デヴィッド・アクセルロッドが関わった米サイケ作品

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デヴィッド・アクセルロッドはL.A.出身のコンポーザー/プロデューサー。
アレンジやプロデュースの仕事を独学で学んだ彼は、COOL JAZZのレーベルでプロデューサーとして働き始めます。

63年にはキャピトル・レコードで、Lou RawlsやCannonball Adderleyといった黒人ミュージシャンの作品をヒットさせ成功。ジャスやソウルの作品において名プロデューサーの地位を確立します。

ジャズやソウルといったジャンルで名プロデューサーとなったアクセルロッドですが、キャピトル在籍時の60年後半、当時の流行だったサイケデリック・ロックのグループのプロデュースも手がけています。

それではデヴィッド・アクセルロッドが関わった米サイケの作品をピックアップしてまいりましょう。

まずはアクセルロッド×米サイケといえば有名なのがこの作品ですね。

ELECTRIC PRUNES/MASS IN F MINOR

「I Had Too Much to Dream (Last Night)」をヒットさせたL.A.出身のグループの68年作3rd。前作までプロデュースをしていたデイヴ・ハッシンジャーに代わってアクセルロッドが指揮をとっています。
内容はというと、ファズ・ギターの音は聴けるものの、ガレージ・バンドの荒々しいイメージからガラリと変わった厳かな雰囲気たっぷりの宗教色濃いアルバム。さらに途中からは別のバンドがレコーディングしているというから、ファンはびっくりしたことでしょう。

この作品からは「Kyrie Eleison」が映画EASY RIDERで使われています。

こちらは、オーケストラのアレンジが浮遊感を醸し出すメロウ・サイケの名盤ですね。アクセルロッドはアレンジャーとして参加。

COMMON PEOPLE/OF THE PEOPLE BY THE PEOPLE FOR THE PEOPLE FROM THE COMMON PEOPLE

次はこちらの作品。米西海岸で結成されたバンドの68年唯一作。
このバンドは、日本で人気を博したサーフ・インスト・バンドASTRONAUTSの元メンバーが中心になって結成したバンドなんですね。
ハーモニーの美しさが抜群で、ほんのり酩酊感漂うファズ・ギターも心地良い作品です。バーズやバッファロー・スプリングフィールド好きにはたまりません！
アクセルロッドはプロデュースを務めています。

HARDWATER/HARDWATER

こちらはデヴィッド・アクセルロッド本人の作品で、38人からなるオーケストラにジャズ界の巨匠Cannonball Adderleyが指揮をした豪華かつ壮大な71年作。
ヘンデルの『メサイア』をアレンジした作品で、上品かつ怪しげな世界が広がる少し変わり種のサイケ作品です。

DAVID AXELROD/DAVID AXELROD’S ROCK INTERPRETATION OF HANDEL’S MESSIAHY

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