2018年2月16日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊,世界のロック探求ナビ
スタッフ増田です。
今週はバレンタインでしたね!
本日、カケレコ事務所でもパートスタッフの方がちょっと遅めのバレンタインとしてお菓子を作ってきてくれたのですが、お店で出せる位美味しくて驚きました。
ちなみに、他の女子スタッフはバレンタイン当日でもチョコレートの話題すら口にしませんでした・・・。
それはさておき、中古棚より埋もれるには惜しい良作を発見する「カケレコ中古棚探検隊」。
今回はバレンタインのチョコにも匹敵する甘いメロディやヴォーカルが特徴の、ビートリッシュなグループを集めてみました。
ビートルズファンは要チェックです!!それではどうぞ。
まずはジョージ・マーティンプロデュースの「田舎のビートルズ」、スタックリッジ。
英国の田園風景ではしゃぐ無垢な少年少女の姿が目に浮かぶような、愛らしく牧歌的なメロディにたまらず心躍ります。
且つストリングスやハープシコードなどのアレンジは気品と優雅さにあふれていて見事!
ビートルズの覆面バンドと噂になったことで知られるカナダのグループと言えば!?そう、カナダのKLAATUですね。
ポール・マッカートニー直系の憂いあるメロディと、PILOTなどにも通ずるパワー・ポップなバンド・アンサンブル、そしてストリングスやメロトロンを取り入れたダイナミックでプログレッシヴなアレンジ。
ポップなだけでないスケールの大きさが素晴らしいです。
同じくカナダのこちらのグループはご存知?72年デビュー作。
憂いのあるメロディ、ジョージっぽくスウィートなヴォーカル、豊かなストリングス・・・。
これはビートリッシュなグループ好きは間違いなくやられます!
次はママス&パパスのジョン・フィリップスプロデュース、LAで活動したグループの69年唯一作。
リード・ギタリストがイギリス人のためかブリティッシュ度が強く、かつウェストコーストのキラキラしたポップ感もまぶしたサウンドはただただマジカル。
これはエミット・ローズのファンもグッときちゃうだろうな~。
69年のニューヨークでこんなサージェント・ペパーズ・シンドロームな変テコサイケポップがリリースされていたとは!
一曲目からジプシー風のフィドル&ビートリッシュな歌メロが炸裂して驚愕。
ジョン・レノンを彷彿とさせる遊び心&ロイ・ウッドのメロディ・センスといった感じで、MOVE~IDLE RACE~初期ELOあたりのファンは悶絶しちゃうはず☆
こちらも「サージェント・ペパーズ」フォロワーな米西海岸産68年作。
ジョン風のサイケなヴォーカル、キャッチーかつ混沌としたファズ・ギター、バタバタ&ポコポコなリズム隊。
英国のJULYあたりも彷彿させる変態的なサイケ・ポップが最高!
ビートリッシュな英ポップが好き?ミレニアム『ビギン』も好き?
なら、このオーストラリアのデュオが英国に渡り録音した68年作は必聴ですよ~。
後にかのオリヴィア・ニュートン・ジョンにも楽曲提供するSteve Kipnerのメロディメイクが冴え渡った傑作!
最後はこちら!ペルーのビートルズといえばこのバンド。
哀愁漂うジャケ通り、フォーキーなアコギに乗せて歌われる甘く切ないメロディがたまりません・・・。
辺境とは思えない気品と繊細さに溢れた名作ですね。
こちらもどうぞ!
英国田園ポップの名グループ。73年作の傑作3rdアルバム。なんとあのジョージ・マーティンがプロデュースを担当。美しいストリングスとビートリッシュなアレンジにより、彼らの魅力である美しいメロディが瑞々しく響いています。特筆すべきは、James Warren以外のメンバーのソングライターとしての飛躍。Andy Davisによるビートリッシュな心躍る「Fundamentally Yours」、Mutter Slaterによる優美なバラード「To The Sun And Moon」など、一度聴いただけですぐに名曲と分かる優れた楽曲を提供しています。James Warrenも勿論だまっちゃいません。うっとりするほどに流麗な「Humiliation」、BADFINGERのようにキャッチーな「Dangerous Bacon」など、相変わらずのメロディ・メイカーぶり。70年代ブリティッシュ・ポップを代表する傑作です。
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