2014年9月19日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: プログレ
こんにちは、カケレコ店長の田中です。
昨日入荷したCD、売れたCDの中から店長オススメの作品をピックアップするこちらのコーナー「日々是ロック」。
プログレ、ロック、ジャズ・ロック、サイケ、ハード・ロック、フォークなどジャンルを横断して世界のロックをカケハしてまいります。
一枚目は、クリムゾンのファンにおすすめのノルウェーの新鋭からまいりましょう。
ノルウェー西岸の北海に面する街、ベルゲンで2010年に結成されたグループで、サックス奏者、Key奏者を含む6人組。
低く唸るザクリと歪んだギターとオルガン、そして、そこに荒々しく炸裂するアグレッシヴなサックス!
初期クリムゾンやヴァンダー・グラーフ・ジェネレーターのDNAを受け継いだヘヴィ・プログレを基調にしつつ、ポスト・ロック~ジャム・バンド的感覚も入れ込んだ力作に仕上がっていますよ~。
お次はユーロの新鋭つながりで、フランスのバンドをピックアップ!
フランク・ザッパとベック(90年代オルタナの方の)がデュオを組んで、テープ2倍速にした感じ!?このフランスのアヴァン・ロック新鋭のテンション、半端なし・・・。
ジャズ・ロック/チェンバー・ロック/アヴァン・ロックは、近年、続々と世界中から好グループが登場しています。
2014年の新譜はこちらの記事で特集しておりますので、チェック是非!
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00年代に入ってジャズ・ロック/チェンバー・ロック/アヴァン・ロックの充実ぶりが凄い!ということで、ユーロ各国から北米、南米まで、世界中から届くジャズ・ロック/チェンバー・ロック/アヴァン・ロックの2014年新譜をピックアップ!
昨日は人気リイシュー盤が多数再入荷いたしました。おすすめ盤をセレクトいたしましょう。まずはギリシャ!
クリムゾン『リザード』に通じる静謐な気品、『太陽と戦慄』ばりのテンションみなぎる変拍子、ヘンリー・カウばりの狂気の室内楽的アンサンブル。極めつけは全面に出て主旋律を奏でるメロトロン!
ギリシャのみならずユーロ屈指の傑作!
西洋文明の源流と言える地、ギリシャにはプログレの名作も多数ございます。こちらの記事でチェック是非!
スパニッシュ・プログレの人気盤もリイシューされました。
新入荷時は即日完売となりましたので、今回は余裕を持って再入荷となりましたが、お早めにゲットどうぞ。
これぞスパニッシュ・プログレ!シンフォニック・ロックに、フラメンコなどアンダルシアの民族音楽、そしてフュージョンが融合したサウンドはかなりの完成度ですよ~。
韓国の紙ジャケの人気リイシュー盤が再入荷しましたので、ピックアップ。
かな~り過小評価されているミュージシャンだなぁ。
霧の向こうから聞こえてくるようなファンタスティックな佳曲ぞろいで、もうニッチ・ポップのファンは必聴と断言!
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過小評価されている英国のソングライター&ヴォーカリストの一人と言えるでしょう。MANFRED MANNで活躍したMike Huggの72年作1stソロ『Somewhere』と73年作2ndソロ『Stress & Strain』をピックアップ!
イギリスのニッチ・ポップを中古CDでお探し?
でしたら、「70年代大英帝国ポップ」というカテゴリーがございますので、そちらのリストをチェック是非!
ニッチ・ポップつながりで、なんと北欧のバンドをご紹介っ!
ザ・バンド meets 北欧ダンス・ミュージック!?
パブ・ロックやRCA時代のキンクスあたりのファンは必ずや切なさに胸を締め付けられる逸品!
北欧スウェーデンのロックは、ザ・バンドやキンクスあたりのファンにはたまらない名作の宝庫。こちらの記事でチェック是非!
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ビートルズをはじめとしたブリティッシュ・ポップの影響を軸に、ザ・バンドなどルーツ色あるアメリカン・ロックも取り込みつつ、北欧伝統の舞踏曲のエッセンスも盛り込んだ、痛快かつ哀愁いっぱいの北欧ロック作品をセレクト!
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いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。
またお会いいたしましょう。
ギリシャ出身で主にフランスで活動したグループ。ピアノ/オルガン/メロトロンを操る鍵盤奏者が中心で、デビュー作からギタリストが抜け、ギターレスのキーボード・プログレ4人組となって制作された73年の2nd。ベーシストも代わり、一気にプログレ/アヴァンギャルド色が増しました。キング・クリムゾン『リザード』に通じる静謐な気品を漂わせるパート、鋭利に尖ったトーンのキーボードのミニマルな反復に『太陽と戦慄』ばりに狂気の変拍子が炸裂するパート、ヘンリー・カウばりのフリー・ジャズ/チャンバー・ロックなパートなど、一瞬たりとも気の抜けないテンションみなぎるアンサンブルが続きます。特筆なのがメロトロンで、持続音で荘厳にたなびく感じの使い方が一般的ですが、このグループは、全面に出てまるでピアノばりに主旋律を奏でます。アヴァンギャルドかつクラシカルな気品に満ちたギリシャ屈指・・・なのは言わずもがな、ユーロ・ロック屈指と言っても過言ではない傑作アルバム。必聴です!
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