2017年6月21日 | カテゴリー:どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ 市川哲史,ライターコラム
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たしか日本からはるばる訪ねた、我が国が誇る<殺人轟音ロックトリオ>ブランキー・ジェット・シティの2ndアルバム『BANG!』のミックス作業現場――26年前のハンザ・スタジオの記憶だ。プロデューサーの土屋昌巳さんに促されて覗いた窓外には「やはり」ベルリンの壁しか見えず、《Hansa by the Wall》の異名は伊達じゃないわ、と妙な感心をした自分を想い出す。思わず知らず鼻歌を口ずさんでいたら、土屋さんに笑われた。
「やっぱり市川さんも、正しい日本のロック少年の道を歩んできてますねー」
はい、当時30歳を前にした大の大人だったにもかかわらず、つい私は“ヒーローズ”を口ずさんでしまいました。お恥ずかしい。
デヴィッド・ボウイが「たった一日だけなら僕らさえ英雄にだってなれる」なんぞと本気で1977年の初夏に唄った、<世界一凛々しいスーパー・モラトリアム・ソング>。
一応音楽評論家っぽいことも書かせてもらうと、ジャーマン・プログレ的要素をイーノと共同意訳した<近代ヨーロッパ的>という言葉がやたら似合う斬新なサウンドは、まさにポスト・パンクに相応しかった。しかも<グラマラスなポップスター・アイコン>という旧時代の経歴からの見事な変容ぶりは、同じく時代を跨がねばならない境遇の我々リスナーにとって理想的な前進で、かつ心強い指針となったのだ。
そんなこんなで醸し出されたあの独特な<ポジティヴな憂鬱>的世界観は、未だ色褪せない。というか、瀬戸際のEU加盟諸国はいまこそ欧州の主題歌“ヒーローズ”を共に唄い、再団結すべきではないのか。かつての“インターナショナル”みたく。そういえば“ヒーローズ”をフランスでは仏語ヴァージョン、ドイツでは独語版でその名も“ヘルデン”までご丁寧にリリースしてたんだよこの人は。
そしてこの<スタイリッシュなくせに実直>だからこそ、ボウイの“ヒーローズ”は永遠に欧州の<州歌>となった。2014年11月10日に独ブランデンブルグ門で開催された《ベルリンの壁崩壊25周年記念イヴェント》で、メルケル首相やゴルバチョフ元大統領が列席する中、ベルリン国立歌劇場付属オーケストラを従えたピーター・ガブリエルがベートーベンの『交響曲第九番』と“ヒーローズ”を唄って、当たり前なのだ。
だからメルケルが首相就任以来、困難に直面する度に執務室で大音量の“ヘルデン”を聴き自らを鼓舞して、ドイツを欧州最強国の座へ就かせたのも当然の帰結だろう(←嘘)。
大学浪人生活を始める直前に『ヤング・ミュージック・ショー』で観た前年78年12月の再来日公演の映像が、私が初めて観た“ヒーローズ”だ。絵に描いたような<妙に濃い化粧>に違和感は覚えたものの、あの<ストイックな絶頂感>は問答無用で恰好良かった。83年10月の3度目の来日公演における<MTVバブル仕様>の“ヒーローズ”にも、<封印前最期のライフタイム・ヒットパレード披露仕様>で4度目の90年5月東京ドーム公演の本編をシメた“ヒーローズ”にも、ぐっときた。そして公演自体の必然性がそもそも見い出せなかった5度目の96年6月のライヴに、<優秀な人格二十面相オールドタイマー>として達観した感がある6度目の04年3月のラスト・ライヴという、「極端」な意味合いの両公演のラストをきっちり飾ったのも、“ヒーローズ”だった。
なぜかトーマス・ドルビーを従えて披露した《LIVE AID》での“ヒーローズ”も印象深いし、追悼ギグでミック・ロンソン+3/4クイーンと合体してフレディ・マーキュリーを偲んだ“ヒーローズ”には、コラボ曲の“アンダー・プレッシャー”を披露したときより大観衆が震えていたはずだ。
本人の「いちばん好きな楽曲」発言を待つまでもなく、“ヒーローズ”は<デヴィッド・ボウイそのもの>な楽曲なんだろうなと思う。
