2019年10月29日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: プログレ新鋭
スタッフ増田です。
KING CRIMSONへの憧憬やその影響をサウンドに表現したバンドは数知れず。
しかしその多くは『RED』以前のクリムゾン・サウンドを彷彿とさせるもので、『ディシプリン』期以降からの影響が顕著なバンドというのはあまり多くない印象…。
とはいえ探してみたら良いグループが沢山おりましたので、ご紹介いたしましょう。まずは去年のこちらの作品から。
まんまディシプリン期クリムゾン!?かと思いきや次第に流麗なフュージョン・テイストが交わってきて、キーボードやギターが熱くソロ繰り広げる展開もあって、これはカッコいい~。ポーランド産ジャズ・ロック、18年デビュー作。
まるで80年代クリムゾンに初期ヘンリー・カウの管楽奏者が乱入したみたい!?そんな無機的なトーンと有機的なトーンとの取り合わせが魅力的な、なんとメキシコのレコメン系新鋭14年デビュー作!
バンド名だけじゃなくサウンドもクリムゾン愛炸裂!そしてテンションは本家にも迫るほど!80年代~90年代のクリムゾンのサウンドを土台に、「RED」あたりのヘヴィ・シンフォのエッセンスを加えたポーランド産グループの04年作!
ブラジル出身の新鋭シンフォ・グループ、03年作。南米らしい美しいメロディとGENTLE GIANTを彷彿とさせる複雑な展開が持ち味の作品ですが、時折顔を覗かせるギターのミニマルなフレーズは80年代クリムゾンを彷彿。
80年代クリムゾンとOZRIC TENTACLESが出会ったみたい?フリップ影響下のミニマルなギターと浮遊感いっぱいのシンセサイザーが交わる幻想的なイタリア新鋭03年作。
最後はこちら。イタリアのジャズ・ロック新鋭02年作。カンタベリーに通じる優美でリリカルなパートと、神出鬼没に唸るリード・ギター&手数多いリズム隊が畳み掛ける80年代クリムゾン彷彿のパートが交錯するアンサンブルは凄まじい完成度…。00年代ジャズ・ロックの傑作です。
いかがでしたか?こちらの記事もどうぞ!
【関連記事】
迫りくる凶暴なアンサンブル、そして叙情美。クリムゾンの遺伝子を受け継いだ90年代以降の新鋭グループを世界中からピックアップ!
査定の正確さ・高額買取で評価いただいているカケレコ「とことん査定」。選ばれる3つの理由やご利用いただいたお客様の声など詳細はコチラ⇒http://kakereco.com/about_assess.php
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!