2014年9月26日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ
昨日より開催の『新品CDセール』コーナーより、「こ、これが、セール!?」と店長もびっくりなレコメンド盤をピックアップいたしましょう。
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お早めにチェックどうぞ。通常プライスに戻っている場合は、ご容赦ください。
それでは、試聴どうぞ!
イ・プーのレッドが在籍していたことで知られるグループ。BLA BLAレーベルから72年にリリースされた唯一作。
特筆はベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」のロック・ヴァージョン!これぞイタリアン・ロックですね!
スペインはカタルーニャ出身のインスト・グループ。85年の唯一作。
このバンド、ほぼ無名に近いですが、初期P.F.M.ばりの素晴らしさ!
もしこれが85年ではなく75年作だったとしたら、ユーロ・ロック屈指の傑作として評価されていたでしょう!
女性ヴォーカルのスキャットもフィーチャーし、「RETURN TO FOREVERへのスペインからの回答」と言えるたおやかなアンサンブルから、ベルギーのCOSあたりに通じる暗黒カンタベリー的アンサンブルまで、とにかく演奏が芳醇なこと!ユーロ・ジャズ・ロック屈指の名作。
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スペインはバルセロナの名Key奏者/コンポーザーのJordi Sabatesが75年にリリースした2nd『OCELLS DEL MES ENLLA』をピックアップ!
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時に繊細にたゆたい、時にキレ味鋭いフレーズでテンションを増幅させるギター。淡く叙情的なハモンド・オルガン。そして、流れるように美しくアイロニーやユーモアもたっぷりな愛すべきメロディとヴォーカル。そんなハットフィールドに通じる作品を世界中からピックアップ!
キース・エマーソンにも負けないオランダが誇るキーボード奏者と言えば?
クラシカルかつテクニカルな旋律で次々と畳みかける展開は圧巻ですね。
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クラシカルな美旋律に彩られたドラマティックなキーボード・プログレをピックアップ!往年の名作から90年代以降の新鋭作品までセレクトいたしましたよ~。
ANGEのマネージャーが設立したCryptoレーベルよりデビューし、フランスらしい耽美な幻想色を持ち、緊張感を持たせながら浮世離れしたファンタジックなサウンドを作り出したグループの75年デビュー作。
ヴァイオリンが畳みかける凶暴性とフランスらしい幻想美。これぞ「フランスのクリムゾン」と言える傑作!
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本日の「ユーロロック周遊日記」は、フレンチ・プログレを名バンドCARPE DIEMによる75年のデビュー作『En Regardant Passer Le Temps(時間牢の物語)』をピックアップいたしましょう。
フィンランドのプログレ・グループ。フルート奏者が脱退し、新たにキーボード奏者が加入して作られた2nd。76年作。
サウンドは、ジャケットの印象通りの白夜に奏でられるようなシンフォ・プログレ。
アルバムのどこを切っても歌心が溢れ出す北欧シンフォ名作。
Yoni Rechterなど、後々もイスラエルの音楽シーンで活躍を続ける名ミュージシャンが複数在籍した70年代イスラエル・ロックを代表するグループ。
60年代ブリティッシュ・ポップのDNAを受け継ぐ優美でキャッチーなメロディ、卓越したコーラス・ワーク。そして、カンタベリーに通ずるジャジーでユーモラスなセンスも!
イスラエル・ポップ恐るべし。ニッチ・ポップのファンはマスト!
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イスラエルを代表するロック・バンド、KAVERETの74年作2nd『Poogy in A Pita』をピックアップ
KAYAKのKey奏者による2013年作ですが、非常にヨーロピアンでトラディショナルで映像喚起的で美しく気品いっぱいの名品!
オランダを代表するシンフォニック・ロック・グループ、71年発表の2nd。
PROCOL HARUMの「青い影」に通ずるような美しいオルガンの調べ、これでもかと泣きまくるギター、柔らかなフルート、そして幻想的なメロトロン。圧倒的に叙情性溢れるアンサンブルはただただ涙するしかありません。
カンタベリー・フィーリング豊かなジャズ・ロック・アンサンブルとスキャット風の女性ヴォーカルが魅力のベルギーを代表する名ジャズ・ロック・バンドですね!
東欧のキース・エマーソンと言えるKey奏者、Marian Varga率いる旧チェコスロバキアを代表するグループによる70年デビュー作。
ハイドンの楽曲のプログレ・アレンジが秀逸!
アシュラ面、怒り・・・じゃないってば!
