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【ユーロロック周遊日記】GENESIS系イタリアン・プログレ新鋭の実力派バンドSUBMARINE SILENCEの13年作2nd『THERE’S SOMETHING VERY STRANGE IN HER LITTLE ROOM』

毎回ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。本日はイタリアの新鋭より、GENESIS系シンフォの名グループSUBMARINE SILENCEによる13年リリースの2nd『THERE’S SOMETHING VERY STRANGE IN HER LITTLE ROOM』をピックアップいたしましょう。

ドイツやアメリカなどとともに、70年代よりジェネシスを受け継ぐプログレ・バンドの活動が盛んだったイタリア。90年代以降の新鋭ではその傾向は特に顕著になり、現在はWATCHやYLECLIPSE、MANGALA VALLISなどジェネシスへの愛情溢れるサウンドを聴かせる好バンドが次々とハイクオリティな新作をリリースしている状況です。

そんなイタリアのジェネシス系シンフォの実力派バンドの一つと言えるのがSUBMARINE SILENCEです。プログレ・ハードにジェネシス的ファンタジーを足しあわせたようなオリジナルなサウンドを持ち味としたMOONGARDENというバンドに在籍していたkey奏者とギタリストによる別働プロジェクトとしてスタート。02年にリリースした1stは、まさに初期のファンタジックなジェネシスを踏襲したメロディアスで格調高いサウンドを聴かせる作品で、イタリアの新鋭作品の中でも未だに高い人気を誇る1枚です。ちなみにジャケットも初期ジェネシスを手掛けたPAUL WHITEHEADの作。

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そのSUBMALINE SILENCEが実に11年という歳月を経てリリースした2ndが、今回ご紹介する『THERE’S SOMETHING VERY STRANGE IN HER LITTLE ROOM』。前作でのジェネシスへの憧憬を強く感じさせた作風はそのままに、15のパートから成る組曲形式をとることでドラマティックなストーリー性が加わった、壮大で胸躍るようなシンフォ絵巻を見事作り上げています。

更に前作はインストでしたが、今作はガブリエル風のシアトリカルな要素を含んだヴォーカルが活躍しており、よりジェネシス感が増しているのも聴きどころです。

では本作からのナンバーをお聴きください♪

3.There’s Something Very Strange In Her Little Room : c) About Rebecca

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4.There’s Something Very Strange In Her Little Room : d) Childs At Play

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初期ジェネシス式ファンタジーを正統に受け継いだサウンドを、各楽器がクリアで瑞々しいタッチによって綴っていくこの演奏の素晴らしさ、数多いるジェネシス・フォロワーの中でも最高峰と言える完成度ではないでしょうか。下手な英国出身のバンドよりもずっと英国的な音使いを聴かせているのが凄いですよね。

これまでのスパンを考えると次作が一体何年後にリリースされるのかはわかりませんが、他の伊ジェネシス・フォロワー・バンドとともに今後も是非注目しておきたい好バンドですね!

SUBMARINE SILENCEの在庫

  • SUBMARINE SILENCE / THERE’S SOMETHING VERY STRANGE IN HER LITTLE ROOM

    伊シンフォの名バンドMOONGARDENの別動バンド13年作、GENESIS式ファンタジーを理想的に受け継いだ壮大なシンフォ絵巻!

    ジェネシス系伊シンフォの名バンドとして知られるMOONGARDENのギタリストとキーボーディストによるプロジェクト・バンド、13年作2nd。分厚く荘厳なシンセとピアノソロが連なっていく冒頭部を経た次の瞬間。躍動感いっぱいに弾むリズム・セクションに乗って、伸びやかに尾を引くロングトーンのギター、ひたすら柔らかくファンタスティックに広がるシンセが駆け抜けていくこのアンサンブル!GENESISの名曲「Watcher Of The Skies」を重ねずにはいられない素晴らしい演奏に、思わず胸が震えます。一音一音が凛とした美しさを放つピアノ、繊細な叙情美を添えるフルートもやはりGENESISを想起させる素晴らしいもの。前作にはなかったヴォーカルが加わっているのも特徴で、パッションと深みをあわせ持つ劇的な歌唱を聴かせます。全14曲切れ目なく展開していく演奏に最後まで圧倒される、見事な完成度のシンフォ絵巻。初期GENESISのファンタスティックさ、幻想性、叙情美を理想的に受け継いだ文句なく素晴らしい一枚です。おすすめ!

  • SUBMARINE SILENCE / JOURNEY THROUGH MINE

    ジェネシスのDNAを継いだ新鋭の中でも屈指といえるイタリアのバンド、まばゆくもダイナミックな2016年作3rd

    ジェネシス系イタリアン・シンフォの名バンドとして知られるMOONGARDENのギタリストとキーボーディストが結成したバンド。2016年作3rd。繊細なタッチの伸びやかなロングローンが魅力のギターときらびやかなトーンのムーグ・シンセが紡いでいく時にリリカルで時に緊張感を持ったメロディ。その上でたなびく幻想的なメロトロン。シアトリカルなヴォーカルとフックに富んだメロディ・ライン。そして、目の覚めるようなめくるめくファンタスティックかつダイナミックな展開。ドラマティックなシンフォニック・ロックのファンにはたまらないサウンドがこれでもかと続きます。さらに、しとやかなエレピ、クラシカルで格調高いピアノやクラシック・ギター、エモーショナルに歌い上げるヴォーカルなど、イタリアならではのサウンドのまばゆさ・艶やかさも特筆。ジェネシスへの憧憬がベースにありますが、イタリアらしさや、突き抜けるようにかっ飛ばすプログレ・ハード・テイストなどを織り込んだ多彩なサウンドにはオリジナリティがあります。1st、2ndもプログレ・ファンに大好評でしたが、本作にも間違いなく心奪われることでしょう。傑作です。

  • SUBMARINE SILENCE / DID SWANS EVER SEE GOD?

    GENESIS系イタリアン・シンフォの人気グループによる2020年作4th、初期GENESISリスペクトが極まった感動の傑作!

    GENESIS系イタリアン・シンフォの名バンドMOONGARDENのギタリストとキーボーディストが結成した別働グループ、待ちに待った2020年4thアルバム。まずはとにかくこの1曲目を聴いて欲しい!Hackettそのものな繊細なタッチのアコギに、声質・抑揚までPeter Gabrielのヴォーカルが歌声を重ね、シンセが彼方から薄もやのように広がっていくと、幽玄のメロトロンも交えGENESIS憧憬のシンフォニック・ロックがゆったり立ち上がっていきます。一音一音が気品に満ちた輝かしいエレキギターのソロもHackettの客演かと思う完成度。醸し出されるあのデリケートな幻想美までも再現した、まるで発掘された初期GENESISの未発表曲だと言われてもまったく不思議に思わないほどのクオリティにびっくりします。古今東西のGENESISフォロワー達の中でも、最も深いところまでGENESISリスペクトを示したサウンドと言って間違いないでしょう。『TRESPASS』収録曲や名曲「ENTANGLED」に通じる浮遊感あるリリカルなサウンドにグッとくる2曲目や5曲目、GENESIS憧憬はそのままにオルガンやギターが切れのあるダイナミックな掛け合いで疾走する3曲目など、他のナンバーもGENESISを下地にドラマチックなサウンドを構築していて素晴らしいです。1曲目を筆頭に、初期GENESISファンならば「よくぞここまで…」と拍手を送りたくなるはず。傑作!

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