だからこそ、2000年10月の来日公演でよりにもよって突然その“ヒーローズ”をカヴァーした《フリップ+ブリュー+ガン+マステロット》キング・クリムゾンに、私は心底失望したのである。
94年に端を発したあの画期的な<Wトリオ>編成が96年夏の全米ツアー終了と同時に終焉を迎えて以来、たしかにクリムゾンは長く迷走を続けた。新機軸模索のための実験企画《プロジェクト》シリーズもそうだし、レヴィン&ブルフォードの二人が欠落してもなおWトリオ路線を推進させるべく標榜した《ヌーヴォ・メタル》もそうだ。で結局どちらも出口にたどり着けず、03年11月に活動停止の憂き目を見た。その後のフリップ卿が、<ブートレグも含む無尽蔵のライヴ音源の体系化>や<旧作品群のアニヴァーサリー・リマスター+リエディションによる再構築>に傾倒した心情が理解できるほど、00年代前期のクリムゾンは八方塞がりの袋小路状況にあったと思う。
そんな出口が見えない閉塞感が、何の必然性もないままクリムゾンに“ヒーローズ”をカヴァーさせた――と私は納得した。
クリムゾンの“ヒーローズ”は、まさに<負>の象徴だったのだ。
ちなみに、00年発表の3枚組ライヴアルバム『ヘヴィー・コンストラクション』で00年6月10日@ワルシャワ、04年発表の『コレクターズ・キング・クリムゾンVol.10/Live In Warsaw 2000』に00年6月11日@ワルシャワ、16年11月発売の有料カタログCD『THE ELEMENTS:2016 TOUR BOX』では00年6月29日@マドリッドにおけるライヴ音源が、それぞれ聴くことができる。また16年1月からは《DGM LIVE》で、00年7月3日@ロンドンにおける同曲のライヴ映像が公開されている。でその出来自体は、ちーっとも悪くない。というよりも、どんよりとしたヘヴィー&ラウドな澱み自体は、それはそれで新鮮だし面白かったのだけれど。
その後のクリムゾンと欧州の停滞を見事に預言したとしか思えない、<やけくそのダイナミズム>。そしてそれから17年の歳月が流れ――。
14年9月に<三人太鼓>の7人編成で電撃復活したクリムゾンは、単なる懐メロ大会ではない<キング・クリムゾン再検証>ライヴ・ショウをいまなお継続する中、“セックス・スリープ・イート・ドリンク・ドリーム”以来実に21年ぶりのニューシングルを、突然この5月にリリースした。
のだがそのリード曲は“ヒーローズ”、因縁の楽曲のまさかのライヴ・カヴァー・ヴァージョンときたもんだ。フリップ卿に拠れば、デヴィッド・ボウイのオリジナル・ヴァージョンが《Hansa by the Wall》でレコーディングされて39年1ヶ月後の昨年16年9月12日、同じベルリンでライヴ録音した音源を、<“ヒーローズ”40周年&ボウイ・トリビュート>の意味合いを込めてリリースしたのだという。
ボウイが逝って1年半近くが経つが、未だに新たな便乗商品が世界中に氾濫している。昨年暮れに拙著『どうしてプログレを好きになってしまったんだろう』を上梓したときなんか、某アマゾンの洋楽本チャートで四半期以上にわたって凡百のボウイ本たちに取り囲まれ、集団リンチされ続けたのだ。あ、ジョージ・マイケル本とプリンス本も結構いたな。そんな超著名亡霊軍団に、よりにもよってプログレというおそろしく貧相な武器一つで挑むとは、なんと命知らずだったのだろう私は。
話が逸れた。そういう意味では、クリムゾンが今回カヴァーしたのは道義上、正しい。なんたってボウイのオリジナル・ヴァージョン全編で鳴り続ける、一度聴いたら絶対忘れないエキセントリックなフィードバック・ギターは他ならぬフリップ卿が弾いてるのだから、“ヒーローズ”を演奏する権利の1/6は持ってるようなもんじゃないか(←おいおい)。現在は在籍してないものの、エイドリアン・ブリューも78年9月発表のライヴ盤『ステージ』に収録されてるようにアルバム『ヒーローズ』発表後の世界ツアー・バンドのメンバーのみならず、90年の《SOUND+VISION》ツアーではバンマスまで務めたボウイ一家の大番頭だったわけだし、正統は正統なのだ。
