2014年3月6日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ
現在カケレコ中古棚で700枚超と大充実中なのがイタリアン・ロック。
前回はその中からカンタゥトーレ作品にフォーカスしてご紹介いたしましたが、今回は注目の実力派新鋭タイトルをピックアップしてまいりますよ☆
まずは、14年新作でも相変わらずジェネシスしてるこのグループから!
ジェネシス「セリング・イングランド~」の時期の未発表曲と言われても信じちゃうかも?格調高く端正なキーボード、ヴォリューム奏法を織り交ぜたリリシズム溢れるギター、ガブリエルを忠実に再現するヴォーカル。ここまでやってくれたら文句なしですね!
こちらもジェネシスフォロワーとしては屈指の一枚。初期ジェネシスを下敷きにしながらも、現代らしいヘヴィネスを盛り込んだサウンドはなかなか個性的です。
イタリアのグループの中では比較的熱を抑えたクールなリリシズムが印象深いグループですね。クリムゾン的緊迫感を得たジェネシス、あるいはジェネシスの格調高いリリシズムを纏ったクリムゾンと言うべきアンサンブルが見事です。
知的かつ緻密なヘヴィ・ジャズ・ロックを持ち味とする実力派。メタルのザクザク感とは質感の異なるジャズ由来の鋭角的な切れ味を持つアンサンブルがカッコいい~。
BANCOを受け継ぐイタリアらしいドラマティックさを、メロトロンをふんだんに用いてこれでもかと盛り立てていくこのサウンドは、伊ロック・ファンにとってはもう必殺でしょう。エモーショナルな表現力に長けたヴォーカルも魅力的です。
荒々しくタイトなヘヴィ・シンフォ・サウンドが痛快な新鋭グループデビュー作。このタメに効いたリズムはイタリアのバンドには珍しいタイプですね。一方でギターやフルート、オルガン、そして濃厚なヴォーカルなどの上物は、もうイタリア以外にはありえない熱っぽい絡みを聴かせています。紛れも無くイタリアン・ヘヴィ・シンフォではありながら、他のバンドに例えようのないオリジナルな作風の一枚です。
イタリアのチェンバー新鋭と言ったらYUGENですが、YUGENの硬質さの代わりにより格調高い叙情美を湛えるチェンバー・シンフォ新鋭がこのグループ。ヴァイオリンのこのあまりに物悲しい調べは涙なしには聴けませんね~。
VJCP68686
990円 (税込1089円)
R273790(ELEKTRA/RHINO)
490円 (税込539円)
初期の緊密なテンションこそ鳴りを潜めましたが、このR&B的な野暮ったさとジャジーな格調高さとのバランスは絶妙ですよね。静寂を突き破るように吹き荒れるサックスもカッコ良い!
PCCY01424
890円 (税込979円)
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!