2016年8月23日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: ロック&ポップス
毎回、中古在庫の中から垂涎の希少アイテムをピックアップしてご紹介していく稀少盤レコメンドのコーナー。
今回は、スティーリー・ダン・ファンの定番アイテムと言える『CATALYST: THE ORIGINAL RECORDINGS 1968-71』をピックアップしたいと思います。
ロック、ジャズ/フュージョン、R&B、ブルースなどを緻密で隙のないアレンジメントで融合させる知性派ユニット、スティーリー・ダン。
その中核をなすドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーのコンビが、バンドとしてデビューする以前の3年間に制作したデモ・レコーディング集が本作で、スティーリー・ダンの4thあたりまでの楽曲の原型となるレコーディングも収録されています。
マニア向けと言ってしまえばそうなのですが、彼らによるアレンジの魔法がかかる以前のリラックスした簡素なレコーディングの数々は、彼らのサウンドに魅了された経験を持つ人にとっては、なかなか興味深いものがありますよね。
CD+DVDの2枚組、NTSC方式、リージョン2、日本語字幕付き、定価3570
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯に経年変化あり
精緻な作曲能力で、唯一無二のドラマチック・ソングを作らせたら右に出る者はいないとまで言える、STEELY DANの文句なしの大傑作。CDをセットして再生するだけで、そこはもう黄昏から夜の帳へと向かうニューヨークの夜景が一面に広がるかのよう。「我々は、最初のテレビ世代で、テレビの映像とともに流れている音楽、また映画のサウンドトラックとして使われているチープなジャズやジャズまがいのものに、とても影響を受けているんだ」と後にDonald Fagenが語ったように、ここにあるのは、日常の生活空間の中で奏でられるとある架空のサウンドトラックと言っても良いのでしょう。後に隆盛を誇るAORとは一線を画した、真に新しい音楽を創造しようとした彼らの気迫とセンスが溢れる、限りなく瀟洒な一枚です。
プラ製スリップケース付き仕様、99年デジタル・リマスター、SHM-CD、定価2667+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
スリップケースに軽微な黄ばみあり、軽微なスレあり、帯に若干折れあり
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