2014年4月10日 | カテゴリー:MEET THE SONGS,世界のロック探求ナビ
タグ: サイケ
今日の「MEET THE SONGS」は、アシッド・フォークの傑作、Jake Holmesの67年作『ABOVE GROUND SOUND OF』をピックアップいたしましょう。
Jake Holmesはサンフランシスコ生まれのシンガーソングライター。60年代半ばからNYのフォーク・シーンで活動を始め、Cass Elliottとグループを組んでいたTim Roseとも交流があったようです。
67年リリースの『ABOVE GROUND SOUND OF』がデビュー作。アシッド・フォークの傑作として人気の高い本作ですが、ジェイクはドラッグとは全く無縁だったそうです。ドラム無しのシンプルなサウンドと、時に激しく、時に穏やかなヴォーカルが伝える、大きな感情の揺らぎがアシッド感を醸しだすのでしょうか。
収録されている「Dazed And Confused」は、Jimmy Pageが拝借してLed Zeppelin の持ち歌としたことで知られていますね。
青空の爽やかなジャケットとは裏腹に、混沌としたナンバーのオープニング。
ファズ・ギターが駆け巡る混沌としたサウンドに、ジェイクの感情を吐き出すようなヴォーカルがのり、狂気渦巻くアシッド感に包まれます。
続くのは、穏やかでメロウなフォーク・ナンバー。
そしてこちらがジミー・ペイジが拝借したという「Dazed And Confused」。
力強くかき鳴らされるアコギにエレキが絡むアシッド感たっぷりのナンバーです。
ドラッグによるバッド・トリップを歌った曲だと言われていましたが、本人によるとラヴ・ソングだそうです。こんなに悲壮感漂うラヴ・ソングは初めて聴きました…。
いかかでしたか?
「MEET THE SONSG」は、月曜日から金曜日まで毎日、定番からニッチ盤まで僕らのロック・ミュージックを紹介しています。
また明日、お会いいたしましょう。
わずか99枚しかプレスされなかった幻の英フォーク盤で、ジャケも地味なんですが、この儚く美しい調べはただごとではありません!ヘロンやイサカ、ゴーキーズのファンなら是非。
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ニック・ドレイクが好き? ニック・ドレイクの1stに通じるリリカルかつ荘厳な一枚を異境の地トルコからご紹介。
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チリを代表する名グループの71年作。溢れ出る哀愁もさることながら、彼らの楽曲には希望のような光が感じられて素敵です。ちなみに彼ら、80年代以降はジャズ・ロックへとシフトします。
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少しはにかんだ感じの素敵な笑顔に惹かれちゃうなぁ…。まるでジョニ・ミッチェル『ブルー』とニック・ドレイク1stを掛け合わせたような、凛とした米フィメールSSW名品!
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