2019年8月24日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,今週のカケレコFacebook
こんにちは。
今週のカケレコFBの投稿テーマは「ロック界の名ドラマー」!
ステージの最奥にどっしりと構えつつ、時にはフロントマンをも凌駕する存在感を放つ…そんな素晴らしきドラム・プレイヤーたちをご紹介してまいります。
ぜひ視聴しながら、お楽しみください!
まず最初にご紹介するのは、無論この方。LED ZEPPELINのボンゾことジョン・ボーナムです。
通常より二回りも大きいバスドラムに象徴される巨大なドラム・セット。何度もヘッドを破ったり、その音の大きさにクラブから演奏を止められたなどのエピソードもあるあまりにもパワフルな演奏。
ドラムの音が大きければその分他の楽器も音を上げなければならず、そんな彼の存在がLED ZEPPELINの重厚なハード・ロック・サウンドを形成していったことは事は間違いありません。
しかしそれだけでなく、「Good Times, Bad Times」における頭抜き三連のバスドラムや「Black Dog」のタメの利いた変拍子など、常人では真似できない非常に個性的でテクニカルなプレイをする事もカケレコ・フォロワーの皆様ならご存知のはず。
「上手い」ドラマーなら沢山いますが、やはり彼のプレイは唯一無二。後にも先にも、この音はこの人にしか出せないだろう…と思わせられる伝説のプレイヤーですね。(増田)
本日の名ドラマーは、プログレ界よりビル・ブルーフォードです!
YESとKING CRIMSONを渡り歩き、GENESISにはツアーメンバーとして参加した、名実ともにプログレッシヴ・ロック・シーンを代表するドラマーですね。
ジャズドラムにルーツを持ち、一打一打に妥協を許さないクリエイティヴかつ職人的なプレイが持ち味で、その姿勢はまさにプログレッシヴ・ロック・ドラマーの鑑と言えるかもしれません。
テクニック、スピード、リズムセンスが一級品なのは言うまでもないですが、特徴であるタイトにチューニングされたスネアドラムの、あのスコンッという音が何よりたまらない!というプログレファンの方も多いはず。勿論私もその一人です。
彼が叩いた膨大な曲の中から一つ、というのは難しすぎますが、最初に衝撃を受けたのは「ROUNDABOUT」でのプレイ。
キーボードとギターがド派手にソロをぶつけ合うその裏で、聴いたこともない複雑怪奇なパターンのドラミングが炸裂していて、この人は只者ではないっ!と思った記憶があります。
それにしても、「ブルーフォード」はいまだに慣れません…。(佐藤)
本日ご紹介する人物は、ZEPのジョン・ボーナム、CREAMのジンジャー・ベイカーと並び「元祖ハード・ロック・サウンド」を創り出した米国のドラマー、カーマイン・アピス。
幼少からジャズ・ドラムに親しみ、66年に「キープ・ミー・ハンギング・オン」でおなじみのVANILLA FUDGEに加入。
その後ハード・ロック・バンドCACTUSやジェフ・ベック率いるトリオBECK, BOGERT & APPICE、ロッド・スチュワートのバンド等を渡り歩いた彼。
その特徴は今やメタル等のヘヴィ・サウンドではおなじみとなったツーバスの導入(ジンジャー・ベイカーとほぼ同時期)、またスティックを逆に持って太い方で叩くなどの奏法に象徴される、「これぞハード・ロック」と言うべきパワフルなプレイ。
その巨体から想像できる通りの豪快さはもちろん、ジャズ由来の細やかなスピード感も併せ持っていたりと、非常にアメリカン・ドラマーらしいスカッとするサウンドを響かせてくれるのも印象的です。
そんな彼のプレイが堪能できるアルバムと言えば、やはりBECK, BOGERT & APPICEの73年スタジオ盤。
力強くも軽快で抜けの良いスネアやトリッキーに打ち鳴らされるシンバル、そしてツーバスから繰り出される密度の濃い低音。
来日公演を収録したライヴ盤のパワフルなプレイも勿論素晴らしいのですが、スタジオ盤のこの一切の隙の無いドラム・プレイは聴いていて本当に爽快な気分になります!
