2016年11月5日 | カテゴリー:皆様と選ぶイメージソング
秋も深まり、いよいよ紅葉シーズンがやってきましたね。
というわけで、今回は紅葉ドライブで聴きたいロック・ソングを皆様より募集いたしました!
紅葉の景色を引き立たせる美しくも哀愁いっぱいのナンバーが集まりましたので、是非今年の紅葉ドライブの際に参考にしていただければ幸いです☆
イギリス田舎の伝統的な生活模様を描いた68年発表の名作より、オープニングを飾るタイトルナンバーを挙げていただきました!このキンクスらしい軽快さと哀愁が交じり合ったサウンド、まさに秋のお出かけソングって感じで素敵ですよね♪
バッドフィンガーとしてのデビュー・アルバム『Magic Christian Music』からの一曲で、邦題は『明日の風』。アルバム中でも異色と言えるメランコリックな哀愁が溢れるナンバーですが、明日の風は風でも木枯らしな感じで、とても秋感のある曲ですよね。沁みます…。
フィル・コリンズがヴォーカルを取るリリカルな名品ですね。アルバム全体が秋の風景にベストマッチしそうな作品ですが、とりわけこのナンバーは紅葉の風景に合いそうなしみじみとした趣を感じさせます。
「曲で選ぶならJethro TullのUp to meでしょうか。Aqualung収録曲はどれも紅葉ドライブに合うと思います。あと、Mellow CandleのHeaven Heathなんかもいいと思います。」とコメントをいただいた2曲。たしかに『AQUALUNG』は森のなかで演奏しているかのような雰囲気があって自然の風景との相性が良い気がしますね。メロウ・キャンドルも哀愁溢れる極上の紅葉ドライブの逸曲。
「大好きなベスト盤に収録の曲を。散歩よりも車や自転車で気持ちよく走るのに合う曲かと。」ということで、英国の名SSWによる82年のシングルを挙げていただきました!
心地よい疾走感がたまらない一曲ですが、英国らしい端正さがあって、ちょうど爽やかな秋晴れのドライブにもってこいの曲と言えるかもしれません!
「アルバム丸ごと合いそうですが木漏れ日感のあるこちらを選びました。」ということで、元クリムゾンのコンビによる唯一作よりリリシズムいっぱいのオープニングナンバーをチョイスしていただきました。木漏れ日感がありつつも落ち着いた品のあるサウンドが、秋の森のイメージを想起させるようです。
「『太陽の絨毯』が、落ち葉をイメージさせる(私だけか?)し、伸びやかな歌声を聞きながら秋の山道をドライブするととても気持ちがよさそう。幸せな気持ちになる曲です。」とコメントをいただいた『燃ゆる灰』収録の名曲。たしかに秋の山道を走りながらこの曲を聴いているのを想像してみると、とても幸せな気持ちになりました^^
「JAMES LUTHER DICKINSONのアルバムDIXIE FRIEDの一曲目、Wineなんか如何でしょうか。 静かではなく、あえてノリノリでドライブしたいです。」ということで、フロリダのクライテリア・スタジオで活躍した名プロデューサー/ミュージシャンによる72年作からのナンバーを選んでいただきました!「アイム・ダウン」を思わせるロケンローな出だしから痛快の一言ですね~。紅葉ドライブを少しドライブ寄りで楽しみたい方向けの一曲でしょうか。
「マナサス「Song Of Love」なんてどうでしょうか?アル・パーキンスのスティールギターも最高で色鮮やかな紅葉の中聴いたらとても気持ちいいと思います。」ということで、スティーヴン・スティルスのバンドManassasからの一曲。コメント通りスティールギターが本当にいい味を出していて、紅葉と一緒に味わいたい極上のプレイとなっています☆
「FIREFALL の Just Remember I Love You はいかがでしょう。バンド名も燃える秋なので…」。燃える秋…まさに紅葉のことを象徴するようなバンド名と言える?メロウなギターといいクールなサックスといい、とにかく秋感満点のウエストコーストAORの逸曲。たまりません☆
「写真の紅葉深い林道を観てたら清々しくも切ない風がこの曲とともに流れて行きました。紅葉を駆け抜ける感じのアメリカンなカントリーロック!心地良いです~」と、コメントをいただいた「ひとりCSN&Y」ことダン・フォーゲルバーグの一曲。爽やかなコーラスも映える軽快なカントリー・ロックで、鮮やかに紅葉した山道を走りながら浸りたいですよね。秋空に溶け出すようなギターソロがまた堪らないのです☆
ビッグバンド編成によるジャズ・ロック期ザッパの傑作『ザ・グランド・ワズー』から、秋感満点のこの曲をセレクトしていただきました。ホーンとエレピが折り重なるように紡いでいく情緒豊かなアンサンブルは、カンタベリー・ロックもかくやというあまりに芳醇なサウンド。至福の紅葉ドライブナンバーですね。
