2017年5月26日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフミナトです。
女性シンガーには、清楚だったり神秘的だったり、様々なタイプがいますが、
今日は、カレン・ダルトンのような、少しビターで味わい深い女性シンガーを聴いていきたいと思います。どうぞお付き合いください。
まずはカレン・ダルトンの2NDから、「SOMETHING ON YOUR MIND」です。
一瞬にして空気が変わる、素晴らしい歌声です。
続いて、カレンのようなハスキーボイスのシンガーを紹介いたします。
1933年に米アイダホで生まれたロザリー・ソレルス。50年代からフォークソングのシンガー・収集家として活動を初め、60年代に入ると5人の子供を連れてアメリカを放浪しながら歌っていたそう。
1972年作。フォークシンガーからSSWに移行した時期の傑作アルバム。
人生の酸いも甘いも知り尽くしたような、ハスキーな歌声がいい味を出しています。
1973年作。ジャケ通り場末のバーで蒸留酒を飲んでそうな、すれっからしな歌声が独特の魅力を放っています。ウッドストックのベアズヴィル・スタジオで録音されており、カレンダルトンの『イン・マイ・オウン・タイム』と似た雰囲気があります。
1937年生まれのオーストラリアのフォークシンガー。ブリジット・セントジョンに土っぽさを足したような、あるいはサンディー・デニーのような、透明感ある低めのハスキーボイスに惹き込まれます。
1970年唯一作。紅いジャケットが印象的。レナード・コーエンやサンディー・デニーのカバーもしており、聴きごたえがあります。
最後は、1946に米アイオワ州で生まれ、シカゴで活躍したSSW、ボニー・コロックです。
ジョニ・ミッチェルからサンディ・デニー、ジャニス・ジョップリンまで彷彿させる表現力豊かなで自由自在な歌唱が何より絶品です。
1971年1st。この胸に沁みる旋律はいったい何でしょうか!!フォーキーかつドラマチックに、透明感ある声で歌い上げる歌唱が鳥肌もので、そこはかとなく漂う寂れた感がたまりません。ローラ・ニーロにも通じる寂寥感も感じられます。全作CD化を願うばかりです。
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いかがでしたでしょうか。カケレコには他にも様々に音楽を紹介していますので、どうぞご覧ください。
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