それにしてもジェフ・ベックのギターとボガート&アピスの強固なリズム隊の絡みは本当に素晴らしい。「ロックの旨味はスリーピース・バンドに有り」ですね。(増田)
本日取り上げる名ドラマーは、カナダ出身のニール・パート!
プログレの技巧派プレイヤーというと、腕試しするように様々なグループを渡り歩いたり並行して活動する人物が多い中、彼はRUSH一筋。
ドラマーとしての比類なき技術のすべてをRUSHというグループに注ぎ込んできました。
ハード・ロック色の強いRUSHのサウンドに耐えるダイナミックに打ち鳴らす力強いプレイと、圧倒的な手数で鋭く畳みかけるテクニカルなプレイを自在に駆使して、RUSHサウンドを抜群の安定感で支えます。
フィルインの組み立て、タムタムやロールの鳴らし方に彼が敬愛するキース・ムーンからの影響を感じさせるのも特徴的です。
さらに考古学や文学に精通する人物としても知られ、彼が手掛ける深遠な世界観を持つ詞もまた、RUSHならではの大きな魅力となっていますよね。
それでは、そんなニール・パートの貢献を存分に堪能できる初期を代表する大作「2112」をお楽しみください☆(佐藤)
最後にピックアップするのは、本日8/23が73回目の誕生日!
ザ・フーのドラマー、キース・ムーンです。
ロック界随一の破天荒ドラマーと言われる彼。
ドラムセットはもちろんホテルや器物を破壊したりなど、数々の逸話を残していますがプレイもまさに破天荒。
64年、ドラマーを探していたザ・フーのメンバーの前で演奏した際、あまりにパワフル過ぎてドラム・セットを壊してしまったそうです。
手数多く自由奔放で歌うようなそのドラムは、もはやリズム・セクションの枠をはみ出して、バンドをリードしているかのようでした。(みなと)
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【関連記事】
イエス「Roundabout」から出発する、ベースがかっこいいプログレ探求、というテーマで、facebookに投稿してまいりました。
3方背ケース&デジパック仕様、2CD+2DVDの4枚組、DVDはNTSC方式、リージョン2、日本語字幕あり、定価4980
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
3方背ケース&デジパック仕様、2CD+2DVDの4枚組、DVDはNTSC方式、リージョン2、日本語字幕あり、定価4980
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯に若干折れあり、ボックスにスレ・圧痕あり
ペーパーケース仕様、ジミー・ペイジ監修のデジタル・リマスター、3枚組、外ビニール裏に曲目シール付き、定価3000+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
1枚は盤無傷/小傷程度、ビニールに若干黄ばみあり
ブルース・ロックからハード・ロックへの流れの中で、圧倒的な音圧で他のバンドをなぎ倒し、一気にシーンの先頭へと躍り出た怪物デビュー作。冴え渡るJimmy Pageのギター・リフ、Robert Plantの超絶シャウト・ヴォーカル、鋼のようなリズム隊。たった4人で生み出しているとは信じられない鋼鉄のサウンドで迫る傑作。
ペーパーケース仕様、69年の未発表ライヴ音源収録ディスクを含む2枚組、ジミー・ペイジ監修による14年デジタル・リマスター、外ビニール裏に曲目シール付き、定価2800+税
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無、目立つ圧痕あり、一部に汚れあり
ペーパーケース仕様、69年の未発表ライヴ音源収録ディスクを含む2枚組、ジミー・ペイジ監修による14年デジタル・リマスター、外ビニール裏に曲目シール付き、定価2800+税
盤質:傷あり
状態:
帯有
若干タバコ臭あり、その他は状態良好です
全米、全英で同時にチャート1位を獲得したセカンド・アルバム。ヘヴィかつメタリックなサウンドは、ハード・ロックの雛型と言われ、ビルボード・アルバム・チャート最高位は堂々の1位(69年)!セッション・ミュージシャンとしてのキャリアを持つJimmy Pageのリフ、John Paul Jones、John Bonhamのリズムがとても奥深い作品です。轟音の「Whole Lotta Love」がトップ5入りするヒットとなりました。「Bring It on Home」は、イギリスの白人ブルースの激しさと迫力が鬼気迫る、英国ロックの歴史的大傑作です!
