2017年10月14日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,今週のカケレコFacebook
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こんにちは。今週は夏のように暑かったり、雨が降って冷え込んだりと気温の変化が激しい1週間でした。こんなに気温差があるのは久しぶりの事らしいのですが、「女心と秋の空」なんていう言葉もありますので、秋らしい1週間だったのかもしれません。
さて、今週のカケレコFacebookページ『カケレコのロック探求日誌』では、「秋っぽいジャケット」というテーマで、カケレコ・スタッフが秋を感じるジャケットの作品をピックアップしてまいりました!
今週のロック探求投稿をまとめてお楽しみください♪
本日はハットフィールド&ザ・ノースの1stアルバムをセレクト。
このピンクがかった淡い色調の空、どこか秋の風景という感じがしませんか?その空にうっすらと浮かび上がった宗教画らしき絵がまた荘厳さを醸し出していて、アーティスティックな名ジャケットだなぁと思います。
サウンドもカンタベリー・ロックならではの味わい深さに満ちていて、秋になるとジャケットを眺めながらじっくり聴き入りたくなる作品です。(佐藤)
今日ピックアップするのは、フリートウッド・マックの69年作『THEN PLAY ON』。
黄色い(多分)山をバックに真っ赤なもみじが舞うジャケットは、秋の色鮮やかさを感じさせてくれますね。味わい深い円熟のサウンドも秋にピッタリの作品です。(青山)
秋と言えば落ち葉。落ち葉と言えばこのアルバム!というわけで本日はオールマン・ブラザーズ・バンドの73年作『BROTHERS AND SISTERS』をご紹介。
デュアン・オールマンとベリー・オークリーという2人のメンバーを続けて事故で失ったにもかかわらず、悲しみを吹き飛ばすかのように明るくカラッとしたカントリー風味のサザン・ロックで、グループ初の全米ナンバー・ワン・ヒットとなった本作。
背景を知ると軽快な曲調の中にもどこか切なさと哀愁が滲んでいるような気がして、非常に味わい深い一枚です。
ちなみにジャケットの表裏を飾る子供はメンバーのブッチ・トラックスの息子とベリー・オークリーの娘だそうですよ♪(増田)
色づいた木のそばに、アコギを持って朴訥と立つこのジャケット。「秋」120パーセント、といった感じです!
このアルバム、ボーカルもドラムもエレキも、鳴っている音がすごく「温かい」んですよ・・・!
英国のシンガー、ロジャー・モリスの72年1stなのですが、ザ・バンド『MUSIC FROM BIG PINK』に打ちのめされて音楽を始めたそうで、厚みあるアーシーなサウンドはまさにザ・バンド的。ヴァン・モリソンのような柔らかいソウルフルな歌声も格別で、聴けば聴くほどじわじわと沁みてきます。
秋晴れの日にこれを聴いて、ゆっくりお茶など飲みたいです。(みなと)
今週は「秋っぽいジャケット」というテーマで、カケレコ・スタッフが秋を感じるジャケットの作品をピックアップしてまいりました。
ラストの一枚は、ジェネシスの73年作『SELLING ENGLAND BY THE POUND』です♪
実際に描かれている季節はわかりませんが、パステルカラーの優しくファンタジックなイラストからは、なんとなく秋っぽさが漂ってくる気がするのですが、いかがでしょう。
内容のほうも、特に終盤「After The Ordeal」~「The Cinema Show」の流れを聴くたびに、落ち葉がひらりと舞う秋の英国庭園を思い浮かべているのは私だけでしょうか。
手工芸品のような精緻さと温もりを宿した愛すべき名作ですね。(佐藤)
「秋」をキーワードにロック探求!お気に入りの1枚が見つかれば幸いです。
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元CARAVANのRichard SinclairとSteve Miller、元MATCHING MOLEのPhil Miller、後にNATIONAL HEALTHで活躍するPip Pyleにより結成され、Steve Millerが脱退、KHANを経たDave Stewartが参加したカンタベリー・ジャズ・ロックバンドの代表格の74年デビュー作。HENRY COWのJeff ReighやRobert Wyattも参加した本作は、メンバーの確かな技巧に裏打ちされた複雑な楽曲構成や、変拍子を用いたテクニカルなインタープレイを持ちつつも、カンタベリー独特の質感、メロディーの味わい、ポップ・センス、ユーモアを散りばめた極上のファンタジアを描く傑作です。
