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ダブルネック・ギターの名プレイヤー特集!

スタッフ増田です。

本日10月2日はGENESISのベーシスト兼ギタリスト、マイク・ラザフォードのお誕生日。

マイク・ラザフォードといえば、キーボードのトニー・バンクスと共に結成以来GENESISを支えるメンバーであると同時に、自身のバンドMIKE & THE MECHANICSでも数々のヒットを飛ばしてきた名プレイヤー。
なんと今年の4月にもMIKE & THE MECHANICSで新譜を発表したりと、現在も精力的に活動を続けています!

そんなマイク・ラザフォードのトレードマークと言えるのがダブルネック・ギター。

特にこちらの上が12弦ギター&下が4弦ベースのダブルネックはインパクト抜群。重そうですね~。

ちなみにダブルネック・ギターは見ての通りネックが2本あるギターで、ライブでの演奏の際異なるギターやベースに持ち替える手間を省くために考案されました。
幅の広いテクニカルなプレイが要求されるプログレ界隈ではよく目にする楽器ですね。

というわけで、本日はこのダブルネック・ギターやベースを駆使するプレイヤーに注目してみました。

MIKE RUTHERFORD(GENESIS)

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まずはマイク・ラザフォードから。
まだギターのスティーヴ・ハケットが在籍していた頃の映像ですが、すでにダブルネックを使っていますね。
イントロでは上の12弦ギター、それ以外では下の6弦ベース(?)を演奏しています。

STEVE HOWE(YES)

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GENESISの次はイエスのスティーブ・ハウ。
『イエスソングス』として映像化もされた72年『危機』ツアーの「And You And I」で、12弦&6弦のダブルネックを使っている姿が印象深いです。
それにしてもみんな若々しい!

CHRIS SQUIRE(YES)

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さらに!ベーシストのクリス・スクワイアはダブルならぬトリプルネックのベースを使用していることで有名ですね。
ちなみに何が合体しているか解説すると、一番下は4弦ロングスケールのフレットレス、真ん中は普通の4弦ベース、一番上がショートスケールの6弦ベースで、しかも12弦ギターのように1オクターブの複弦が3つ、という形だそうです。恐ろしや!

JIMMY PAGE(LED ZEPPELIN)

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さて、スティーブ・ハウの使っていたギブソンのEDS-1275というダブルネック・ギター。
その奏者として最も有名なのが、なんといってもレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジでしょう。
ダブルネックはこの曲のために生み出されたといっても過言ではありません!?

DON FELDER(EAGLES)

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「天国への階段」と同じくらい有名なダブルネックといえばこの「ホテル・カリフォルニア」。
PVでもドン・フェルダーがスティーブ・ハウと同じギブソン・EDS-1275の白のモデルを使っていますね。

ANDREW LATIMER(CAMEL)

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次はキャメルのギタリスト、アンディ・ラティマーのプレイをどうぞ。
6弦ではどこまでも伸びやかな旋律を、12弦では軽やかなカッティングをという使い分け方が面白いです。

ALDO TAGLIAPIETRA(LE ORME)

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ここでイタリアン・ロックからも登場!
LE ORMEのギター/ベース/ヴォーカリスト、アルド・タリアピエトラ。
マイク・ラザフォードと同じくベース&12弦ギターのダブルネックを使用しているようですね。
かつてはキーボード・トリオで、再結成後はキーボードに新メンバーを加えて4人編成になったりもしましたが、頑なに彼1人でギター&ベースを担当し続けているのが凄いです。
それにしてもこの映像、オルガンのMICHELE BONのTシャツがどうしても気になっちゃいますね…。

JOHN MCLAUGHLIN(MAHAVISHNU ORCHESTRA)

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最後を飾るのはこの天才ギタリスト!マハヴィシュヌ・オーケストラで活躍したジョン・マクラフリン。
彼もジミー・ペイジと同じくギブソンEDS-1275を使用していたことで知られています。
12弦ギターのオクターブを利用した超々々絶技巧の速弾きには、目が釘付けになってしまいますね!
しかも本人は涼しい顔で笑みまで浮かべてるし……天才、すごすぎます!

いかがでしたか?
ダブルネックは主にライブで使用する楽器ですが、やはり視覚的にインパクトが強いのもいいですね!
普通のギターやベースとは違った存在感があって、迫力満点です。

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