2018年1月18日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊,世界のロック探求ナビ
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パイロットやELOファンならきっとグッと来る、キャッチーでハートフルなニッチ・ポップ作品を中古棚よりピックアップしてまいりましょう☆
「ランチ」だなんてとぼけたタイトルで、アメリカン・ロックを装っていますが、よく聞くと「ひねり」が聴きまくっていて恐るべしなニッチ・ポップ逸品。ヴォーカル&ギターのHoward Werthは、ジム・モリソン亡き後のドアーズより加入要請を受けたほどの逸材なんです。
グラム・ロックの巨星ゲイリー・グリッターのバック・バンドから生まれたグループで、その名もグリッター・バンド。グラム・ロッキンな一曲目を過ぎると、愛すべきニッチ・ポップのオンパレードで、英ポップ・ファンならニンマリしっぱなしの出来栄えですよ♪
ご存知オランダが誇るKAYAKの初期作品は、「イエスやジェントル・ジャイアントなど英プログレ」 meets 「ELOやパイロットなど英ポップ」と言えるプログレ要素とポップ要素が絶妙に合わさった堪らないサウンドが楽しめます。
ビートルズの覆面バンドとも噂されたカナダのグループですね。荘厳なプログレをイメージさせるジャケからは想像もつかない、ポップでカラフルでプログレッシヴなサウンドに驚き!
ドイツを代表するELPタイプのキーボード・プログレとして名を馳せる彼らですが、この最終作はむしろニッチなハード・ポップとして聴いたほうが楽しめるキャッチーさが前面に押し出された作品!
こちらもジャケはシンフォ然としていますが、中身はまるでジェネシスの気品高さとパイロットの胸躍るポップセンスを合わせたような愛すべきサウンド。ベルギーを代表する名品ですね!
ほんのりユーモラスな牧歌性、人懐っこいキャッチーなメロディ、時折疾走を始めるジャジーで精緻なアンサンブル。英ニッチポップやカンタベリー系に通じるフィンランド・ロックの代表格で、VIRGINよりワールドワイドにリリースされた名作ですね。
ノルウェー産サイケ・ロック/ニッチ・ポップ・デュオが残した、この愛くるしさの塊のような一枚をご存知?サウンドは、米西海岸~英国を通過した末にルーツの北欧に辿りついたような、唯一無二のサイケデリアに覆われた快作。
SPECTRUM、TAMAM SHUD、KAHVAS JUTEといった実力派バンドで手腕を振るった奇才ギタリストTim Gaze率いるグループ。米サザン・ロックと英パブ・ロックの中間に位置するような音楽性ですが、出てくる音にはジャケ通り豊かな色彩を湛えたポップ・エッセンスがたっぷり。マイナーですが良いグループ!
気になる作品を見つけていただければ幸いです☆
オランダの名プログレ・グループ、73年のデビュー作。コロコロとクラシカルでリリカルなピアノ、透明感のあるトーンの伸びやかなキーボードを軸に、性急なギターやゴリゴリとアグレッシヴなベースなどイエス譲りのダイナミズムを盛り込んだサウンドが印象的。ELOやPILOTあたりの英ポップに通ずるキャッチーなメロディも魅力的で、イエス『危機』ばりのハイ・トーンのコーラス・ワークも見事。1曲目からイングランドやドゥルイドあたりの英プログレ・ファンにはたまらないサウンドで、中間部では、ジェネシスばりの幻想的なギター・ソロまで飛び出して、胸が熱くなります。2曲目以降もジェントル・ジャイアントばりに変拍子でキメまくるスリリングなアンサンブルやP.F.M.ばりに格調高いアンサンブルなど、めくるめくドラマティックかつメロディアスな展開で畳みかけます。イエスやジェントル・ジャイアントやグリーンスレイドあたりのファンは必聴!
北欧を代表するグループ。Pekka PohjolaとJukka Gustavsonが脱退し、Jim Pembrokeを中心とする新生WIGWAMとなり制作。75年に英VIRGINよりワールド・ワイドにリリースされた作品。「北欧のビートルズ」と異名を取るように、メロディ・センスは10ccなど英ニッチ・ポップを彷彿とさせます。ジャケットのイメージ通りのほの暗いファンタジーも印象的で、北欧ならではのサウンドを描いた名作。
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