2016年3月11日 | カテゴリー:ロック探求ランキング,世界のロック探求ナビ
海外音楽サイトDIGITAL DREAM DOOR.COMがサイケデリック・ロック・アルバムの中からTOP100をピックアップしています。そのうち上位50位をご紹介いたしましょう。60年代後半を彩った英米の名盤がズラッと並んでいます!
まずは50位~21位までざっとご紹介いたします。
50位:Kaleidoscope /『SIDE TRIPS』(1967)
49位:Donovan /『HURDY GURDY MAN』(1968)
48位:Pink Floyd /『ATOM HEART MOTHER』(1970)
47位:Gong /『CAMEMBERT ELECTRIQUE』(1971)
46位: Ultimate Spinach /『BEHOLD AND SEE』(1968)
45位:Quicksilver Messenger Service /『QUICKSILVER MESSENGER SERVICE』(1968)
44位:Pink Floyd /『A SAUCERFUL OF SECRETS』(1968)
43位:Earth Opera /『EARTH OPERA』(1968)
42位:Moving Sidewalks /『FLASH』(1969)
41位: The Beatles /『MAGICAL MYSTERY TOUR』(1967)
40位: H.P. Lovecraft /『H.P.LOVECRAFT』(1967)
39位:Sagittarius /『PRESENT TENSE』(1967)
38位: West Coast Pop Art Experimental Band /『A CHILD GUIDE TO GOOD AND EVIL』(1968)
37位:Steve Hillage /『L』(1976)
36位:The Charlatans /『AMAZING CHARLATANS』(1996)
35位:The Millenium /『BEGIN』(1968)
34位: Yardbirds /『ROGER THE ENGINEER』(1966)
33位: Clear Light /『CLEAR LIGHT』(1967)
32位:The Moody Blues /『IN SEARCH OF THE LOST CHORD』(1968)
31位:The Incredible String Band /『HANGMAN’S BEAUTIFUL DAUGHTER』(1968)
30位:The Red Crayola /『PARABLE OF ARABLE LAND』(1967)
29位:Jefferson Airplane /『CROWN OF CREATION』(1968)
28位:Love /『FOREVER CHANGES』(1967)
27位: Family /『MUSIC IN A DOLL’S HOUSE』(1968)
26位:The Pretty Things /『S.F.SORROW』(1968)
25位:Traffic /『MR.FANTASY』(1968)
24位:Jimi Hendrix Experience /『ARE YOU EXPERIENCED ?』(1967)
23位:Tomorrow /『TOMORROW』(1968)
22位:Gong /『ANGEL’S EGG』(1973)
21位:West Coast Pop Art Experimental Band /『VOL.2』(1967)
続いて20位から1位まで!
ここからはアルバム収録曲と一緒にお楽しみ下さい。
「Mountains Of The Moon」
「The Fish- Feel Like I’m Fixing To Die Rag」
「When I Touch You」
「Translucent Carriages」
「Revelation」
「5D (Fifth Dimension)」
「Taurus」
「Beacon From Mars」
「You can’t ever come down」
「Wayfaring Stranger」
「Slip Inside This House」
「White Rabbit」
「I’m Waiting for the Man」
「The Ballad of You & Me & Pooneil」
「All Along The Watchtower 」
「The American Metaphysical Circus」
「That’s It for the Other One」
