2018年12月19日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
カーペンターズやサイモン&ガーファンクル、ママス&パパスなど、数々のアメリカン・ポップスを支えたベーシスト、ジョー・オズボーンが12月14日に亡くなりました。
今日はジョー・オズボーン追悼という事で、彼が参加したヒット曲を取り上げてみたいと思います。
1937年、米ルイジアナ州で生まれたジョー・オズボーン。
12歳でギターを始め、50年代にはギタリストとして活躍。
「Susie Q」の作者としても知られる、デイル・ホーキンスの録音に参加したりしていました。
20歳の時にラスベガスに引っ越し、やがてギターからベースに転向。
1960年にはリック・ネルソンのバックバンドに採用され、4年間弾いていました。
1964年にリック・ネルソンのバンドが解散し、ジョー・オズボーンはスタジオ・ミュージシャン集団「レッキング・クルー」の一人としてロサンゼルスで活動。
「レッキング・クルー」とは、ドラマーのハル・ブレインを中心とした敏腕セッション・ミュージシャンのゆるやかな集まりで、ハル・ブレイン、ジョー・オズボーン、ラリー・ネクテル、キャロル・ケイ、トミー・テデスコなどが在籍していました。
特にハル・ブレイン、ジョー・オズボーン、ラリー・ネクテルの3人は、ルー・アドラーによって設立されたダンヒル・レコードのアーティストのバックで良く演奏していたことから、「ダンヒル・リズム・セクション」とも呼ばれ、数々のヒット曲を支えていきました。
それでは、ジョー・オズボーンがベースを弾いている様々な楽曲を聴いていきましょう。
♪California Dreamin’『If You Can Believe Your Eyes And Ears』(1966)
♪Windy 『Insight Out』(1967)
♪Aquarius/Let the Sunshine In 『AGE OF AQUARIUS』(1968)
♪The Only Living Boy In New York 『BRIDGE OVER TROUBLED WATER』(1970)
♪Ventura Highway 『HOMECOMING』(1972)
♪I Won’t Last A Day Without You 『A SONG FOR YOU』(1972)
ボーカルをしっかりと支えつつ、「歌心」あるベース・ライン。職人技です。
1974年、ジョー・オズボーンはロサンゼルスを離れ、ナッシュビルへと向かいます。
ケニー・ロジャースやハンク・ウィリアムズ・Jrなどのカントリー・ミュージシャンのバックで演奏します。
♪Laura (What’s He Got That I Ain’t Got) 『KENNY ROGERS』(1976)
1988年からは故郷ルイジアナに戻って生活をしていました。
アメリカの音楽で多大な業績を残したジョー・オズボーン。彼の演奏を、いつまでも心に留めておきたいですね。
※ジョー・オズボーンモデルのベースもあるようです↓
スリップケース付き仕様、プラケース2枚セット
盤質:傷あり
状態:
スリップケースに小さい折れ・小さく変色あり
老若男女が愛する大名曲、「明日に架ける橋」を冒頭に収録した、彼らコンビ名義での最後の作品にして、最大のヒットとなったアルバムです。ちなみに僕はこの「明日に架ける橋」を中学校の音楽の授業で歌わされ知ったのですが、小さなさざ波のようなピアノに導かれ、「出帆するのだ、銀色の乙女よ、帆を上げて海を渡って行こう!」と次第にクライマックスに向かう様はまるで大海の大きなうねりのように感動的です。他、南米先住民の伝承歌「コンドルは飛んで行く」、アメリカが生んだ稀代の名建築家、Frank Lloyd Wrightに捧げられた、その名も「フランク・ロイド・ライトに捧げる歌」や「ボクサー」「ニューヨークの少年」等々、思わず胸が詰まるような名曲が目白押しです。あまりにも有名過ぎて今更という方もあるかもしれませんが、いろんな音楽を聴いて再びここに戻ってくる。と妙に心安らむそんな素敵なアルバムだと思います…。
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