元CARAVANのRichard SinclairとSteve Miller、元MATCHING MOLEのPhil Miller、後にNATIONAL HEALTHで活躍するPip Pyleにより結成され、Steve Millerが脱退、KHANを経たDave Stewartが参加したカンタベリー・ジャズ・ロックバンドの代表格の75年2nd。カンタベリー・ジャズ・ロックの代表作である本作は、20分の大作「Mumps」を含め、 前作より全体的に整理、洗練された世界観をすっきりと聴かせる作風となっており、クロスオーバー・ジャズ・ロック色を強めた音楽性へと変化しながらも、彼ららしいポピュラリティーを持ったサウンドと、胸を打つメロディーが素晴らしい傑作です。
69年作3rd。英アルバム・チャート最高18位。デビュー・シングル「アイ・ビリーヴ・マイ・タイム・エイント・ロング」をはじめ、ビートルズの「サンキング」にも影響を与えたとされる美しいインスト曲「あほうどり(アルバトロス)」(初の全英No.1シングル)、ここ日本ではサンタナのカヴァーで有名な「ブラック・マッジク・ウーマン」などを収録。極めてベスト盤的な内容に仕上げられている。なお、この時期からダニー・カーワンが参加、ピーター・グリーン、ジェレミー・スペンサーとのトリプル・ギター編成となる。
英ブルース・ロックの名グループ、ダニー・カーワンが参加して初、ピーター・グリーンの最後の参加作となる69年の3rd。初期のR&B色は薄まり、アーシー&サイケデリックな色彩が増しています。その中で深淵なる精神性を音で聴かせる天才ピーター・グリーンのギターが特筆。繊細でいて芳醇。枯れていつつもメランコリック。派手さはないものの、円熟の境地に達した味わい深すぎる名作。
直輸入盤(帯・解説付仕様)、ブックレット一体型デジパック仕様、2枚組、定価4200+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
カビあり
盤質:傷あり
状態:並
盤に目立つキズあり、小さい圧痕あり、帯中央部分に色褪せ・小さい汚れあり
盤質:傷あり
状態:良好
1枚は盤無傷/小傷程度
オールマン・ブラザーズ・バンドならではの緻密なアンサンブルと奔放なインプロヴィゼーションを存分に楽しめるライヴ・アルバムにして、バンドの最高傑作。71年作。
急逝したデュアン・オールマンを含む布陣によるスタジオ音源と、フィルモア・イーストで収録されたライヴ音源で構成。トップ10ヒットとなった72年の出世作。
紙ジャケ&紙ケース仕様、プラチナSHM-CD仕様、巻き帯付き仕様、ターコイズブルーレーベル採用、HRカッティング、ボーナス・トラック2曲、定価3619+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、巻き帯はあります、若干スレあり
デュアンに続き、事故で急逝したベーシスト、ベリー・オークリーの遺作にして、グループの初めてのナンバー・ワン・アルバム。ヒット曲「ランブリン・マン」を収録。73年作。
821229000042(ALLMAN BROTHERS BAND)
ペーパーケース仕様、4枚組、ボーナス・トラック1曲
盤質:傷あり
状態:良好
小さい角潰れあり
821229000042(ALLMAN BROTHERS BAND)
ペーパーケース仕様、4枚組、ボーナス・トラック1曲
盤質:傷あり
状態:良好
スレあり
柔らかな陽光が差し込む秋枯れの穏やかな日。アコギを携えそっと佇むRoger Morris。ジャケットにピンと来た英フォーク・ロックのファンの方、間違いなくハズレはありません!THE BANDからの影響が感じられる土臭く哀愁に溢れたアンサンブル。滲み出る英国的な陰影がたまりません。Roger Morrisのヴォーカルが特筆もので、渋みが少なく柔らかな歌声に心温まります。もちろんメロディも絶品!これぞブリティッシュ木漏れ日フォーク・ロックといえる愛すべき傑作!72年リリース。
GENESISが72年4月に行なったイタリアはローマでのライヴを収録。シングルリリースのみのナンバー「Happy The Man」ほか、『TRESPASS』と『NERSERY CRYME』からのナンバーを中心に披露。
5099951132927(ANTHONY BANKS LTD)