「Strange Days」
「Interstellar Overdrive」
「Not So Sweet Martha Lorraine」
原文はこちら
http://digitaldreamdoor.com/pages/best_albumspsych.html
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1970年に発表された4thアルバム『原子心母』は、ヒプノシスによる牛のカバー・アート、英単語の直訳をそのまま並べた個性的な邦題、そして、日本盤帯に書かれた「ピンク・フロイドの道はプログレッシヴ・ロックの道なり!」というキャッチ・コピーが広く知られた名盤です。やはり一番の聴きどころは、スコットランド出身の前衛作曲家Ron Geesinをオーケストラ・アレンジャーに迎えた23分のタイトル曲「Atom Heart Mother」でしょう。ブラス・セクションや混声合唱を贅沢に配置したサウンドが、プログレッシヴ・ロック時代の幕開けを宣言するかのように堂々と響きます。一方、Roger Waters作曲の「もしも」、Rick Wright作曲の「サマー’68」、Dave Gilmour作曲の「デブでよろよろの太陽」は、共通して美しいメロディーが印象的な小品。そして、アルバムの最後にはミュージック・コンクレートの手法を用いた「アランのサイケデリック・ブレックファスト」が控えます。なおグループは、本作で初めて全英初登場1位を獲得しました。
68年の3rd。ブルース、R&B、ジャズなどのブラック・ミュージックと、サイケデリックな時代の空気が化学反応を起こし、Jimi Hendrixの肉体を通してスパークしたような渾身の傑作。Jimi Hendrixの最高傑作であり、ロック史上に燦然と輝く金字塔。
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1967年に発表されたデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』は、Syd Barrett期のPINK FLOYDサウンドが収められた貴重な作品です。PINK FLOYDと言えば、ベーシストRoger Watersを中心とした体制で大躍進を遂げる70年代の印象がありますが、本作はSyd Barrettを中心とした体制で制作された作品であり、大半の楽曲をSyd Barrett作曲しています。その内容は、強烈な酩酊感と浮遊感を持ったブリティッシュ・サイケデリック・ロックであり、Syd Barrettの個性が発揮されたアルバム。旧邦題が『サイケデリックの新鋭』だったことにも納得のトリップ感覚を持った、60年代らしい作品です。
ペーパーケース仕様、デジタル・リマスター、ブックレット・解説・歌詞対訳付き仕様、定価2476+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
67年リリースの衝撃のデビュー作。「Foxy Lady」「Manic Depression」「Red House」と続く冒頭の3曲から、もう強力!強力!ブルースに根ざしながらダイナミックでキャッチーな楽曲。とめどなく音が溢れるイマジネーションいっぱいのギター。この作品が無ければ、ロック史は全く違ったものになっていたでしょう。これぞ金字塔。
カリスマJim Morrison率いる偉大な米ロック・グループ、67年2nd。初期2枚では呪術的な雰囲気を持ったサイケデリックなオルガン・ロックを指向。本作は1stと同路線ながらより内省的で洗練されています。エフェクトが施され禍禍しく浮遊するキーボード、煌びやかな音色を奏でるギター、そして低音で静かに語りかけ不意に絶叫するJim Morrisonのヴォーカルの引力に引き付けられます!幻想的なバンド・サウンドは美しいメロディに彩られており、異次元「まぼろしの世界」へと誘います。いつまでも浸かっていたくなる35分の小旅行!67年のサイケデリック・ロックを知るうえで外すことの出来ない名盤にして、1stと並ぶ代表作。印象的なアルバム・ジャケットに惹かれたあなたも、異次元への旅に誘われてみませんか?
定価1785
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯に小さいケースツメ跡あり、帯の下側が5mmほどカットされています
今でこそ大名盤と知られる本作ですが、発売当初はなんとビルボード171位が最高。Lou ReedとJohn Caleという希有な2人の才能がぶつかりあってできた時代の先を行きすぎた傑作。「Femme Fatale」や「I’ll Be Your Mirror」などNicoの歌唱も絶品。
