2014年6月12日 | カテゴリー:MEET THE SONGS,世界のロック探求ナビ
タグ: サイケ
今日の「MEET THE SONGS」は、米サイケ屈指の傑作、DAMON『SONG OF A GYPSY』をピックアップいたしましょう。
DAMONはカルフォルニアで活動していたシンガーで、本名はDavid Del Conte。
60年代前半からクラブでバラードやポップス、R&Bを歌うシンガーとして活動していましたが、サイケデリック・ムーヴメントに沸き立つ1967年、彼が27歳の時、自分の曲を歌いたいという思いを強めてフォーク・シンガーに転向します。
そして69年、知り合いのミュージシャンらと自主制作し、彼のあだ名だったDAMON名義でリリースした作品が『SONG OF A GYPSY』です。
オリジナルのジャケットは2種類あり、1つは黒いジャケットにゴールドの文字が入ったデザイン。
もう1つは白いジャケットに男性の顔が印刷されています。
2種類あるのは、なんでも黒いジャケットは制作費が高かったからだそうです。
ジャケットからはサイケ感は感じられませんが、オープニングから妖しい雰囲気たっぷり。メロウなヴォーカルとファズ・ギターがまったりと絡み、エキゾチックな雰囲気を出すパーカッションも加わって、底なしの異空間にゆっくりと沈み込んでしまいます。濃厚なアシッド感にいつまでも浸っていたくなるような、サイケ好き必聴の傑作です。
いかかでしたか?
「MEET THE SONSG」は、定番からニッチ盤まで僕らのロック・ミュージックを紹介しています。
また明日、お会いいたしましょう。
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