプリン』は、フリッパートロニクスと称されるギター・シンセサイザー、スティック・ベース、電子ドラムといった新しい楽器が導入され、音楽性も、アフリカン・ミュージック(ポリリズム)の民族色を取り入れたアプローチや、ミニマル・ミュージック、そしてニュー・ウェイヴやディスコ・ミュージックのような流行音楽にまで手を伸ばし新しいKING CRIMSONサウンドを生み出しています。『ディシプリン』はリリース当時こそ音楽性の変化が賛否両論を巻き起こしたものの、現在では『クリムゾン・キングの宮殿』や『太陽と戦慄』と並んでグループの傑作アルバムのひとつと言われる高い評価を受けています。

    • VJCP2308

      ロバート・フリップによる89年リマスター 、ファミリーツリー付き 、定価2233+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      若干折れ・若干ケースツメ跡あり、側面部に色褪せあり

      800円

      640円
      (税込704円)

      176円お得!


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    • IECP50010

      黄色と黒の帯デザイン、HDCD、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲、定価1886+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯有

    • PCCY01530

      デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲、定価2310

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯無

      帯無、軽微なケースツメ跡あり

    • IECP10041

      紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲、初回プレス盤限定ステッカー付仕様、定価2,500+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯有

      帯中央部分に色褪せあり

    • PCCY00668

      ロバート・フリップによる89年リマスター、定価2136+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯無

      帯無、黄ばみあり

    • IEMQ15

      紙ジャケット仕様、MQA-CD(CDプレイヤーで再生可/ハイレゾ再生にはMQA対応プレイヤーが必要)、11年スティーヴン・ウィルソン・ステレオ・ミックス、英文ブックレット封入、定価2800+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯有

      6000円

      4800円
      (税込5280円)

      1320円お得!


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    • KCSP8KING CRIMSON

      40TH ANNIVERSARY SERIES、デジパック・スリップケース付き仕様、2枚組(CD+DVD)、ボーナストラック3曲、DVDはNTSC方式、リージョンフリー

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      スリップケースにスレあり

      1490円

      1192円
      (税込1311円)

      328円お得!


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    • 724381012321/CAR101232CAROLINE

      30th ANNIVERSARY EDITION、HDCD、24bitリマスター

      盤質:傷あり

      状態:良好

      600円

      480円
      (税込528円)

      132円お得!


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  • KING CRIMSON / BEAT

    80sクリムゾン第2弾、82年作

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1981年の8thアルバム『ディシプリン』で再始動したKING CRIMSONは、翌82年に9thアルバム『ビート』を発表しました。メンバーは、ギタリストRobert Fripp、ギター・ヴォーカリストAdrian Brew、ベーシストTony Levin、そしてドラマーBill Brufordという布陣であり、KING CRIMSONの歴史上初めて前作と同一メンバーによるスタジオ・アルバムとなりました。本作は、ビートニク(第二次世界大戦後のアメリカで起こったカウンター・カルチャー)の作家であるジャック・ケルアックの作品「路上」に着想を得たアルバム。例えば冒頭の「ニール・アンド・ジャック・アンド・ミー 」はニール・キャシディ(上記「路上」の登場人物のモデルとされる)、ジャック・ケルアック、そして「ミー」がAdrian Brewを指しています。同一メンバーということもあって8thアルバム『ディシプリン』からの流れを汲んだ内容であり、ポリリズムの多用、ミニマルなフレージング、エスニック・ミュージックのテイスト、そしてインプロヴィゼーションなど、前作から継承されたサウンドを聴かせています。ニュー・ウェイブ風のポップな衣装を身にまといつつも、注意深く耳を傾けてみると非常に高度な音楽的アプローチを行っているというのが、この時期のKING CRIMSONの特徴でしょう。

  • KING CRIMSON / THREE OF A PERFECT PAIR

    フリップ/ブリュー/レヴィン/ブルーフォードによる80sクリムゾンの最終幕を飾る84年作

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1984年に発表された10thアルバム『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー』は、8thアルバム『ディシプリン』と9thアルバム『ビート』と同一メンバーにて制作されました。メンバーは、ギタリストRobert Fripp、ギター・ヴォーカリストAdrian Brew、ベーシストTony Levin、そしてドラマーBill Brufordという布陣。本作は、KING CRIMSONのスタジオ・アルバムの中ではあまり目立たない存在かもしれません。その理由は、契約履行のために作ったアルバムという印象が強いことや、Adrian Brewのポップ・センスに寄せた出来になっていることなどが挙げられるでしょう。確かにアルバム前半には分かりやすいヴォーカル・ナンバーが収録され聴き手を困惑させるかもしれませんが、後半ではKING CRIMSON版インダストリアル・ロックとでも名付けたくなるようなインストゥルメンタルが配置されています。もちろんインプロヴィゼーションもフィーチャーされており、最終楽曲のタイトルは、なんと「太陽と戦慄 パートIII」。Robert Fripp本人も本作に対してはポジティブな感想を持っていないようですが、8thアルバム『ディシプリン』からの一連の流れを知る意味で、チェックしておきたいアルバムでしょう。