2枚組、スリップケース付仕様
盤質:傷あり
状態:良好
ケースツメ跡あり、スリップケースにスレあり
DVD、NTSC、リージョン3、チャプターリストリーフレット・レーベルカタログリーフレット付仕様
盤質:傷あり
状態:良好
スレあり、リーフレット2種に圧痕・小さい折れあり
Peter Gabrielによる味わい豊かなしゃがれ気味のボーカルと、演劇的に彩られたステージ・パフォーマンスが独特の存在感を放ち、数多くのフォロワーに受け継がれ、現在に至るまで脈々とプログレッシブ・ロックシーンに息づいているイギリスのグループの71年3rd。Phil Collins、Steve Hackettが加入し、ついに黄金期のGENESISが誕生した記念すべき1枚。Peter Gabrielの寓話的な世界観が良く現れており、その奇天烈な世界は冒頭「ミュージカル・ボックス」と、それを表現したアルバムジャケットに顕著でしょう。GENESISサウンドが完全に確立された作品であり、本作をステップにGENESISは名盤を連発していきます。
Peter Gabrielによる味わい豊かなしゃがれ気味のボーカルと、演劇的に彩られたステージ・パフォーマンスが独特の存在感を放ち、数多くのフォロワーに受け継がれ、現在に至るまで脈々とプログレッシブ・ロックシーンに息づいているイギリスのグループの72年4th。プログレッシブ・ロックの代名詞のひとつであるメロトロンのロング・トーンで幕を開ける本作は、定番曲「ウォッチャー・オブ・ザ・スカイズ」、そして20分を超える名曲「サパーズ・レディ」を収録しPeter Gabriel期GENESISのサウンドを確立させた名作であり、「幻惑のブロードウェイ」と並ぶ彼らの代表作の1つ。寓話的幻想性を持ったシアトリカル・ロックの最高峰です。
Peter Gabrielによる味わい豊かなしゃがれ気味のボーカルと、演劇的に彩られたステージ・パフォーマンスが独特の存在感を放ち、数多くのフォロワーに受け継がれ、現在に至るまで脈々とプログレッシブ・ロックシーンに息づいているイギリスのグループの73年ライブ作。その内容はPeter Gabriel在籍期の彼らの代表曲を並べた構成であり、「Nursery Cryme」や「Foxtrot」の楽曲を中心にパワフルなパフォーマンスが圧巻の、プログレッシブ・ロック史に残るライブ作と言えるでしょう。「Watcher Of The Skies」のメロトロンで幕を開け、Peter Gabrielのシアトリカルなボーカルをフロントに奏でられていく楽曲は、スタジオ盤同様の緻密さとスタジオ盤以上の迫力を持って迫ります。
解説元から無し、ファミリーツリー付仕様、定価2,854
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無、ファミリーツリー無し、カビあり・ケースツメ跡あり
Peter Gabrielによる味わい豊かなしゃがれ気味のボーカルと、演劇的に彩られたステージ・パフォーマンスが独特の存在感を放ち、数多くのフォロワーに受け継がれ、現在に至るまで脈々とプログレッシブ・ロックシーンに息づいているイギリスのグループの73年5th。Peter Gabriel期GENESISの作品の中でも非常に英国然とした湿り気と気品に溢れた作品であり、ジャケットの通り温かみのあるサウンドを構築しています。「ダンシング・ウィズ・ザ・ムーンリット・ナイト」や「ファース・オブ・フィフス」といった代表曲も収録されており、前作「FOXTROT」に負けず劣らずの傑作となっています。
Peter Gabrielによる味わい豊かなしゃがれ気味のボーカルと、演劇的に彩られたステージ・パフォーマンスが独特の存在感を放ち、数多くのフォロワーに受け継がれ、現在に至るまで脈々とプログレッシブ・ロックシーンに息づいているイギリスのグループの74年6th。Peter Gabriel在籍期最後のアルバムとなる本作はマンハッタンを舞台に繰り広げられる、ラエルという男性を主人公にしたコンセプト・アルバムであり、Peter Gabriel期GENESISの集大成となった問題作。前作までのファンタジックなジャケットから一転、ヒプノシスによるジャケットを採用し、それまでの寓話的な幻想性は後退していますが、Peter Gabrielのシアトリカルなボーカルは健在であり、聴く者を文字通り幻惑の世界に誘います。
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