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ポール・マッカートニー 2015年4月23日@東京ドーム【ライヴ・レポート&セットリスト】

ポール・マッカートニーの『OUT THERE JAPAN TOUR 2015』の大阪公演に続く2日目となる4月23日(木)の東京ドーム公演に行ってまいりました!

開演予定時間(18時30分)の1時間半前に東京ドームに到着しましたが、すごい人!グッズ売場は長蛇の列ですし、近くの飲食店もどこも行列ができてるし、5万人があの場所に集まってるんですもんね、いやはや凄まじいことです。

予定時間から30分ほど過ぎ、19時をまわる頃には待ちわびる観客の心も今か、今かと昂ぶってきて、外野席ではビッグウェーブが!ウェーブが終わり、開場中が拍手に包まれ、ポールを待つ熱気がこれでもかと高まったところで、開場が暗転。わきあがる大歓声の中、ポールが登場!さらにあがる大・大・大歓声!いやはや、鳥肌がたちました。

1曲1曲をレポートしていきたいのですが、チョー長文(←ポールのMC風)になってしまいそうなので、3点に集約してレポートいたします。

[1] 至福のセットリストと圧巻のエンターテインメント性!
[2] 今は亡きビートルズの仲間へのトリビュートに涙!
[3] 感動的過ぎるフィナーレ。鉄板の『アビーロード』B面メドレー!

[1] 至福のセットリストと圧巻のエンターテインメント性!

ビートルズ、ウイングス、ソロ時代の名曲のオンパレードは、やはり凄かった。ビートルズ時代の「Paperback Writer」や「Day Tripper」、ソロ/ウイングス時代の「Maybe I’m Amazed」「Band on the Run」などハード・エッジなナンバーでの年齢をまったく感じさせない力強いシャウトと演奏のドライヴ感は圧巻だし、間にはさまれる「Blackbird」や「I’ve Just Seen A Face」や「Another Day」などフォーキーな楽曲でのリリシズムも出色だし、さらにそこに「Let it be」や「Hey Jude」といったロック・クラシックスも入ってくるんだからたまりません。これ全部作ったんだよなぁ、とあらためてポールの才能に驚くとともに、そのまさにレジェンドが目の前に居ることに何度も興奮してしまいました。

個人的に楽しかったのが、続けて演奏された「All Together Now」と「Lovely Rita」。こういう明るくキャッチーな、「名曲」というより「佳曲」といえる小品もまたポールの魅力だし、「ニッチ・ポップ」としてマニアに愛される70年代のポップ・バンドの源流はポールなんだな、と実感しました。「大英帝国ポップ」というキーワードがぴったりだし、「大英帝国ポップ」のオリジネーターですね!

あと、何よりスタイルがカッコ良かった!白いシャツと黒いタイトなパンツが最高にキまってること!72歳とはとても思えない溌剌としたスタイルで、きっと全世界のファンを楽しませるために摂生してるんだろうなぁ。

日本語のMCも微笑ましかったですね!足元のカンペに目を落としながらも、一生懸命MCするポールにグッときました。英国人らしいユーモアも特筆で、「Live And Let Die」の演出で、花火まで登場して爆発音が響きわたっていたのですが、曲が終わると耳を抑えながら、「なんだよ、こんなの聞いてないよ、耳に悪いよ、かんべんしてよ」と大仰に怒った仕草をするポールがおかしいし、2回目のアンコールで「Yesterday」を弾き終わって、さぁ、終わったよって感じで袖に降りようとした時に、スタッフがギターを持ってきて、「お客さんたち、みんなまだ待ってるよ、これ持ってもう一回ステージに立って」といったそぶりのスタッフに対し、「やりきったんだけどなぁ、もう仕方ないなぁ」といった感じでおどけるポール、という演出がまた最高でした。

ハンブルグの下積み時代から、半世紀にも渡って積み上げてきたキャリア。当代きってのメロディ・メイカーであり、演出家であるポールのまだ衰えぬ才能が東京ドームの大空間でも足りないぐらいに溢れていました。

[2] 今は亡きビートルズの仲間へのトリビュートに涙

「次は、天国のジョンに捧げます。みんなもジョンに拍手を。」

5万人が天を見上げながらの拍手。感動的で、ちょっと涙腺ウルウル。そしてはじまったのが82年作『Tug of War』収録のジョンへの追悼歌「Here Today」。アコースティック・ギターの弾き語りで、まさに語るように優しく歌うポール。