「スティーヴン・ビショップの「On and on」を聴きながら70年代の日本製旧車で武蔵野路を走る。MGとかの英車でもOK。スティーヴンはアメリカ人だけど。」と車種もご指定の上お選びいただいた76年の大ヒット・ナンバー。優しく包み込まれるようなソフトなAORサウンドがとにかく絶品ですね~。
「ポール・バクマスターのオーケストレーションがすばらしい大作。」と、79年のアルバム『Terrapin Station』収録の16分にわたる大作をセレクトしていただきました!優雅なパートから、白熱するバンド演奏に対抗してスリリングに畳みかけるパートまで、変幻自在なオーケストラアレンジはとにかく見事。冒頭の哀愁いっぱいのフォーク・ロックもまた秋感満点で素敵だと思います。
アメリカン・ロックの名曲3曲を挙げていただきました☆3曲とも、秋晴れの山道を走りながら聴くと本当に気持ちよさそうですね~。特にアル・クーパーとニルソンは言い知れぬ郷愁が滲んでいて、また紅葉によくマッチしそうに思います。
ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました!
ちなみにカケレコ・セレクトはこちらの2曲。ついでにお楽しみください☆
YARD BIRDSのKeith Relf、Jim McCartyを中心に結成されるも、2枚のアルバムを残し解散したイギリスのグループ。72年にソプラノ・ボーカルAnnie Haslamを擁し新体制で活動を再開、ロック・フォーク・クラシックが交差する幻想的な楽曲は今なお色褪せることはありません。本作は73年にリリースされた2nd。クラシカルな中に多少のサイケデリック感覚を残したデビュー作から方向性が定まり、牧歌的なのどかさと英国叙情、オーケストラを従えたシンフォニック・ロックの世界を作り上げています。以降ライブでも取り上げられる機会の多い名曲となった「カーペット・オブ・ザ・サン」「燃ゆる灰」などを収録。
KING CRIMSONの歴史的デビューアルバム「In The Court Of The Crimson King」に参加し脱退したIan McDonaldとMichael Gilesが、Michael Gilesの兄弟であるPeter Gilesとユニットを組みリリースされた名盤。その内容はイギリスの田園風景が浮かんでくるような、のどかでアコースティックな雰囲気が素晴らしい叙情作となっています。Ian McDonaldはマルチ・プレイヤーぶりを発揮しサックス、フルートに加えピアノ、オルガン、ギターも演奏。盟友Peter Sinfieldが作詞で参加した20分超えの「バードマン」で締めくくるまで、高いクオリティーを保った傑作です。
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、定価2000+税
盤質:傷あり
状態:並
帯無
解説無、帯無、紙ジャケにいたみあり、別規格(18P2-2852)の解説付属
デジタル・リマスター
盤質:傷あり
状態:並
ケースに小さいヒビあり、若干カビあり、若干ビニールソフトケースの圧痕あり
Mike Oldfieldの作品への参加でも有名なClodagh Simmondsが在籍したブリティッシュ・フォーク・ロックの代表的グループの72年作。TUDER LODGE、SPIROGYRAと並んで英国トラッド・フォークの「三種の神器」と言われる本作は、適度なサイケデリアとアコースティックな味わいを持ち、湿り気のある英国叙情を伝えます。ジャジーなリズム・セクションを下地に端正なピアノやハープシコードがクラシカルに響き、楽曲によっては隠し味にメロトロンをまぶした作風。加えてバンドの個性である女性ツインボーカルは、ただただ美しいメロディーを歌い上げます。David WilliamsとAlison O’Donnellは本作リリース後に南アフリカへと渡りFLIBBERTIGIBBETを結成します。
68年に「日曜日の印象」でデビュー、イギリスのプログレッシブ・ロックシーンを代表するバンドであり、デビュー当初から独自のポジションを築き異彩を放っていたグループ。首謀者Ian AndersonのフルートはCAMELのそれとは全く方向性の違うエネルギッシュなものであり、バンドの代名詞となっています。本作は彼らの代表作と名高い71年作。Jeffrey Hammond、John Evanが新加入した本作は、ハード・ロックのドライブ感とアコースティックなトラッド・フォークの質感を混在させた名盤であり、その対比はアルバムを通してロックのダイナミズムとコントラストとなって現れます。コンセプト性を感じるトータル感も素晴らしい傑作。