  • KING CRIMSON / VROOOM

    90sクリムゾンの第1弾アルバム、94年作

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1980年代に『ディシプリン』『ビート』『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー』を発表し活動を休止したKING CRIMSONの次なるリリースは、94年のミニアルバム『ヴルーム』。この時期のKING CRIMSONは
    ギタリストRobert FrippとAdrian Brew、ベーシストTrey GunnとTony Levin、ドラマーPat MastelottoとBill Brufordという布陣から「ダブルトリオ期」と呼ばれています。本作は、95年のフル・アルバム『スラック』へのウォーミング・アップのような意味合いの作品であり、事実6曲中4曲がアルバム用にリミックスされ『スラック』にも収録されています。内容は、7thアルバム『レッド』に通じるヘヴィーな楽曲を中心としており、KING CRIMSONの進化はまだまだ続くと確信させられる出来栄えです。

    • IECP10044

      紙ジャケット仕様、初回プレス限定ステッカー付仕様、デジタル・リマスター、定価2300+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      900円

      720円
      (税込792円)

      198円お得!


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  • KING CRIMSON / B’BOOM OFFICIAL BOOTLEG – LIVE IN ARGENTINA 1994

    94年アルゼンチンでのライヴ音源、全19曲

  • KING CRIMSON / THRAK

    10年の沈黙を破り再始動したクリムゾンが放った95年作!

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1980年代に『ディシプリン』『ビート』『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー』を発表し活動を休止したKING CRIMSONは、94年に久々の新作となるミニアルバム『ヴルーム』を送り出し、翌95年には『ヴルーム』の楽曲を含むフル・アルバム『スラック』を発表しました。この時期のKING CRIMSONはギタリストRobert FrippとAdrian Brew、ベーシストTrey GunnとTony Levin、ドラマーPat MastelottoとBill Brufordという布陣から「ダブルトリオ期」と呼ばれています。内容は、冒頭の「ヴルーム」を聴いただけで7thアルバム『レッド』の衝撃がよみがえるような、強烈なヘヴィー・プログレッシヴ・ロックとなっています。Robert Frippは、新たなKING CRIMSONの音楽性を「ヌーヴォ・メタル (Nuovo Metal)」と標榜しました。

    • IECP50013

      デジタル・リマスター、定価1886+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯有

    • UICE9064

      紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、定価2345

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯無

      帯無、側面部に色褪せあり

    • IEMQ18

      廃盤希少!紙ジャケット仕様、MQA-CD(CDプレイヤーで再生可/ハイレゾ再生にはMQA対応プレイヤーが必要)、ジャッコ・ジャクジク&ロバート・フリップ・ステレオ・ミックス、15年版ステレオ・ミックス収録、英文ブックレット封入、定価2800+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯有

      5600円

      4480円
      (税込4928円)

      1232円お得!


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    • IEZP95

      廃盤、紙ジャケット仕様、K2HDHQCD+DVDオーディオの2枚組、デジタル・リマスター、NTSC方式、リージョンフリー、ブックレット付仕様、定価4500+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      3400円

      1700円
      (税込1870円)

      1870円お得!


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    • KCSP13DGM

      デジパック仕様、スリップケース付き(画像はスリップケースです)、CD+DVDオーディオの2枚組、NTSC方式、リージョンフリー

      盤質:傷あり

      状態:良好

      スリップケースに角潰れあり

  • KING CRIMSON / THRAKATTAK

    95年ツアーのライヴ音源より、インプロヴィゼーション・パートのみを編集した96年作

  • KING CRIMSON / EPITAPH VOLUMES THREE AND FOUR

    97年リリース、歴史的1st『宮殿』製作時のメンバーによる69年のライヴ音源を収録、全15曲

  • KING CRIMSON / CIRCUS

    99年発表、70〜90年代までをカバーしたライヴ・ベスト盤

  • KING CRIMSON / COLLECTORS’ KING CRIMSON VOL.1

    DGMコレクターズ・クラブ会員にのみ頒布されたライヴ・ボックス、69/72年のライヴを収録

    • PCCY01394

      3枚組ボックス、ボックスに帯付仕様、各CDはプラケース入り仕様、ボーナス・トラック1曲、48Pブックレット付仕様(英語版・日本語版)、定価6500+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:並

      帯有

      側面部に色褪せあり、ボックス・ブックレットに若干カビあり、その他は状態良好です

  • KING CRIMSON / ELEMENTS 2021 TOUR BOX

    29曲収録。

  • KING CRIMSON / GREAT DECEIVER 1 LIVE 1973-1974

    73-74年期のライヴ音源、全24曲

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