97年規格紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、定価2100
盤質:傷あり
状態:
帯無
帯無、紙ジャケ側面部に色褪せあり、解説に若干黄ばみあり
デラックス・エディション、ペーパーケース仕様、未発表アウトテイク収録ディスクを含む2枚組、ジミー・ペイジ監修による14年デジタル・リマスター、外ビニール裏に曲目シール付き、定価2800+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
タバコ臭・黄ばみあり
70年3rd。オープニングを飾る代表曲「移民の歌」から圧倒的なテンション。うねりを挙げるリズムとスリリングなギター・リフが互いのエネルギーをぶつけ合いながら強靱な渦を巻き起こし、聴き手を飲み込むサウンドの強度は圧巻の一言。シャウトだけで、その演奏に対抗するロバート・プラントのヴォーカルも凄みを増しています。対照的にアコースティックな旧B面も本作の魅力。フォーク、トラッドの要素を大胆に取り入れ、ペイジの幻想的なアコギが冴える美しい楽曲を多数収録しています。「混沌、まどろみ」という英国的な風情を醸し出すペダル・スティールの浮遊感も特筆。従来のブルースに根ざしたヘヴィ・ロックを土台に、メンバーの持つ幅広い素養が発揮されはじめた音楽性豊かな名作です。
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯に小さい破れ・折れあり
ペーパーケース仕様、未発表アウトテイク収録ディスクを含む2枚組、ジミー・ペイジ監修による14年デジタル・リマスター、外ビニール裏に曲目シール付き、定価2800+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
タバコ臭・黄ばみあり、1枚は盤無傷/小傷程度
ロック史に輝く不朽の名曲「天国への階段」を収録した4th。71年作。ハードな側面と美麗な側面が絶妙なバランスを見せた傑作。
紙ジャケット仕様、2枚組、デジタル・リマスター、定価3024
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、若干年代を感じます・側面部に色褪せあり
紙ジャケット仕様、未発表音源7曲収録ボーナスディスクを含む3枚組、ジミー・ペイジ監修によるデジタル・リマスター、デラックス・エディション、外ビニール裏に曲目シール付き、定価3300+税
盤質:無傷/小傷
状態:並
帯有
タバコ臭・黄ばみあり
シンセサイザー、メロトロン、ダブルネックの12弦ギター等々を駆使し、レゲエやファンク・ナンバーにも挑戦するなど冒険色が濃く出た5th。73年作。
ペーパーケース仕様、収録曲の別ミックスver収録ディスクとの2枚組、デラックス・エディション、14年デジタル・リマスター、定価2800+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、ビニールに経年あり
「アキレス最後の戦い」に象徴される圧倒的なヘヴィ・サウンドがアルバム全編に緊張感を持たせた後期ツェッぺリンの傑作。76年作。
ペーパーケース仕様、2枚組、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック6曲、定価3480
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無、解説にタバコによる黄ばみあり
ドラマーのジョン・ボーナムが他界し、バンドの活動に終止符を打ったツェッペリン。69年〜78年に録音された楽曲をジミー・ペイジが選曲したボーナムへの追悼盤的作品。オリジナル・アルバムから漏れた未発表音源集ながら、各楽曲は驚異のクオリティ
97年製紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、定価2100
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯特典部分切り取りあり、紙ジャケに若干へこみあり
2枚組ボックス、ジミー・ペイジ自身によるリマスター、帯・解説・ブックレット付き仕様、定価4800
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無、盤に研磨跡あり、ボックスにスレありその他は状態良好です
70年9月4日のLAフォーラムでのライヴ音源。クリアなオーディエンス録音。各楽器、ヴォーカルともに音圧充分。