スイスでダブル・メロトロンと言えば、これですね。
ムーグやソリーナによる幻想美、クリムゾンをも彷彿とさせるジャジーでテクニカルなパートもまた素晴らしい!
地中海や北アフリカの風を感じるバグパイプ、ブズーキ、パーカッションによるエキゾチズム。
そこに影をおとす、バスクならではの悲哀。
ITOIZと並ぶバスクの名グループ!
恐れ多くもカナダのジェントル・ジャイアント系プログレの名盤でござるぞ!
まだまだ在庫豊富な新品セール「ユーロ・ロック」コーナー。
こちらのリストでチェック是非!
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9月25日(木)より開催の『新品CDセール』コーナーより、「こ、これが、セール!?」と店長もびっくりなレコメンド盤をピックアップいたしましょう。
元EKSEPTIONのRick Van Der Lindenが新たに結成したキーボード・トリオ。74年作1st。クラシカルかつテクニカルなオルガン、ピアノ、メロトロンをフィーチャーしたドラマティックな一枚。オランダ・プログレを代表する名作。
直輸入盤(帯・解説付仕様)、ボーナス・トラック2曲、定価2,500+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
ケースツメ跡あり、カビあり、ホチキス錆あり
スペインはバルセロナ出身、60年代にPIC-NICというポップ・バンドで活躍し、70年代にはギタリストのToti Solerとともにスペインのジャズ・ロック・シーンの祖を築いたとも言われる名グループOMを結成したことで知られるピアニスト。Edigsa/Zelesteレーベルより75年にリリースされた2ndソロ。ピアノとエレピを基本にした前作とは異なり、バンド編成で録音。OMで一緒だった名ギタリストToti SolerとベースのManolo Eliasをはじめ、元JARCAのギタリスト、後にORQUESTRA MIRASOLで活躍するドラマーなどがサポート。女性ヴォーカルのスキャットもフィーチャーし、「RETURN TO FOREVERへのスペインからの回答」と言えるたおやかなアンサンブルから、ベルギーのCOSあたりに通じる暗黒カンタベリー的アンサンブルまで、とにかく演奏が芳醇なこと!ピアノやエレピはもちろんのこと、フィル・ミラー的な滑らかに緊張感あるフレーズからゴリゴリとアグレッシヴに弾き倒すフレーズまで縦横無尽なエレキも特筆。パーカッシヴなフラメンコ・ギターとの対比も見事です。15分を越えるオープニングの組曲はユーロ・ジャズ・ロック屈指と言える名曲。
スペインはカタルーニャ出身のインスト・グループ。82年の唯一作。イマジネーション豊かなスパニッシュ・ジャズ・ロックと、叙情派シンフォのエッセンスが入ったジャジーかつメロディアスなプログレとの二つのスタイルにより、アルバムを彩り豊かに構成。手数多くシャープなドラム、アグレッシヴなベースによるいかにもジャズ・ロックなリズム隊を土台に、ギターが時にジャジーかつスリリング、時にヴァイオリン奏法などを駆使して切々と胸に響くフレーズで引っ張り、柔らかなエレピやリリカルなピアノが全体を包む。かなりマイナーなグループですが、実力は驚愕のレベル。必聴盤です。
カナダはケベック出身のシンフォニック・ロックグループによる76年唯一作。ケベックを代表するグループの1つでありGENTLE GIANT系名盤としても有名な本作は、フランス語の男性、女性ボーカルが彩るシンフォニック・ロックであり、オンド・マルトノといった珍しい楽器が使用されたクールなサウンドが特徴です。フルート、サックス、チェロと言った管弦楽器の使用も非常に巧みであり、純クラシカルなセクションすらあるほどにシンフォニックに盛り上げています。また、ツイン・キーボード編成の音の厚みと色彩感も素晴らしく、ケベックのシンフォニック・ロックを代表する名盤と言えます。
Yoni Rechterなど、後々もイスラエルの音楽シーンで活躍を続ける名ミュージシャンが複数在籍した70年代イスラエル・ロックを代表するグループ。74年作の2nd。1stのレビューで大絶賛しましたが、この2ndも文句なしの傑作!STACKRIDGEがカンタベリー生まれだったら!親しみやすい抜群のメロディ・センスと卓越したコーラス・ワーク、エレピやギターが流麗に舞うジャジーなエッセンス、そして聴いていてワクワクしてくるユーモアや遊び心。あまりの良さに笑いがこみあげてくる傑作!ハイリー・レコメンド!
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