そんな<半>当事者意識が機能しているためか、今回の“ヒーローズ”は根本的なアレンジもテンポもフリップ卿のフィードバックも、ほぼオリジナルを素直に踏襲している。それでも現在の7人クリムゾンの演奏スキルは尋常ではないからストイックにしてダイナミックな、まさに<21世紀の“ヒーローズ(英雄夢語り)”>に相応しいヴァージョンに仕上がった。ついでに書いておくと2000年に唄ったブリューのヴォーカルより、今回のジャッコ・ジャクスジクの唄の方がはるかにボウイっぽかったのはご愛嬌か。意外にも。
考えてみればフリップ卿に、12年8月に公式発表した音楽業界からの引退宣言をわずか1年で撤回させたのは、<グレッグ・レイク>も<ゴードン・ハスケル>も<ボズ>も<ジョン・ウェットン>もそこそこ唄いこなせる、<器用な若手(でも当時55歳)>をゲットしたからに他ならないはずだ。クリムゾンが蘇生した理由を、「僕が使い勝手いいからじゃない?」とジャッコ自身も苦笑しながら漏らしていたから、まず間違いあるまい。
こうなると古今東西、バンドが再結成する際の最重要パートはやはりヴォーカルなんだと再認識してしまう。私は司令塔さえ健在ならば<声>が替わっても全然平気なのだが、世間的にはやはり自分の記憶に残存する唄声の雰囲気の再生が最優先のようだ。日本の話で恐縮だが、三流の自己啓発セミナーに洗脳されちゃうようなトロいヴォーカリストでも呼び戻すしかなかったX JAPANなんか、わかりやすい例ではないか。
その意味では、幸運にもジャッコを発掘できたクリムゾンは勝ち組である。デイヴ・ギルモアとロジャー・ウォーターズ両者の声質がよく似ているからこそ、ひとまず<二つのピンク・フロイド>も健在だ。ちなみにニック・メイスンによる二人の唄を判別するポイントは、「音程が合っていればギルモア」。あんたそんな身も蓋もない。
逆にクリス・スクワイアのコーラスを永久に失った途端に<本家>が失速し、ジョン・アンダーソンがやたら元気いい<分家>ARWにイエス・フィーチュアリング・ジョン・アンダーソン・トレヴァ(以下略)とみすみす名乗られる羽目になっちゃったのも、やはり声が物を言う運命なのだ。ああせつない。
また話が逸れた。
キング・クリムゾンによる<40年目の“ヒーローズ”>は、実はデヴィッド・ボウイが唄ったオリジナルの“ヒーローズ”に匹敵する凛々しさに、驚かされる。もはや明鏡止水というか、この楽曲に関しては一切の私利私欲が放棄されたかのような透明感が素晴らしいのだけど――71歳にして人生一透きとおってしまったフリップ卿がなんか怖い。
こうなってくると、80年1月12日にブロンディのロンドン・ハマースミス・オデオン公演にゲスト出演して、デボラ・ハリーの素っ頓狂ヴォーカルをツンデレで愉しみながら“ヒーローズ”でフィードバックしてたフリップ卿の、俗っぽさが懐かしい。あの当時のフリップ卿は、トーキング・ヘッズのアルバムやらストラングラーズのライヴやらニューウェイヴ・バンドへの客演が常習化していた。クリムゾンではない<新しい大衆音楽>を絶賛探検中だったのだ。公私混同しながら。彼が最も俗っぽかった時代である。
この<通俗型“ヒーローズ”>は英米盤12インチシングル“銀河のアトミック”、もしくは次作『オートアメリカン』日本盤初回限定封入シングル“コール・ミー(スペイン語ヴァージョン)”に、c/w曲として収録されてたはずだ。現在はアルバム『恋はハートビート』のボーナストラックで聴けるが、とにかくブロンディの雑な演奏力に巻き込まれたか、フリップ卿のギターももげもげ気味で人間っぽい。しかしこれがニューウェイヴらしさなのだ!――とは、なんと平和な時代だったのか。
そして“ヒーローズ”一曲だけでこれだけ愉しんでいる私もまた、平和である。
第一回「ジョン・ウェットンはなぜ<いいひと>だったのか?」はコチラ!
