2014年9月26日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ
昨日より開催の『新品CDセール』コーナーより、「こ、これが、セール!?」と店長もびっくりなレコメンド盤をピックアップいたしましょう。
枚数限定で値下がりしておりますので、人気作品は1枚限定の値下げで売れ次第、通常プライスに戻るものも多くございます。
お早めにチェックどうぞ。通常プライスに戻っている場合は、ご容赦ください。
それでは、試聴どうぞ!
00年代以降のイギリスのプログレ・シーンを代表するグループによる07年作5th。
メロトロンが洪水のように溢れ、サックスが暴れるパートでのダイナミズムと美しさは、絶頂期のクリムゾンに匹敵!
シンフォニック・ロック・ファン必聴!渾身の傑作!
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迫りくる凶暴なアンサンブル、そして叙情美。クリムゾンの遺伝子を受け継いだ90年代以降の新鋭グループを世界中からピックアップ!
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90年代以降のプログレシーンを盛り上げる北欧スウェーデンやイタリアに負けじと、本場イギリスからも、イエスやジェネシスやクリムゾンなど往年のグループのDNAを継いだ好グループが出てきております。注目の作品をセレクトいたしましょう。
スタジオ・ミュージシャンとして活動していた1960年生まれのWilliam Beckers(キーボード、ドラム)と、80年代にはニュー・ウェイヴ・バンドで活躍もしたFrank Van Bogaert(ヴォーカル、キーボード、ギター)によるベルギーのユニット。2012年作2nd。
デビュー作からピンク・フロイドやアラン・パーソンズ・プロジェクトから影響を受けた、緻密なスタジオ・ワークとポップ・センスが光る知性的なプログレ・ポップはかなりの完成度でしたが、この2ndではさらに突き抜けています。
青空へと飛び立つジャケの通りにヌケの良いシンフォ・ポップで、洗練を極めたポップ・センスとプログレッシヴなシンセ・ワークの見事な調和は、現代版アラン・パーソンズ・プロジェクトと言っていい完成度!
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ピンク・フロイドやアラン・パーソンズ・プロジェクトを彷彿させる、緻密なスタジオ・ワークとクールなポップ・センスとが絶妙にバランスした知性豊かなプログレッシヴ・ポップが魅力のベルギーのユニット、FISH ON FRIDAYの魅力に迫るインタビュー!
ノルウェー出身新鋭グループ、11年2nd。
フルートを吹きまくるヴォーカルがクール!
イアン・アンダーソンから土臭さを取って、オペラティックに気品を増したような感じ。
ジェネシスやジェントル・ジャイアントのDNAを継ぐアンサンブルもドラマティックな名品!
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90年代以降にプログレ新鋭シーンが盛り上がり、00年代に入っても注目の作品が続々とリリースされています。その勢い衰えず、次々と優れたプログレ新譜が届く2014年。入荷した注目作をピックアップいたしましょう。
なんだか機関車トーマスに出てくる悪役みたいなジャケですが、音の方もなるほど、邪悪で緊張感みなぎってて、これは現代のイル・バレット・ディ・ブロンゾといえる伊ヘヴィ・シンフォ怪作!
11年ぶりとなる13年作3rd。
05年に結成された往年の伊ヘヴィ・シンフォのDNAを継ぐ新鋭グループ。
破天荒なほどにドラムが手数多く疾走しだすと、イル・バレットやムゼオなど70年代ヘヴィ・シンフォの香りが充満!
08年の強烈なデビュー作に続く2011年作!
初期AFTER CRYINGでキース・エマーソン譲りの凄まじい演奏を聴かせていたKey奏者Vedres Casaba率いるグループ。97年作。
この曲の冒頭での躍動感みなぎるピアノ!キース・エマーソンばりのキレ味ですよね。
EL&PやBANCOに比肩するテンションで迫る、ハンガリーが誇る新鋭Key奏者率いるグループ!
南米アルゼンチンの新鋭、2010年デビュー作。
え!?これ本当に新鋭なの?
SERU GIRANやPABLO EL ENTERRADORの遺伝子を受け継ぐ正統派アルゼンチン・プログレの名作!
スウェーデンのキース・エマーソンと言えば?
10年ぶりとなる2010年作は、エマーソン譲りの攻撃性と外連味に加えて、北欧らしい透明感いっぱいのファンタジーも加えた力作!
FLAMBOROUGH HEADのドラマー、TRIONのギタリストを始め、キャメルタイプのオランダ新鋭バンドからのメンバーが集結したシンフォ・プロジェクト・バンド、13年作3rd。
ずはりオランダのキャメル系シンフォの粋を集めたサウンドと言うべきシンフォ力作!
00年代のイタリアを代表するシンフォニックなキーボード奏者/コンポーザー。
ジャケットの通りにとめどなくドラマティックでエモーショナルな07年名作。
たおやかに舞うヴァイオリンも絶品!
