2019年10月18日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,新譜CDナビ
タグ: ロック&ポップス
こんにちは。スタッフみなとです。
10/18はローラ・ニーロの誕生日。もし存命なら72歳でした。
今日は、ローラ・ニーロの楽曲を聴きつつ、彼女に通じる魅力を持った女性シンガーをピックアップいたします。
それではまず、『ニューヨーク・テンダベリー』から一曲。
伸びやかでソウルフルな歌声に聴き入ってしまいます。
ゴスペルやソウル、ジャズを飲み込んだ唯一無二の楽曲と、歌声からにじむ情念や寂寥感に圧倒されてしまいます。
それではカケレコ棚にまいりましょう!
流麗なピアノ、オルガンがたなびく中に響く、伸びやかで美しく力強い歌声・・・まるでローラ・ニーロのようでびっくり!
後にAOR/フリー・ソウル名盤『SHINE THE LIGHT OF LOVE』をリリースしたり、エルメート・パスコアールの作品に参加したりするシンガー、グーギー・コッポラです。
ローラ・ニーロがジャズ・ロックをやったらこうなる!?というサウンド。
ハービー・マンプロデュースの、ニッチ過ぎるジャズ・ロック71年作。
少しスモーキーで、伸びやかなボーカル。素敵です。
ライ・クーダー、ジェシ・デイヴィス、ジム・ケルトナーが参加。マイナーだけど内容はピカいち!
女優として主に知られる米フィメール・シンガー、68年唯一作。ローラ・ニーロをまろやかにしたみたいな歌声が心地良い!西海岸の最高の布陣がバックアップした、68年極上のポップス作品。
カナダはトロント出身のSSW、69年作。
ドスの効いた声だったり、透明感溢れる声だったり…表情豊かで伸びやかなボーカルが素晴らしいです。
ローラ・ニーロやジョニ・ミッチェルを彷彿とさせる軽やかなハイ・トーン、サンディ・デニーを思わせる中域、そしてジャニス・ジョップリンばりのソウルフルなシャウト。なんて表現力豊かな歌唱なんでしょうか!
英米ルーツ折衷の芳醇なアンサンブルに神々しく映える、クリスチャン女性シンガー、シンディの伸びやかな歌声。「心奪われる」という形容がぴったり。元STRAWBSのTony Hooperのプロデュースも見事。
「和製ローラ・ニーロ」などと称されたこともある彼女。ソウルフル且つ透明感に溢れたボーカルと、心弾むようなサウンドが素晴らしい名作ですね。
残念ながら、動画はご用意できませんでした。。
続いて次ページより、ローラ・ニーロの楽曲を他アーティストがカバーした音源を聴いてまいりましょう。
ローラ・ニーロがいかに優れたソングライターだったかが分かります。
キャロル・キングやジョニ・ミッチェルとともに60〜70年代のアメリカを代表する女性SSW。69年作の3rd。自由奔放で瑞々しい2ndに比べ、オープニングから深遠なサウンドに驚きます。ニューヨークの喧噪がフッと立ち消え、スローモーションのモノクロへと景色が崩れていく中、静かに立ち上がるような静謐なピアノ。重厚かつ凛としたヴォーカル。録音当時、まだ22歳とは思えない、魂をえぐるような底知れる表現力はただただ圧倒的。前作『イーライと13番目の懺悔』と並ぶ代表作であり、60年代の米ロック屈指の傑作。
60年代半ば〜70年代半ばに活動したフォーク・ポップ・バンドSETTLERSの女性ヴォーカル。YORKレーベルからの73年ソロ作で、プロデュースは、同じくYORKから作品をリリースしたWOODEN HORSEやFOGGYと同じく元STRAWBSのTony Hooperが担当。シャープに引き締まったリズム・セクション、グルーヴィーでいてキレのあるソウル・フレイヴァーたっぷりのエレキ・ギター、瑞々しい管弦楽アレンジによるアンサンブル。そこをバックに躍動する可憐なシンディの歌声!オープニング・ナンバーからソウルフルかつ清楚という希有なポップ・ソングに仕立て上がっています。スワンピーな演奏をバックに、クリスチャンらしく祈りのような伸びやかな歌唱が乗るナンバーも良いし、リコーダーとヴァイオリンの静謐なフォークでの気品に満ちたエモーショナルな歌唱も良いし、英米折衷の芳醇なアンサンブルにキュートでいて芯の強い歌声が見事に映えていて、ただただ心奪われます。艷やかに鳴るストリングスの感じは、ピート・デロのソロ作も頭に浮かびました。ずばり感動的な傑作です。紙ジャケット仕様。
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