紙ジャケット仕様、2枚組デラックス・エディション、SHM-CD、ボーナス紙ジャケット付き仕様、ブックレット付仕様、定価3619+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
若干カビあり
天才Steve WinwoodがDave Mason、Jim Capaldyなどと組んだグループ。67年作のデビュー作。存在感抜群のソウルフルなヴォーカル、キャッチーかつエモーショナルで深みのあるメロディ、R&Bをベースに管弦楽器やテープ逆回転によるサイケ色を加えたカラフルなアンサンブルなど、レイト60sを彩る数々の名作の中でも特に内容に優れた名作。タイトル曲「Dear Mr.Fantasy」など、Dave Masonのむせび泣くエモーショナルなギターも聴きどころ。
67年作。同名映画のサントラとして作られたアルバムですが、あなどるなかれ。ポップ・アルバムとして、名作「REVOLVER」に引けを取らない完成度。ポール作の「THE FOOL ON THE HILL」「HELLO GOODBYE」「PENNY LANE」、ジョン作の「I AM THE WALRUS」「STRAWBERRY FIELDS FOREVER」「ALL YOU NEED IS LOVE」など、名曲がずらりと並んでいて、ベスト盤みたいにワクワクと楽しめる作品。それにしてもポールとジョンのメロディ・メーカーとして才能。凄いです。
初回限定3ツ折パッケージ仕様、09年デジタル・リマスター、初回限定CD-EXTRA付
盤質:傷あり
状態:並
ブックレット中央のホチキス外れあり(ページがないようです)、ブックレットの端にホチキス跡あり
Curt Boettcher率いるカリフォルニア産ソフト・ロック/ポップ・サイケの伝説的グループが68年に発表した唯一作。68年という時代を代表する傑作というだけでなく、ロック史を通してもクオリティの高さでは最高峰に位置する永遠のマスターピース。8チャンネルのレコーダー2台(計16トラック)に録音された、瑞々しいコーラスや緻密なアンサンブル。そして、Curt Boettcherだけではなく、その他のメンバーが持ち寄った楽曲も含めて、驚くほど流麗なメロディ。そして、68年とは思えないクリアで洗練されたサウンド・プロダクション。すべてがマジカル。
Jimi Hendrixとも交流があった黒人ロック・ギタリスト、Arthur Lee率いるサイケ・フォーク・ロック・バンドが67年に発表した傑作3rd 。“黒人音楽とTHE BYRDSとの邂逅”とも称された傑作1stの流れを汲んだフォーク・ロック・サウンドに、本作では甘美なストリングスなどのアレンジを導入。サイケ・ポップやネオアコのリスナーまでを魅了する幻想/白昼夢のようなエッセンスを湛えています。Arthur Leeのペンによるカオティックな歌詞も本作の特徴で、甘美で夢見心地なサウンドとの奇妙なコントラストも一興。
デラックス・エディション、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック7曲、スリップケース付き仕様、定価1700+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯に若干ケースツメ跡・軽微な折れあり、スリップケースに若干圧痕あり
David Allenを中心に結成され、個性的な浮遊感を持ったサイケデリックなスペース・ロックを確立したプログレッシブ・ロックシーンを代表するバンドGONG。その全盛期を支え続けた名ギタリストによる76年2nd。Todd Rundgrenのプロデュースで製作されバックにはDon CherryやUtopiaメンバーが参加した本作は、Donovanの名曲「The Hurdy Gurdy Man」で幕を開けGeorge Harrisonの「It’s All Too Much」で幕を閉じる非常にポップな印象のアルバムとなっています。しかしながら音楽的には独特のサイケデリックな音像を持ちオリエンタル・エスノ・フレーバーも感じさせながら彼らしいサウンドを提示。
US産エクスペリメンタル/電子サイケ屈指の傑作。68年作。「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド meets ブライアン・ウィルソン」と言えるような、実験的かつポップ、狂気かつドリーミーな電子サウンドは唯一無比。68年という時代を考えると、本当に驚異的。これはぶっ飛んでます!文句なしの傑作!
