2017年11月22日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
アンニュイなウィスパーボイスと、儚い佇まいが魅力的なフランスのシンガー、シャルロット・ゲンズブール。
今日は、シャルロットが好きならもしかしたら響くかも!?というアルバムを集めてみました!
※シャルロット・ゲンズブールはカケレコの主要取り扱いアーティストではないので、在庫が無い場合がございます。ご容赦くださいませ。
まずはシャルロットの曲を。
♪CHARLOTTE GAINSBOURG / 5:55
いや~、惹き込まれてしまいます。ピアノとストリングス中心のダークなアレンジと、シャルロットのアンニュイなボーカルが完璧にマッチしています!
フランスのアンニュイ・シンガーと言えば、フランソワーズ・アルディ。
シルヴィ・バルタンやフランス・ギャルのようなイエイエ・シンガーもいいけれど、アルディのこの高潔で透明な歌唱は他には無いですよね!
シャルロットにも通じる、メランコリックな詩情がたまりません!
今年亡くなってしまったフランスの女優、ジャンヌ・モロー。91年のコンピレーションアルバムです。
ややハスキーな声質で、歌唱力などどうでも良くなってしまうような、彼女ならではの「歌」を聴かせてくれます!
シャルロットの母、ジェーン・バーキン。ショパンの前奏曲をモチーフとしてセルジュ・ゲンズブールが作った楽曲です。
カナダはケベックで活躍したシャンソン歌手・女優、ルネ・クロード、67年作。
優雅で凛とした歌唱が素晴らしいです。ジャケットもいいですね!
今回のセレクトとは浮いてしまいますが、たまにはこんな弾けたフレンチ・ポップはいかが?
80年代エレクトロ・フレンチ・ポップ・シンガー、LIOのコンピレーションアルバム。能天気なポップスが最高です。
フランスのフォーク・シンガー、エマニュエル・パルナンの77年作。
ダルシマーや古楽器にのせて、澄んだボーカルがそよ風のように響き、幻想的な音世界を築いています!
シャルロットが70年代にシンガーをしていたら、いいプロデューサーを見つけてこんなアルバムを出していたかも知れませんね。
(下記CDの写真には帯が付属していますが、当在庫CDには帯は含まれません)
フランスの女性コンポーザーで、ヴォーカル、鍵盤楽器、ギターを操るマルチ・ミュージシャン、ローレンス・ヴァネイの76年2ND。
柔らかく積み重ねられた音が、とろけそうに気持ち良いです。
「へびつかい座」というバンド名が神秘的ですね!フランスのプログレ/サイケ・フォーク・バンド、73年作。
管弦楽器によるクラシカルで格調高いアレンジ、甘く切ないヴォーカル、優しく包み込むようなメロディーライン。絶品です。
シャルロットが歌ってもおかしくない、憂愁のメロディーです。
パリ出身のシンガーソングライター、ギー・スコルニクの71年作。
フランスらしい静謐でドリーミーなリリシズムに溢れつつも、実験精神にも満ちたアーティスティックな美曲ぞろいのこの作品。
それにしてもフランス語というのは、それだけで何か深みのある響きがしますね。不思議です。
フレンチ・プログレ代表バンド、ピュルサーのKey奏者とギタリストの2人を中心に結成されたグループ、13年デビュー作。このジャケット、非常に美しいですね!
幽玄に鳴るキーボードをバックに、アコギの神秘的なアルペジオとこぼれ落ちるような静謐なピアノが幾重にも重なる幻想的なサウンドが素晴らしいです。
シャルロットがプログレをやったら、こうなったりするんじゃないでしょうか。
ボーナス・トラック1曲、定価2427+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
ケースツメ跡あり、帯中央部分に色褪せあり
フレンチ・アイドル出身の彼女が、芸術的傑作として世に放った、71年作。ロマンティシズム溢れる吐息のような彼女の歌声と、ブラジル人ギタリストとのコラボが生んだアシッド・フォーク的質感を孕んだ、美しすぎる汎フォーク作品。
フランスの女性アシッド・トラッドフォークミュージシャンによる、Ballon Noirレーベルからリリースされた77年作。つぶやくような品のあるボーカル・ナンバーを中心に収録されたそのサウンドは、ハーディー・ガーディーやダルシマーなどのトラディショナルな楽器や、サイケデリックな質感ただようパーカッション類、そして浮遊感溢れる音像処理などのアヴァンギャルドな実験色も織り交ぜた個性的なものであり、クラシカルで崇高な音楽性とどこか浮世離れした不思議な酩酊感の対比が素晴らしい名盤となっています。
ユーロ・トラッド・フォークの名盤として人気の高い77年作『MAISON ROSE』で知られるフランスの女性SSW、17年にリリースされた未発表音源集。『MAISON ROSE』直後の78年と81〜82年の音源11曲を収録しており、アートワークのイメージに違わぬ美しくアヴァンギャルドで幻惑的な音空間を生み出しています。『MAISON ROSE』以上に彼女のただならぬ才能をひしひしと感じさせる一枚です。
70sフレンチ・シンフォの代表格PULSARのキーボーディストJacques RomanとギタリストGilbert Gandilによって結成されたバンドの22年3rdアルバム。PULSARやラティマー主導による80年代後半以降のCAMELに通じる叙情的ながらもシリアスな手触りを持つサウンドに、実にフレンチ・プログレらしいアーティスティックで夢想的なタッチを加えた、イマジネーション溢れるシンフォニック・ロックに心奪われること必至。「幽玄」というワードがぴったり来る霧の奥から響くように儚げなキーボード、そしてラティマーやS.ロザリーばりにエモーショナルな音運びのエレキ&物悲しいタッチのアコギを折り重ね幻想的に聴かせるギター。そこに温かく味わいある男性ヴォーカルと美声の女性ヴォーカルが繊細に歌を乗せていきます。シンセがメランコリックにたなびくヒンヤリとしたトーンのナンバーは往年のPINK FLOYDも彷彿。CAMELファン、PINK FLOYDファン、そしてPULSAR『Halloween』がお気に入りという方には是非体験して欲しい音世界です。
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