ロシアというと壮大なクラシック・プログレが多いですが、この作品は、キャメルの叙情美と東欧プログレに通じるスペーシーな幻想性とが結びついたひたすら柔らかでファンタスティックなシンフォ。美しいですよ~。
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LITTLE TRAGEDIESとLOST WORLDを双頭に、豊かなクラシック音楽の土壌に根ざしたダイナミックかつ格調高いプログレ・グループが続々と登場しているロシアのプログレ新鋭シーンを特集!
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イタリアが誇るFabio Zuffantiや今カケレコで大人気のオランダのChrisをはじめ、世界各国からマルチ・コンポーザーによる良質な作品が続々と届けられています。注目の作品をピックアップいたしましょう。
このあまりにも情感豊かなサックスと雄大に広がるシンセとの絡み・・・。シンフォ・ファンならこの導入部で早くもノックアウトでしょう。
ポーランドらしい深い陰影もたっぷり。ずばりファンタスティック・シンフォの大傑作!
カンタベリー meets 和楽!? 現代の日本にもこんなジャズ・ロック・バンドが居るんです!
パット・メセニーや北欧のロイネ・ストルトに比肩する色彩感覚と映像喚起力を持ったギタリストをなんとインドネシアで発見!
カンタベリーのファンも一聴是非!
まだまだ在庫豊富な新品セール「プログレ新鋭」コーナー。
こちらのリストでチェック是非!
ポーランドのマルチ奏者Kamil Konieczniakによるメロディアス・シンフォ・プロジェクト・バンド、12年作。前作、前々作ではどこまでも雄大に広がるファンタジックなシンフォニック・ロックを聴かせてくれましたが、本作、ただひたすらにロマンティックに吹き鳴らされるサックスに導かれ、煌めくギターと憂いを秘めたヴォーカルが歌い始める導入部で、もうすでに心奪われること必至。幻想性溢れる静謐な場面から、力強くも夢見るようにロマンティックなシンセソロが飛び出す展開などは、お約束的ながらもやはりグッと来ずにはいられない美しさ。東欧らしいメランコリーよりは北欧プログレなどを思わせるファンタジックで透徹な印象をあたえるサウンドメイクも他のポーランド勢とは一線を画する部分です。このひたすらエモーショナルで優美に広がる世界観に、いつまでも浸っていたいと思わせるような傑作に仕上がっています。これは素晴らしい!
キーボード奏者Corrado Sardella率いるグループ。07年作。サウンドは前作と同傾向で、清涼感溢れるメロディアスなキーボードを中心に、「静」と「動」の対比鮮やかに、ダイナミックかつドラマティックに展開する壮大なシンフォニック・ロック。メタリックなリフ、ハイ・ポジションを多用し美しく駆け上るソロともに素晴らしいギターもたいへん魅力的。エモーショナルなヴォーカル、美しいメロディも胸を打ちます。たおやかに舞うヴァイオリンも絶品!ドラマティックなシンフォニック・ロックのファンは聴いて損はない逸品です。
初期AFTER CRYINGでキース・エマーソン譲りの凄まじい演奏を聴かせていたKey奏者Vedres Casaba率いるグループ。97年作。躍動感溢れるタッチのクラシカルなピアノとシャープで力強いドラムを中心に、ダーク&アグレッシヴに畳みかけるシンフォ・プログレ。テクニカルでスリリングなフレーズをこれでもかと連発。もの凄い緊迫感。対照的に静謐でリリカルなパートも実に美しいです。BANCOに通じるクラシックとロックの剥き出しの融合と圧倒的なダイナミズム。名作。
00年結成、日本のプログレッシヴ・ロック/ジャズ・ロック・グループ。11年作。伸びやかなサックスを主軸に据えた、カンタベリー×エスニック調のジャズ・ロック。叙情的なテーマを奏でるサックス、手数多く的確なドラム、ブンブン唸るベース、時に流麗に時に叩きつけるように弾かれるキーボードによる、ロック・ダイナミズム溢れるジャズ・ロックは、エストニアのPHLOXや日本のMACHINE & THE SYNERGETIC NUTSが好きな方に大推薦です。雄大な響きを湛えたジャンベ、煌びやかな鈴やカリンバの音色、自然音のSEなど、要所に配されたオーガニックなアクセントが、「エスノ」を飛び越してもはや「スピリチュアル」な感動すら喚起させる、ジャズ・ロック作としては稀有な作品でもあります。スティック・ベースやバリトン・ギターなど、ユニークな楽器使いも特徴的。『Thembi』など、スピリチュアル期のPharoah Sandersがカンタベリーの連中と地下でジャズ・ロックをやったらこんな音?などと想像してしまいました。
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