2019年10月23日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
こんにちは。スタッフみなとです。
今日は、レナード・コーエンから出発して、北米の内省的なSSWを探求してまいりたいと思います。
静かに爪弾かれるギター、そっと重ねられるストリングス、つぶやくようなボーカル。
シンプルながらも、心に突き刺さるような作品です。
次は、「Bird On A Wire」をカバーし、同タイトルでアルバムも出しているSSWです。
デビュー時にはディランとも並び称され、フォークにジャズやブルースを取り込んだ進歩的な音楽性を持ったSSW、ティム・ハーディン。
こちらは66年デビュー作です。
ピアノとビブラフォンの優しい音の中を響く、揺らぎあるボーカル。
繊細な彼の内面が表されたサウンドですね。
81年に38歳の若さで惜しくも早逝した、ハリー・チェイピンの72年発表のファースト・アルバム。
ジェントルなボーカルをそっと彩るチェロと鍵盤楽器。
一人で静かに聴きたい作品です。
米テキサス出身のフォーク・デュオ、69年作。
郷愁を誘うフィドルやスティール・ギターのカントリー・サウンドと、SSW作品特有の内省的なサウンドが融合した味わい深い作品です。
シカゴ生まれのフォーク・シンガー、トム・パクストン72年作。
ウディ・ガスリーに影響を受け、プロテスト・ソングを多く歌いました。
トニー・ヴィスコンティのプロデュース、英国に渡り録音した作品。
流れるようなギターと素朴な歌唱が心に染みます。
ダニー・トンプソンやテリー・コックスも参加しており、英国音楽好きにもおすすめできる一枚です。
いかがでしたでしょうか。少しでもお気に召す作品がありましたら幸いです。
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スタッフが様々なテーマに沿ってオススメ作品を取り上げ、世界のロックをカケハしていく「日々是ロック」。今回は「心温まるアコースティックな米SSW」をセレクト。
米テキサス出身のフォーク・デュオ、69年作。郷愁を誘うフィドルやスティール・ギターのカントリー・サウンドと、SSW作品特有の内省的なサウンドが融合した味わい深い作品です。最も聴きごたえがあるのは、3部構成の組曲「Texas Trilogy」。生まれ故郷のテキサスでの生活を描いた楽曲で、展開がとても見事です。オープニングのギター弾き語りはまるでレナード・コーエンのような影があり、枯れたボーカルにからむハーモニカが何とも胸に染み入ります。次第に軽快なリズムになり、ハーモニカとマンドリンの小気味よいカントリーへ。テキサスの陽の当たる風景が目に浮かぶようです。やがて2人のボーカルが重なり、伸びやかなフィドルも交えて美しいハーモニーは最高潮に。最後は夕日が落ちるような寂寥感ある弾き語りへと移行し、静かに幕を閉じます。2人の素朴なボーカルと、各楽器の心地良い音の重なり、カントリーとフォークが合わさった深みあるサウンドに、じっくりと浸れる一枚です。ERIC WEISSBERG参加。
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