2017年9月27日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊,世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
90年代から活躍する、グラスゴーのインディー・ポップ・バンド、ベル&セバスチャン。
沢山の作品がありますが、特に3rdアルバムの『THE BOY WITH THE ARAB STRAP』は、アコースティックで繊細な楽曲に美しいメロディー、陰鬱な歌詞が素晴らしく、永遠の魅力を放っていますよね。
ベルセバはカケレコの主要取り扱いアーティストではないので在庫が無いのですが、彼らに近い雰囲気の作品を、棚から探してみました。
まずは一曲。
♪Belle & Sebastian / The Roller Coaster Ride
いやあ、センチメンタル。胸がいっぱいになってしまいます。
さてそれではカケレコ棚にまいりましょう。
英フォークデュオ、74年作。リズムとコーラスの感じが、不思議とベルセバっぽいです。
バタバタしたドラムと、女性コーラスが時折ふわっと入る感じがたまりません。
オレゴンのクリスチャン・フォーク・ロック・トリオ、75年に自主制作された唯一作。
ドラムの小刻みな感じ、やや不安定なボーカル、そしてベルセバに通じるセンチメンタリズム。
こんなバンドが70年代にいたなんて!
英国で60年代後半に活動していた、男女混成フォーク・ユニット、69年作。
フォーク色強めですが、鈴のような美しい女性コーラスが、イザベル・キャンベルみたいなんです!
ヘッドフォンで聴くと、真ん中に男性ボーカル、右と左で2人の女性ボーカルが聴こえてきて、そのハーモニーがとても心地よいです。
英ポップ・フォーク・バンド、ハニーバスの一人、ピート・デロの71年作。
この虫のジャケットがね・・・ギョッとしてしまうのですが、ポップで切なくフォーキーな曲がぎっしり詰まっています。
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後にソロで名作を残すPete DelloとColin Hareという2人のミュージシャンを擁し、マイナーながら60年代末から70年代はじめの活動期間中に愛すべきポップな楽曲を数多く残した英フォーク・ロック・バンド、HONEYBUSを特集。
英国の吟遊詩人、ドノヴァンの67年作。
この優しい歌声、感傷的な響きは、スチュアート・マードックにも通じるものがあると思います。
英フォーク・バンド、スプリガンズの中心人物、マンディ・モートンのバンド、83年作。
シンセの感じが80年代的で、ギターがキラキラしていて、インディーポップに通じるセンスを感じます!
いかがでしたでしょうか。どの作品も、程よくセンチメンタルで、ポップで、聴けば聴くほど胸に沁みてきます。
71年発表の3rdアルバム。全体的に英国叙情な穏やかなメロディーを基調としたフォーク・サウンドながら、メール&フィーメール・ヴォーカルによる気だるいハーモニーと、ジャケットから受ける印象通りのミスティックな雰囲気がなんともたまらない作品。いつ聴いてもトロトロと良い気分になります。
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