2017年9月19日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊,中古CDレコメンド
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本日、170枚の中古CDをサイトにアップいたしました!今日は新旧の東欧プログレが充実してますねぇ~。
その中からピンク・フロイドのDNAを受け継ぐポーランド新鋭WAVEの17年デビュー作をピックアップいたしましょう☆
「狂気」~「ウォール」期フロイドをポーランド特有の深い陰影とモダンな質感で蘇らせたような新鋭バンド。エフェクトを効かせ淡く幻想的なトーンを鳴らす2本のギターと、ひんやりと冷たい質感を持つシンセが浮遊感あるダークな色調の音世界を構築します。深遠かつ静謐な幻想性に溢れたサウンドは、本家に肉薄!
どうぞ引き続き探求をお楽しみください☆
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ポーランドの新鋭プログレ・グループ、17年にリリースしたデビュー作に続く18年の2nd。基本的には前作の延長線上にある、ピンク・フロイドへのリスペクトに溢れるメランコリックかつ静謐な世界観が美しいメロディアス・プログレ。エコーがかった淡いトーンで交差する2本のギターと陰鬱にたなびくシンセ、清らかなピアノらが描き出す深遠かつドラマチックなサウンドは、相変わらず息を飲むような美しさです。前作で聴かれた浮遊感に満ちた幻想的な世界観はやや後退したように感じられ、都会的な洗練性が強まった印象があり、「狂気」と「ウォール」を想起させた前作からすると、「ウォール」色がより前面に出ていると言えるでしょう。メランコリックなパートをより物悲しく彩るゲストのヴァイオリンも効いています。まだ2作品のみながら、フロイド憧憬の新鋭としての実力はトップクラスに位置するもの。前作を気に入ったなら、今回もまず間違いない力作!
17年にデビューしたポーランドの新鋭プログレ・グループによる23年作4thアルバム。PINK FLOYDの影響を強く感じさせていた従来から、耽美な音響センスを発揮した独自のスタイルを提示した意欲作。息を飲むように幻想的な音響空間の中を、ギルモアの面影を感じるギターや煌めくようなピアノが浮遊する非現実性を帯びたアンサンブル。そしてエモーショナルで繊細に歌うヴォーカル。バンドの美学が貫かれたメランコリックかつ妖艶な音世界に、聴き進めるにつれてどんどんと惹きこまれます。ポーランドは同様の音響的アプローチを聴かせるアーティストが多いですが、本作はその中でも群を抜くクオリティと孤高性を誇っていると言っていいでしょう。傑作です。
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