2019年7月17日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: ハード・ロック
こんにちは、スタッフ増田です。相変わらずジメジメしてますね。早く梅雨明けが来ないかなあ・・・。
さて本日はこの梅雨場にさらに蒸し暑くなりそうな、熱気ムンムンの南米や東南アジア産「密林ハード」を特集致します。
湿度の高いこの季節だからこそ、臨場感たっぷりの「密林」サウンドを味わってみるのはいかがでしょう!?
まずはこちらのアルゼンチン産ハード・ロック・バンドの72年作3rd。
南米ハードってどうせB級・・・と思うでしょ?でも、この重量級のリズム隊と切れ味鋭いリフは規格外のカッコ良さ!
荘厳なプログレを聴かせた前作『LA BIBLIA』から一転して、原点回帰の直球ハード・ロックを聴かせる名作!
ギタリスト兼ヴォーカリストPAPPOことNorberto Napolitanoが率いる、アルゼンチンの名サイケ・ブルース・ハード・バンドの71年作1st。
ややゴリ押し気味に音を詰め込むギターに前のめりなリズム隊。南米らしい粗野でふつふつと煮えたぎるようなエネルギー渦巻くサウンドがもう堪らん!
汗が吹き飛びまくり!このスピード感はまるでディープ・パープル!
ブリティッシュ・ハードからの影響を南半球の熱情で再現した、アルゼンチンの正統派ハード・ロック・バンド76年作1st。
南米といいつつアルゼンチンばかりですが、こちらもアルゼンチン産。
アルゼンチン・ロック黎明期のバンドMANALで活躍したベーシストの74年作1stソロ。
重く、キレ味鋭く、なおかつドロドロとしたサイケ感のあるアンサンブルに、がなるように荒々しくまくしたてるヴォーカル。こ、これは強烈なヘヴィ・ブルース・サイケ・ハード!
とどめもアルゼンチン産ヘヴィ・サイケの74年作。
ガリガリと重く粒の粗いリフに、いなたい哀愁溢れるヴォーカル・・・。
ジミー・ペイジやリッチー・ブラックモアの影響感じる疾走ギター・ソロも愛すべき、アンダーグラウンド名品。
さて、ようやくアルゼンチン以外もご紹介!
日本のスピード・グルー&シンキで活躍したドラマーが在籍していることでも知られるフィリピンのサイケ・ハード・グループ。
そのまんまSG&Sを思わせるようなヘヴィでファジーなサウンドに、雄弁な「間」を活かしたアンサンブル。見事な完成度を誇る74年作3rd。
こちらはそんなJUAN DE LA CRUZのギタリストによる78年2ndソロ。
ファズやコーラスなどを取り入れ多彩なギター・サウンドを聴かせつつ、戦車のような「重さ」と辺境ハード的「粗さ」は健在で、うーん、格好いいわ~。
最後は我らが日本から、「紫」と並ぶ沖縄産ハード・ロック・バンドをご紹介!
タメの利いたファンキーなリズムに、エネルギッシュに炸裂するギター・リフ。日本人離れしたハード・ロックにむせかえれ!
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