2017年9月12日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,新譜CDナビ
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英米ロックファン注目のニッチ&ディープな作品を続々と紙ジャケでリイシューしている韓国のレーベルBIG PINKより新譜が届きましたのでご紹介いたします。
AORを代表するアーティスト、ビル・ラバウンティ。
ドラマチックかつフックに富んだ洗練のソングライティング、流麗なストリングシンセにエレピやサックスをフィーチャーしたアーバンなアレンジ、そして適度にソウルフルなコクを含んだ耳に心地よいヴォーカルなど、そのサウンドはすでにAORそのもの。
NY出身のソフト・ロック/AORグループ77年作。
西海岸勢にも通じる爽やかさとNY出身らしいアーバンな空気を纏ったフリーソウル調を軸に、ハワイアン・コンテンポラリー的な優美さも散りばめたAORサウンドが極上。
元THE SHADOWS OF KNIGHT、H.P. LOVECRAFTのメンバーによるサイケ・ハード・グループ、68年1st。
ハモンドを基調としたブルージーでメロウなサウンドは、アメリカらしい豪快さというよりは繊細でどこか気品があり、これでもかと充満する哀愁も含めて同時期の英国キーボード・ロック的な雰囲気。
英シェフィールドのフォーク・バンド、85年唯一作。
ケルト音楽の影響色濃いメロディー、ホイッスルやマンドリンなど民族色ある楽器と、シンセサイザーなど電子楽器が幻想的に絡み合うそのサウンドは、スピリチュアルなスティーライ・スパンといった趣です。
ウッドストック出演の埋もれた名SSW、69年2ND。
ドノヴァンに通じる浮遊感あるフォークポップと、内省と激しさが同居した中性的なボーカルが心を打ちます。
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