第ニ回 「尼崎に<あしたのイエス>を見た、か? ~2017・4・21イエス・フィーチュアリング・ジョン・アンダーソン、トレヴァー・ラビン、リック・ウェイクマン(苦笑)@あましんアルカイックホールのライヴ評みたいなもの」はコチラ!
3タイトル4CDボックス、ボックスに帯付仕様、各タイトルはプラケース入り仕様、定価7665
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無、カビあり
6タイトル7枚組ボックス、各CDはプラケース仕様(帯元々なし・解説付き)、ボックス帯付き仕様、定価11550
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、3枚は盤無傷/小傷程度、ケースツメ跡あり×1、ボックス側面に若干色褪せあり
69年のBBCセッションと69年10月のアメリカ公演を収録したライヴ・アルバム。
2枚組ボックス、各CDはペーパーケース仕様、オリジナル・ブックレットと日本製ブックレット付仕様、定価4369+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
帯にカビあり
プラ製透明スリップケース&ブックレット付仕様、2枚組、定価3689+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、スリップケースにスレあり
3枚組ボックス、ボックスに帯付仕様、各CDはそれぞれプラケース入り仕様、定価6500+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
若干スレあり
紙ジャケット仕様、帯元から無し、解説・情報シール付仕様、定価2200
盤質:傷あり
状態:良好
帯-
特典帯付(紙ジャケに巻いてあります)、情報シールなし
2枚組、ボックス入り仕様、Tシャツ付き仕様、フリップ監修による06年デジタル・リマスター、定価4410
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、ボックス・Tシャツ無し、解説に黄ばみあり
デジパック仕様(トールサイズ)、2枚組、限定盤、日本アセンブルパッケージ、クリムゾン・キングの宮殿アートワークデザインのフルカラー布マスク付仕様、帯元から無し、情報シート付仕様、定価5000+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯-
1枚は盤に傷あり
奇才Robert Frippを中心に結成され常に先鋭的なサウンドを作り出し、デビュー以来プログレッシブ・ロックの頂点に君臨し続けるイギリスのグループの69年デビューアルバム。プログレッシブ・ロックのスタートラインとなった記念碑的作品であり、「21世紀の精神異常者」のヘヴィーなサウンドで幕を開け「クリムゾン・キングの宮殿」の荘厳なメロトロンで終幕するまで、全く非の打ち所の無いフレーズとインプロヴィゼーションの応酬が乱れ飛びます。大きな衝撃を以って迎えられた本作は、プログレッシブ・ロック時代の幕開けを象徴する1枚として語り継がれています。
紙ジャケット仕様、DVDオーディオとHQCDの2枚組、2009年リマスター、40周年記念エディション、DVDはNTSC方式、リージョンフリー、ROCK AGEキャンペーン花帯/特典ボックス付き仕様、定価4200+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
奇才Robert Frippを中心に結成され常に先鋭的なサウンドを作り出し、デビュー以来プログレッシブ・ロックの頂点に君臨し続けるイギリスのグループの70年2nd。Ian McDonaldが脱退、レコーディングには参加しているもののMichael Gilesも脱退を表明し、ボーカリストとしてのみの参加であるGreg LakeはEmerson Lake & Palmer結成へと動き始め、Keith Tippett、Mel Collinsといった新メンバーを加えるなどバンド内が慌しい状況であったにもかかわらず、その内容はデビュー作に負けず劣らずな名盤となっています。過渡期と言うこともあり正当な評価を仰げない不遇もあった本作ですが、その音楽性は前デビュー作の内容を下地にしながらも、よりバリエーションに富んだ作風となり、Keith TippettのピアノやGordon Haskelの素朴なボーカルなど、バンドに新たな表情が生まれた傑作です。