名ヴォーカリスト、ロジャー・チャップマン率いるファミリーの初期の名盤2枚、待望のリイシュー。トラフィックに在籍していたデイヴ・メンスンとローリング・ストーンズも手掛けたジミー・ミラーがプロデュースをしたファミリーの衝撃のデビュー・アルバム。68年作。プログレ、サイケ、ルーツ・ミュージック、ジャズなど様々なサウンドの要素が渾然一体となりながらも、唯一無二のファミリー・サウンドを確立した大傑作。コンセプト・アルバム的な構成、シアトリカルでコーラスを多用したサウンドはクイーンの原型かも。(帯より)
廃盤、紙ジャケット仕様、ボーナス・トラック4曲、歌詞付き仕様、定価2100
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
69年6月リリースのスタジオ3作目。コラージュや再構築などスタジオワークを尽くした前作『ANTHEM OF THE SUN』のリリースから僅か半年後に着手された本作は、前作で身をもって体得したスタジオ/レコーディング技術と、次作『LIVE/DEAD』で完全に確立されるライヴ・バンドとしての圧倒的な存在感、その双方を繋ぐ重要作。次作『LIVE/DEAD』にも収録されるライヴ定番曲「St. Stephen」、螺旋を描くようなジェリーとボブのギター・インタープレイに呑み込まれる「China Cat Sunflower」、歌心溢れる切ないメロディと光を差すようなスライド・ギターに心酔する「Cosmic Charlie」など、初期の代表曲を収録した一枚です。ちなみに、GRATEFUL DEADをはじめ、この時代のコンサート・ポスターを数多く手掛けたRick Griffinによる本作のジャケット・アートは、彼の代表作のひとつ。
アメリカ西海岸はLA出身のガレージ/サイケ・バンド。DOORSも手がけたPaul A. Rothchildのプロデュースによる67年の唯一作。オープニングから、初期バーズのビート・ナンバーの音圧を上げ、ガレージ/サイケに仕立てたようなキャッチーかつハードなナンバーでエネルギッシュにスタート!ジョン・エントウィッスルばりにハードにランニングするベース、バーズのアルペジオを2倍速にしたようなギターもクールだし、こ、これはカッコ良い!2曲目は、フィードバックたっぷりのファズ・ギターにドアーズばりのほのぐらいオルガンが入って、サイケ感たっぷりで、これまた良し。ソフト・サイケなハープシコードが入ったり、温かなオルガンが入ったり、この時代らしい音響的ギミックが入ったり、レイト60sならではの魅力がいっぱいつまった快作です。
ボストンのサイケ・グループ、68年作。後に西海岸に渡り、Grateful Deadのメンバーなどと活動するPeter RowanとDavid Grismanが在籍。アシッド・フォーク、ジャズのエッセンスが感じられるアーティスティックで繊細でイマジネーション豊かなサウンドが聴き所。VELVET UNDERGROUNDのフォーキーな曲に通ずる雰囲気もあり。消え入りそうなセンシティブなヴォーカルも印象的。名作。
ソフト・サイケ・フォーク・ロック・バンドによる67年発表の2ndアルバム。ルーズベルト大統領の演説をサウンド・コラージュした、冒頭曲「IN THE ARENA」を始め、BEATLESの『Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band』から、FRANK ZAPPA & THE MOTHERS、CAPTAIN BEEFHEART等に影響を受けた前衛的でありながら、美しいコーラス・ワーク、トロピカルなラテン・リズムに導かれるファズ・ギター等々、随所にキメてくるアヴァンな切り口を魅せる、フラワー・サイケデリックの隠れた名盤です。
ボストン出身の男女ヴォーカルのサイケデリック・ロック・バンド。68年作の2nd。ゆるやかに脳内へと浸潤していくようなルーズなリズム、引きずるようにもっさりとしたファズ・ギター、気だるい女性ヴォーカルとそこに目眩のようにクラクラとからむ男性ヴォーカルのコーラス。オープニング・ナンバーからアシッド臭ぷんぷん!2曲目では、ジミ・ヘンばりのスピリチュアルなアルペジオがたゆたう中を、ジム・モリソンばりの男性ヴォーカルが沈殿していくようなメロウ・サイケでこれまだ素晴らし。ヴェルヴェッツばりの静謐なリリシズムに満ちた楽曲もいい感じだし、これはサイケ・ファンは必聴の名作でしょう。
67年にイリノイ州はシカゴで結成されたサイケデリック・バンドの67年1st。美しいハーモニーのフォーク・ロック/ロックをオーケストラなどが彩り、全体的にドリーミーな印象のサイケ作品です。QUICKSILVER MESSENGER SERVICEのDino ValenteもカヴァーしているChet Powers「Let’s Get Together」のカヴァーは、ほんのりサイケ感あるフォーク・ロックに牧歌的なリコーダーが入り、時代ラブ&ピースな空気を感じる仕上がり。ソフト・ロック好きにもおすすめの好作です。
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