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スタッフ厳選☆今週の3枚!!【2019年7月~12月アーカイブ】

7月28~8月3日の3枚

その1. WRONG OBJECT/INTO THE HERD【ベルギー】

まずは、02年結成のベルギー新鋭による会心作となった19年作5thからご紹介します!

ソフト・マシーンで知られるサックス奏者、故エルトン・ディーンと共演した05年ライヴ作&07年スタジオ作によって名を上げた新鋭ジャズ・ロック・グループ。

この19年作、まるで「Third」期ソフツを「太陽と戦慄」期クリムゾンばりのヘヴィネスで再解釈したみたいな強烈なサウンドに度肝を抜かれます。

エルトン・ディーン的な緊張感と滑らかな気品が調和したプレイから、デヴィッド・ジャクソン彷彿のフリーキーで生々しいプレイまでを自在に吹きこなす2本のサックスが圧巻。

最近のジャズ・ロックの中では「迫力」という点でずば抜けた快作となっています♪

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その2. SATURNALIA/MAGICAL LOVE【イギリス】

1970年にRCAから唯一のアルバムをリリースしたブリティッシュ・ハード・ロック・バンドHORSE。

そのメンバーだったギタリストRod RoachとシンガーAdrian HawkinsがHORSE解散後に結成したのがこのSATURNALIAです。

73年に発表された本作もまた唯一の作品ですが、プロデュースを務めたのがあのキース・レルフ。

Rod Roachによる引きずるような重量感を伴ったギターワークがカッコいい、いかにも70年代初期のブリティッシュ・ロックらしい「けだるい」サウンドが特徴。

野太い歌声のAdrian Hawkinsの他に妖艶な女性ヴォーカルが活躍していて、男女ヴォーカルを使い分けたアレンジも聴き所となっています。

19年リイシュー!

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その3. FINISTERRE/FINISTERRE XXV【イタリア】

最後にご紹介するのは、鬼才Fabio Zuffantiが在籍するイタリアン・プログレの人気バンドが、名盤の誉れ高き1stアルバムを完全再録した19年作!

90年代イタリアン・プログレ屈指の傑作として知られる94年の1stアルバムから25周年を記念し、リ・レコーディングを敢行。

現在のツイン・キーボード編成を生かした多彩なキーボード群とゲストの管弦楽器隊がドラマチックに絡み合い、オリジナルよりもグッと厚みある迫力のアンサンブルが繰り広げられます。

オリジナルのデリケートでアーティスティックなサウンドを保持しつつ、色彩感と一音一音の存在感を格段にアップさせた理想的な再録に仕上がっていてグレイト!

オリジナル・バージョンとの違いを聴き比べてみるのも一興ですね♪

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7月21~27日の3枚

その1. MIKRONID/1969/1973【エストニア】

まずは、バルト三国エストニアのロック黎明期を担ったこの名グループ。69年と73年の音源をまとめた19年編集のアルバムです。
写真はグループのドラマーで、70年代エストニア・ロックの立役者となるレジェンドGunnar Grapsさん。

初期ゾンビーズあたりを思わせるR&B的グルーヴ感を持つサイケ・ポップを聴かせる69年音源、そしてパブロックからの影響を強く感じさせる軽快なポップ・ロックが楽しめる73年音源、どちらも完成度は高いです。

同時代の英国ロックを手本にした端正なサウンドと哀愁のエストニア語ヴォーカルとの組み合わせが絶妙な一枚となってますよ♪

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その2. FAR MEADOW/FOREIGN LAND【イギリス】

こちらはブリティッシュものに目がないという方には是非お試しいただきたい!
YESやネオ・プログレ勢を受け継ぐ構築的かつメロディアスなプログレを聴かせる英新鋭19年作。

疾走感あるパートでもヘヴィにならず英国然とした気品を崩さない凛としたアンサンブル、そしてジャズを歌ってもハマりそうな微かにハスキーさを帯びた落ち着いた女性ヴォーカルが特徴です。

今現在、最も英国らしいプログレッシヴ・ロックを堪能させてくれるグループの一つと言っていいはず♪

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その3. ERIK HAMMARSTROM/GLODET RYTMISK SVARTA【スウェーデン】

これも凄かった…!先日新譜をリリースしたBRIGHTEYE BRISONのほか、2014年からは北欧のレジェンド・バンドANGLAGARDでも活躍中のドラマーが放った注目の1stソロです。

所属バンドでのシンフォニックな音のイメージから一変して、強靭かつ硬質な暗黒チェンバー・ロックが襲い掛かってくる衝撃作となっています。

ストリングスとブラスによる狂気的なまでにスリリングな掛け合いもヤバいですが、特筆はやはり終始強烈な存在感を示し続ける本人によるドラム。
微妙にテンポがズレていく独特のリズム感覚がもたらす聴感上の「気持ち悪さ」が、不穏なサウンドに拍車をかけていて見事という他ありません。

ユニヴェル・ゼロのファンならたまらない一枚ではないでしょうか♪

試聴は下記ページで可能です!
https://erikhammarstrom.bandcamp.com/album/gl-dhet-rytmisk-sv-rta


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    試聴は下記ページで可能です!
    https://erikhammarstrom.bandcamp.com/album/gl-dhet-rytmisk-sv-rta

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