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、英文ブックレット・日本語リーフレット付仕様、定価2233+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
HDCD、30TH ANNIVERSARY EDITION、デジタル・リマスター
盤質:傷あり
状態:良好
奇才Robert Frippを中心に結成され常に先鋭的なサウンドを作り出し、デビュー以来プログレッシブ・ロックの頂点に君臨し続けるイギリスのグループの70年3rd。前作「ポセイドンの目覚め」をリリース後、Robert Fripp、Peter Sinfield以外のメンバーは脱退してしまいますが、Keith Tippett人脈やジャズ畑の技巧派ミュージシャンを新たに揃え、インプロヴィゼーション・フリージャズ色を押し出した作風へ。中でもYESのJon Andersonがゲスト参加した20分に及ぶ表題曲は圧巻の出来であり、常に先鋭的であろうとするRobert Frippの意思を反映した素晴らしい作品となっています。
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、初回プレスステッカー付仕様、定価2500+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、初回プレスステッカー付仕様、定価2500+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
奇才Robert Frippを中心に結成され常に先鋭的なサウンドを作り出し、デビュー以来プログレッシブ・ロックの頂点に君臨し続けるイギリスのグループの71年4th。全てを静観するような達観したサウンドが特徴的であり、Boz BurrellのボーカルはPeter Sinfieldのメッセージを優しく歌い上げ、空間を彩るサウンドはジャケット通り宇宙的な広がりを見せます。Peter Sinfieldは本作を持ってバンドを離れ、Robert Frippは解散を宣言、次作「太陽と戦慄」まで少しの間KING CRIMSONは形骸化することとなります。バンド崩壊ギリギリの輝きが感じられる、彼らの作品の中でも最も儚く美しい名盤です。
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、ステッカー付き仕様、英文ブックレット・内袋付き仕様、定価2625
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無、ステッカー無し、紙ジャケ内側にシール跡あり、小さいカビあり
奇才Robert Frippを中心に結成され常に先鋭的なサウンドを作り出し、デビュー以来プログレッシブ・ロックの頂点に君臨し続けるイギリスのグループの73年5th。前作を発表後休眠していたKING CRIMSONでしたが、Robert Frippが当時YESで成功を収めていたBill Brufordのドラムに感銘を受けたことをきっかけに、ヴァイオリンのDavid Cross、パーカッションのJamie Muir、そしてJohn Wettonを加え再始動しました。その内容は即興演奏と実験音楽の頂点と位置づけられるものであり、フリーフォームに繰り広げられていく各メンバーの技巧と爆発的な音楽のひらめきが詰まった大名盤です。
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、初回プレス盤限定ステッカー付仕様、定価2500+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
奇才Robert Frippを中心に結成され常に先鋭的なサウンドを作り出し、デビュー以来プログレッシブ・ロックの頂点に君臨し続けるイギリスのグループの74年7th。「太陽と戦慄」からの布陣であるRobert Fripp、John Wetton、Bill Brufordのトリオによるラストアルバムであり、その内容はへヴィ・メタルの原型とも言われる評価も納得の重々しいギター・リフで幕を開け、これまでの活動の集大成といった趣の幅の広さをもったものです。「クリムゾン・キングの宮殿」でプログレッシブ・ロック・シーンの夜明けを作った彼らは本アルバムをもって解散、ジャケット裏のメーター表示がレッド・ゾーンを振り切っていることが全てを伝えています。第一期KING CRIMSONの終焉は衰退の様相を見せたプログレッシブ・ロック・シーンを象徴する出来事であり、時代の移ろいを感じさせます。