「If you were here today」・・・今日ここに君が居てくれたら。

もう叶わないけど、ジョンとポールが揃ったステージを見たかった。誰もがそう思った瞬間でした。

そして、ジョージに捧げるよ、と言ってはじまったのが、ジョージの代表曲と言える名曲「Something」。

ジョージおなじみのウクレレを片手に弾き語るポール。素朴な音色の中にジョージへの想いがつまっていて、これだけでもグレイトだったのですが、ギターソロのパートからガツンとバンドが入ってきて、ロックアレンジへとスイッチ。ポールらしいロック・バラードに仕上がっていて、これがまた素晴らしい!バックの映像には、当時のスタジオでのポールとジョージの写真も写されて、映画『レット・イット・ビー』での2人の言い争いのシーンなんかも思い出したりしながら聴いていましたが、降りてきて一緒に歌いたかっただろうな、ジョージ。

曲が終わるとポールがMCで「ジョージ、素晴らしい曲を残してくれてありがとう。」と言っていましたが、ポールと天国のジョージとのコラボ、本当に最高の瞬間でした。

[3] 感動的過ぎるフィナーレ。鉄板の『アビーロード』B面メドレー

1回目のアンコールでの、「Day Tripper」「Hi, Hi, Hi」、そして、「I saw Her Standing There」とエネルギッシュな畳み掛けは凄かったし(52年前のデビュー作のオープニング・ナンバーを変わらぬテンションで歌っちゃうポールにはしびれた!)、2回目のアンコールでの、「Yesterday」の弾き語り、そして、「Helter Skelter」の痛快極まる轟音と観客の熱気は凄まじかったし、ここで終わっても十二分に満足なのですが、な、な、なんと、「モウ、カエルジカンダヨ」という微笑ましいMCとともにはじまったのは、『アビーロード』のB面のメドレー・・・くぅ、ここからさらにその畳み掛けを持ってくるとは・・・凄すぎるよポール。

どんな名バンドでも、最後にこのメドレーを持ってこられたらお手上げだろうなぁ。この先もこれほどのロック・ミュージシャンはあらわれないと思うし、あらためて今日、この場に居られたことに感謝。

他にも聴きたい曲はいっぱいあるし、2013年作『NEW』のナンバーも大充実だったし、まだまだ来るチャンスはきっとあるでしょう。

マッテルヨ、ポール!

『OUT THERE JAPAN TOUR 2015』

2015年4月23日(木)東京ドーム セットリスト

01. Magical Mystery Tour
02. Save Us
03. Can’t Buy Me Love
04. Jet
05. Let Me Roll It
06. Paperback Writer
07. My Valentine
08. Nineteen Hundred and Eighty Five
09. The Long And Winding Road
10. Maybe I’m Amazed
11. I’ve Just Seen A Face
12. We Can Work It Out
13. Another Day
14. Hope For The Future
15. And I Love Her
16. Blackbird
17. Here Today
18. NEW
19. Queenie Eye
20. Lady Madonna
21. All Together Now
22. Lovely Rita
23. Eleanor Rigby
24. Being for the benefit of Mr.Kite
25. Something
26. Ob-La-Di, Ob-La-Da
27. Band on the Run
28. Back in the USSR
29. Let it be
30. Live And Let Die
31. Hey Jude

【アンコールpt1】
1. Day Tripper
2. Hi, Hi, Hi
3. I saw Her Standing There

【アンコールpt2】
1. Yesterday

【アンコールpt3】
1. Helter Skelter
2. Golden Slumbers ~ Carry That Weight ~ the End

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  • PAUL MCCARTNEY & WINGS / BAND ON THE RUN

    73年リリース、ナイジェリアのラゴスで録音された、ポール・マッカートニー起死回生の傑作!

    73年作。ナイジェリアはラゴスでの録音。現地のスタジオが、武装集団によるデモ・テープの盗難に見舞われたり。制作開始直前に、WINGSのオリジナル・メンバーが、PAULと反目しバンドを辞めてしまったりと、いくつもの大災難を乗り越えて生まれたアルバムでした。冒頭の大ヒット表題曲「BAND ON THE RUN」、肉厚なブラス・セッションが高鳴る熱いサウンドを引き立てる、「JET」、ミッドナイト・ブルー的瀟洒なバラード、「BLUE BIRD」、甘酸っぱいメロディーが、パワー・ポップ然とした「NO WORDS」、時を同じく73年に亡くなったピカソに捧げられた「PICASSO’S LAST WORDS」、1985年という(当時から見た)近未来をモチーフにしたラヴ・ソング「1985年(邦題)」等々、BEATLES解散後のPAULがようやく名実共に、新たな音楽の境地を開陳し出した代表作として、世の評価も大変高い作品です。

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    「My Love」収録の73年作

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