40TH ANNIVERSARY EDITION、デジパック仕様、2枚組、Mixed By Steven Wilson
盤質:無傷/小傷
状態:
盤に曇りあり、小さいカビあり、その他は状態良好です
SOFT MACHINEと同じWILDE FLOWERSを母体にRichard Sinclairらによって結成されたグループであり、カンタベリー・ジャズ・ロックシーンを代表するグループの71年3rd。彼らの代表作との評価も高いその内容は、淡いサイケデリック・ロックの質感と、Richard Sinclairの甘く響くボーカル、Dave Sinclairの各種キーボードによるマイルドなアンサンブルが上質に響くカンタベリー・シーン屈指の名盤であり、英国然とした湿り気を帯びた雰囲気とSOFT MACHINEよりもポップ且つメロディアスな音楽性が素晴らしい1枚。20分超の大作も採用し、プログレッシブ・ロックならではのスリリングなインタープレイを見せ付けながらも、やはりナイーブでセンチメンタルな叙情に溢れた傑作です。
ジェネシスの初代ギタリストとして活躍し、70年代後半以降はソロ・ミュージシャンとして英国的叙情性に満ちた質の高い作品をリリースしてきた彼の、記念すべき77年1stソロ。ジェネシスのメンバーであるマイク・ラザフォード、フィル・コリンズらが参加。フィリップスによる丹念に爪弾かれるアコースティック・ギターの調べを、ゆったりとおおらかに流れるシンセとリリシズムに満ちたフルートの音色が彩るスタイルを軸とした、アコースティカルな手触りのシンフォニック・ロックを聴かせます。アコースティック楽器主体の演奏ですが、中世トラッド色とよりアカデミックなクラシック的要素の両方が違和感なく一体となった、たおやかな牧歌性とともに格調高くも瑞々しい英国然とした音色が印象的。ジェネシス脱退後にクラシック音楽とクラシック・ギターを本格的に学んだというその成果が遺憾なく発揮されています。演奏のみならず組曲「Henry」におけるハイレベルな楽曲構築性なども彼の豊かな才能を証明しており聴き所。3曲あるヴォーカルナンバーは、1曲でフィリップス、2曲でコリンズがヴォーカルを取っており、特にコリンズによるヴォーカルナンバーは、ジェネシスとは趣の異なる繊細で素朴な味わい深さが大変魅力的。清冽な小川の流れ、風にそよぐ木立、一面に広がる田園など、英国丘陵地帯の情景がイマジネーション豊かに立ち上がってくるような名品です。
デモ音源やシングル・バージョン音源やスタジオ音源などを収録したDISC2を含む2枚組仕様、デジタル・リマスター
盤質:無傷/小傷
状態:良好
軽微なケースツメ跡あり
デモ音源やシングル・バージョン音源やスタジオ音源などを収録したDISC2を含む2枚組仕様、デジタル・リマスター
盤質:傷あり
状態:良好
65年の記念すべきデビュー作。ビートを効かし、マジカルな12弦ギターのアルペジオと豊かなコーラス・ワークで彩ったディランのカバー「ミスター・タンブリン・マン」は全米1位の大ヒット。独自のフォーク・ロック・スタイルは、ビートルズにも影響を与えるなど、その後のミュージック・シーンに大きな影響を及ぼします。Gene Clarkによるビートリッシュな楽曲も魅力的。90年代ギター・ポップにも通ずる歴史的傑作。
バンドのリーダーでありソングライターであるRAY DAVIESが、イギリスの田舎生活と古き良き時代に対する敬意を表して製作したコンセプト・アルバム。RAYはヒット・シングル志向から、より個人的でノスタルジーを感じさせる方向へと作風を変え、2年をかけて本作をレコーディング。スタジオ第6作にして、詩人DYLAN THOMASの作品にインスパイアされた一大コンセプト・アルバムであり、古き佳き英国への郷愁が描かれた秀逸なストーリーは勿論、フォーキーで牧歌的なサウンドに乗った才気迸るメロディ群は、キンクス最高傑作との名声に相応しいものとなりました。
盤質:無傷/小傷
状態:良好
1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり、スリップケースに若干スレあり
SHM-CD、10年リマスター、歌詞カード封入、定価1714+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
若干盤に曇りあり、レーベル面の縁一周に小さい円の跡があります、帯に小さい汚れあり
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