70年1月9日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにおけるライヴを収録。1st&2ndの主要ナンバーを中心とする全14曲。
69年1月のLAはWhisky A Go Go公演を収めたライヴ。オーディエンス録音ながら、音はクリアで音圧たっぷり。「幻惑されて」のほか、「Lemmon Song」の原曲「Killig Floor」や、ヤードバーズ時代の「For Your Love」など全7曲収録。
69年10月10日のパリのオリンピア公演を収めたライヴ音源。収録曲は、
「Good Times Bad Times」
「I Can’t Quit You Baby」
「Heartbreaker」
「Dazed And Confused」
「White Summer/Black Mountain Side」
「You Shook Me」
「How Many More Times」
紙ジャケット仕様、17年ステレオミックスを収録したCD&17年5.1サラウンド・ミックス及び78年オリジナル・ステレオ・ミックスを収録したDVDの2枚組
紙ジャケに仕様上の圧痕がございます。ご了承ください。
2枚組、Blu-spec CD、デジタル・リマスター、定価3500
盤質:傷あり
状態:
帯無
帯無、若干ケースツメ跡・若干折れあり、側面部に色褪せあり
69年5月にリリースされた、彼らの通算5作目、初の2枚組コンセプト・アルバム。リーダーであるPete Townshendの幼少期の辛い記憶をインスピレーションの源泉としたこの大作は、不倫した父親を母親に殺され、ショックで盲目になってしまったTOMMY少年が主人公。PETE自身、今まで全く知識のなかったオペラを勉強して、その構成を学んだというこの作品は、ロックンロール、資源の開発問題、宗教団体、ドラッグ問題、子供への虐待、セックスと言った今日の社会でもより一層深刻化しているテーマを取り扱っており、「一個人の体験が大きな精神的意味を持ち得る」「目醒めたもの」を制作したいというPETEの強い意思が感じられる作品となっています。「個の魂の救済」を根幹に据えた、歴史的傑作です。
盤質:傷あり
状態:良好
情報記載シート付、若干経年変化があります
本作は、71年に発表されたWHOの第5作目。冒頭曲の「BABA ORILEY」は反復するシンセサイザーのフレーズが印象的ですが、これはミニマル・ミュージックの先駆者、Terry Rileyからの影響を受けたもの。このことからも、彼等がモッズ・バンドとしてキャリアをスタートさせ、その後、前作の『TOMMY』で確立させたロック・オペラの先へと遥かな音楽的変遷の中を果敢に前進していたことが、端的に伺えます。シンセサイザーの大胆な活用や、長尺曲が並ぶ事からも、ある種プログレッシヴな方法論を取り入れているとも言えるでしょう。元々は未完に終わった『ライフ・ハウス』というプロジェクトの元で録音されていたものですが、無限の宇宙や自然にまで言及して行く詩の世界も含めWHOの新境地でもありました。
デラックス・エディション、直輸入盤、デジパック仕様、2枚組、スリップケース付き仕様(画像はデジパックです)、定価3670
盤質:傷あり
状態:不良
帯無
帯無、若干カビ・カップ染みあり、スリップケースに割れあり
THE WHO最盛期の一瞬間を捉えた、70年2月14日、英国リーズ大学でのライヴ盤がこちら。かのニューヨーク・タイムズ誌に「史上最高のロック・ライブ・アルバム」とさえ賞された今作は、彼らのデ代表曲が猛烈な熱気と共に満載に披露されています。ビュー・シングル「I Can’t Explain」、『WHO SELL OUT』から「TATOO」、大人気曲「SUBSTITUTE-恋のピンチヒッター」、英国的旋律が優しい「HAPPY JACK」、間違った性に生まれてしまった少年の歌「I’M A BOY」、そして世代を超えた若者の永遠のアンセム「MY GENERATION」等々、世界最高級のロック・バンドの最盛期の熱狂的な演奏を永遠に封じ込めた、最高級のライヴ盤!
ご紹介したようなオールタイムのプログレや60s/70sロックのCDで聴かなくなったものはございませんか? 査定の正確さ・高額買取で評価いただいているカケレコ「とことん査定」、是非一度お試しください!買取詳細&買取査定額の一例はコチラ↓
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