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、英文ブックレット・日本語リーフレット付仕様、定価2233+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
スレあり
奇才Robert Frippを中心に結成され常に先鋭的なサウンドを作り出し、デビュー以来プログレッシブ・ロックの頂点に君臨し続けるイギリスのグループの74年6th。前作を最後にパーカッションのJamie Muirが脱退しRobert Fripp、John Wetton、Bill Bruford、David Crossという4人編成となったその内容は、メタリックに構築されたサウンドとスリリングな魅力に溢れたインプロヴィゼーション、そして前作の前衛性を共存させた作品であり、大半がライブ・レコーディングの素材を元に製作されていると言う驚愕の名盤となっています。全編に流れるとてつもない緊張感は特筆すべきものであり、ハードなギター・リフと硬質なリズム・セクションで聴かせる作品です。
紙ジャケット仕様、K2HDリマスタリング、HQCD、ボーナス・トラック5曲、定価2700+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
廃盤希少、2枚組、定価3786+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
ファミリーツリー付き、帯にカビ・折れ・裏にテープで補修あり、ブックレットに若干汚れあり
75年発表のライブ・アルバム。「RED」発表前の74年に録音されており、当時のラインナップはRobert Fripp(g)、John Wetton(b、vo)、 Bill Bruford(ds)、David Cross(vln、key)の4人編成。アルバム中3曲でEddie Jobson(vln、key)のパートがダビングされています。鮮やかなヴァイオリンの旋律を切り刻むメタリックなギター・リフ、グイグイとウネリを生み出して暴走するリズム隊。この時期ならではのパワフル且つ緊迫感溢れる即興演奏に終始圧倒されっぱなし。代表的名曲「21st Century Schizoid Man」では原曲のサックス部分をヴァイオリンで再現しており、よりヒステリックな爆発力を楽しむことが出来ます。沸点目掛けて上り詰めるRED期クリムゾンの凄さを体験出来る名ライブ盤。
ロバート・フリップによる89年リマスター 、ファミリーツリー付き 、定価2233+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
カビあり、ウォーターダメージあり、側面部に色褪せあり
紙ジャケット仕様、24ビット・リマスター、HDCD、歌詞対訳付き仕様、定価2200+税
盤質:傷あり
状態:不良
帯有
紙ジャケにいたみあり、カビあり
3枚組ボックス、ボックスに帯付仕様、各CDはプラケース入り仕様、ボーナス・トラック1曲、48Pブックレット付仕様(英語版・日本語版)、定価6500+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
若干圧痕あり、スレあり
廃盤希少、デジパック仕様、2枚組、直輸入盤(帯・解説付仕様)、定価3524+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
若干スレあり
廃盤希少!CD+DVDの2枚組、07年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲、DVDには本編5.1chサラウンド音源/ライヴ映像など収録、NTSC方式、リージョンフリー、日本語字幕あり、定価3800
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
スリップケース付仕様、2枚組
盤質:傷あり
状態:良好
軽微な圧痕あり、スリップケースに若干スレ・若干黄ばみあり
79年作の1stソロ。
紙ジャケット仕様、SHM-CD、CD+DVD(オーディオ収録)の2枚組、4thエディションDXパッケージ、定価5000+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
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