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【KAKERECO DISC GUIDEvol.24】陽光あふれる、清楚でフォーキーな現代シンフォ。YESTERDAYSの06年作『HOLDFENYKERT』

スタッフ増田です。カケレコセレクト100より一押しの作品をご紹介する【KAKERECO DISC GUIDE】。
今回ご紹介するのは清涼感のある女性ヴォーカルやメロトロン、フルートをフィーチャーしたハンガリーの新鋭シンフォ、YESTERDAYSの『HOLDFENYKERT』です。

YESTERDAYSはマルチ奏者のBogati-Bokor Akos(ギター/キーボード/ヴォーカル等)とキーボード奏者Enyedi Zsoltを中心とするグループ。メンバーは主にハンガリー出身ですが、現在はルーマニアを拠点に活動しています。

彼らは2006年、ハンガリーのROCKSZERVIZという小規模なレーベルから本デビュー作『HOLDFENYKERT』をリリースしますが、初回プレスはなんと6か月で完売。08年には早くもフランスの名門MUSEAより再発盤がリリースされ、彼らは世界的に知名度を上げることになりました。


(※06年リリース時のオリジナル・ジャケット)

彼らの特徴は、柔らかなメロトロンやフルートをフィーチャーしたたおやかでファンタスティックなシンフォ・サウンド。ダイナミズムを演出するために硬質なギターや煌びやかなシンセを用いることはありますが、全体的にヘヴィさはなくフォーキーな聴き心地。
ハンガリーのプログレというとSOLARISやOMEGAなどアクの強いイメージがありますが、彼らのサウンドはむしろYESやGENESISやCAMEL、そしてアンソニー・フィリップスなど英国プログレを彷彿とさせる繊細な叙情性に満ちています(一部の楽曲には「あの曲」のオマージュもあったり…!?)。

なおかつ、特筆すべきが透明感あふれる女性ヴォーカルJanosi Kingaの存在。 英語と母国語を使い分けつつ伸びやかに歌い上げる、彼女の柔らかくもちょっぴりモダンでエキゾチックな声色が、暖かみのあるシンフォ・サウンドに新鮮さを加えています。
また時にはスタイリッシュな打ち込みリズムを用いたりなど、優雅で叙情的なだけではない引き締まったアンサンブルを聴かせているのも好印象。

70年代の牧歌的なシンフォニック・ロックを下地としつつ、そこに「現代」と「東欧」の要素を違和感なく混ぜ合わせたオリジナリティあふれるサウンド。間違いなく00年代シンフォの中でもトップクラスの完成度を誇る、素晴らしいデビュー・アルバムです。

M6:Hol vagy?(Where Are You?)

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女性ヴォーカルJanosiのたおやかな歌唱にスポットを当てた一曲。彼女の飾らない澄んだ歌声、詩情溢れるメロディが本当に美しく、すっきりと心が洗われます。そして彼女のヴォーカルを存分に生かす繊細で流麗なアコースティックギターに穏やかなフルート、暖かなメロトロンもまた素晴らしい。後半は展開が切り替わってちょっぴりジャジーに。重厚なギターが交わっていき前半部のドラマチックさが頂点に達したところで、静謐なピアノの旋律によって後半部へと展開が移り変わっていく場面は、何度聴いても鳥肌が立ってしまいます。

M7: Varj meg(Just Stay)

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こちらはアコギのアルペジオや重厚なメロトロンをフィーチャーしたナンバー。Janosiのしとやかな歌声はもちろん、リーダーのAkosによる中性的なコーラスが美しい。ゆったりと展開しつつも、エキゾチックなシタール、軽やかなパーカッション、ドラマチックなピアノなど様々な楽器も交え、起伏に富んだアンサンブルを聴かせています。後半からはYESやEL&Pを思わせるうねりのあるキーボードがダイナミックに躍動。明るいコード進行の中を駆け抜けるまばゆいキーボードのメロディには、シンフォ・ファンなら心打たれてしまうこと間違いなしです。

そんなYESTERDAYSは2011年に二作目となる『COLOURS CAFFE』を発表。さらに現在、今年2018年内のリリースに向けて新譜を制作中とのこと!カケレコでは今後も彼らに注目していきますので、どうぞお楽しみに♪

YESTERDAYSの在庫

  • YESTERDAYS / HOLDFENYKERT

    ハンガリー、メロトロンとフルートをこれでもかとフィーチャーした必殺シンフォニック・ロック!06年作

    ハンガリーのグループ。06年のデビュー作。たおやかなアコギをバックにフルートがリリカルに舞い、溢れんばかりにメロトロンが鳴らされる!極めつけは、流れるように美しいメロディとスッと入ってくる美声の女性ヴォーカル!全体的に柔らかな音像でハードさは無いものの、タイトなリズム隊のせいか、演奏はダイナミズムに溢れています。全員がテクニック抜群ですが、特にアコギ奏者はかなりの腕前で、格調高くリリカルなリードは必聴。ファンタスティックなシンフォニック・ロックとして一級品の傑作。本当に素晴らしいです。

    • SCR1010SEACREST OY

      ペーパーケース仕様、新装ジャケット&オリジナル・オーディオでの2014年新規リイシュー盤。バンドサイトでは、MUSEA盤と異なる06年にハンガリーでリリースされた音源で、LPのようなアナログのフィーリングを最大限に活かし、アコースティックやメロトロンが魅力的に響くようにミックスされているそうです

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