2019年8月23日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
こんにちは。スタッフ佐藤です。
毎日日替わりのテーマでカケレコ・スタッフ一押しの作品をご紹介する『日々是ロック』!
今日は「典雅な古楽器の響きが楽しめるアルバム」というテーマでピックアップしてまいりましょう。
まずは、古楽プログレを世に知らしめたこの名グループの新作からスタートです!
古楽プログレを代表するあのグループが、まさかの再結成を果たし41年を経て6thをリリース!最初期の英国トラッド/古楽に根ざした素朴かつ味わい深いアコースティック・アンサンブルが基調になっていて、彼らの1stや2ndを愛する方には最上の一枚と言っていいでしょう。
古楽とエレクトリックな演奏との融合を追求する、双子のPayssan兄弟を中心とするフランスのグループ。
ベテランとは思えない、微笑ましくも尖ったジャケのイメージ通りの音の切れ味!ドライヴ感たっぷりの古楽諧謔プログレここにあり!
ドイツにも古楽アプローチが光るいい作品が多くありますね。中古からはこの2枚をセレクト!
あのブレーメン音楽隊で有名なドイツ・ブレーメンで生まれたグループなのですが、古楽エッセンスを取り入れたヴァイオリンまさにイメージ通りの音でニンマリ。実験的だったりキラキラしたシンフォのイメージが強いドイツだけど、こんな素朴で牧歌的なロックもあったんですね!
ドイツにこれほどまでに崇高な、メロウ・キャンドルやスパイロジャイラにも比肩しちゃうようなグループが居たとは。しかも古楽器をふんだんに用いた味わい深い演奏も披露してるとあっては堪りません。ジャケも雰囲気抜群だなぁ。
涙のセール品にもこんな名グループ達が…!チェック是非!
フランスが誇る古楽トラッド・フォークの大家ですね。厳粛な男女二重唱と、ハーディ・ガーディ、クルムホルン、ダルシマーなど古楽器の音色が折り重なって作り上げる、荘厳かつ神秘的な世界観に惹き込まれます…。
小川のほとりでのうたた寝のような牧歌性とともに、古楽器をフィーチャーした中世宮廷音楽エッセンスもあって、歌声は英国的でジェントルだし、ブリティッシュ度120%の愛すべきフォーク・ロックですなぁ。
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中世/古楽的ロックを追求するデュオ「VITAL DUO」でも活躍する双子のPayssan兄弟Thierry Payssan(Key)とJean-Luc Payssan(ギター)を中心に80年代から活躍するフランスのプログレ・バンド。09年作から6年ぶりの2015年作で2枚組の大作。中世トラッドや古楽、地中海音楽や南欧トラッドミュージックを織り交ぜながら、イエスやグリフォンやマイク・オールドフィールドからの影響を感じさせるサウンドは80年代のデビュー時から変わらず魅力的。オープニング・ナンバーからエネルギッシュで、性急に畳み掛けるリズム隊や前につんのめるようなシャープなエレキ・ギターによるドライヴ感とともに、古楽器が圧倒的なテクニックで格調高くも軽やかに鳴らされます。全体をシンフォニックにまとめあげるヴィンテージなキーボードもいい感じ。ベテランとは思えない、微笑ましくも尖った諧謔センスたっぷりのジャケのイメージ通りに切れ味バツグンな音楽センスがみなぎるさすがの快作。これは名作です!
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