2017年12月26日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊,世界のロック探求ナビ
スタッフ佐藤です。
現在カケレコは70’sマイナー・サイケの中古在庫が大充実!
カケレコを日頃ご利用いただいている皆様はプログレ・ファンの方が多いと思いますが、今回はそんなサイケ在庫より、プログレ・ファンの琴線にも響くのではないかという、プログレッシヴな感性を持ったサイケデリック・ロック作品を探求してまいりたいと思います☆
まずは、プログレ風のカッコいいジャケットも素晴らしい、アメリカのバンドによる71年作をピックアップ。
ほとんど無名なのが信じられない、まるでタルカスのELPにロバート・フリップが乱入したような豪快なサウンド!
プログレと言ってしまってもいいサウンドですが、野太い唸りを上げるファズギターや実験色もあるキーボードなどが熱量高くせめぎ合うギラギラした音像は、サイケからの発展系であることを伺わせます。
78年の作品・ハッピーそうなドラゴンのイラストが載ったジャケットからはほんわかムードが伝わりますが、曲によっては初期フロイドあたりも彷彿させる、アシッドなまどろみ感を伴ったエクスペリメンタルなサウンドは、別の意味でハッピーな感じ。でも油断していると哀愁あるドラマチックなメロディにグッと来ちゃいますよ。
ジャーマン・サイケ・ハードの隠れた名バンドと言えるんじゃないかな?荒々しいファズギターや疾走感あるのに何故か気だるげなリズム隊など、これぞサイケ・ハード!と言いたくなるサウンドが堪りません。熱いです。
ベースにあるのはR&Bですが、ジャジーなドラムスとオルガンが英国っぽい気品を添えています。フルートが寂寥感たっぷりに舞う9分に及ぶこのナンバーは、R&B/サイケ/プログレが理想的に組み合わさった劇的な名曲!
第一次大戦で戦果を上げたイギリスの戦闘機ソッピースキャメルを冠した、サイケの本場シスコ産バンド。サックスやフルートがリードを取るジャジーな個性派サイケは、ジャズ・ロック・ファンにも直撃。
FOCUSやKAYAKなどキャッチーなプログレのイメージが強いオランダですが、実は初期フロイドやGONG、GURU GURUなどにも比肩するトリッピーなサイケ・プログレがあるんです…。
こ、これはFAMILLY+IRON BUTTERFLY+JETHRO TULL!?プログレッシヴでハードでメロディアスなダッチ・サイケの秘宝盤!
いかがでしたか?
気になる作品が見つかれば幸いです☆
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