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70年代の大英帝国ポップのオススメ盤を中古CD棚からピックアップ!

2013-11-13

店長の田中です。

AKB48はなんとか数人の名前を覚えている程度なんですが、今日の夜、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を踊ることになりました。

みんなで踊ってその動画をYoutubeに公開して市町村を盛り上げる、というのが流行っているようですが、我が町寄居もそのムーヴメントに乗ることになりまして、商工会のフットサルチームのメンバーとして踊ることになったわけです。

この曲、聴いてみると、なかなか良い。AメロはちょっぴりELOみたいだし、サビの終わりそうで終わらない不思議な進行もグッときます。

でもでも、AKB48ファンの諸君!70年代のブリティッシュ・ポップのメロディの良さとアレンジのキラメキはこんなもんじゃないぞ!

ということで、AKB48ファンでも気軽にお試しできるかな、ということで、中古コーナーからオススメ&お得な中古盤をピックアップいたしましょう(←そもそも、カケレコ見てないよ)!

それでは早速、カモンカモンカモンカモンベイビー♪

スタックリッジ / 山高帽の男

「田舎のビートルズ」と言われる名グループで、憧れのジョージ・マーティンがプロデュースした傑作3rd。ビートリッシュなメロディと英国の田園風景が目に浮かぶ牧歌的なアンサンブル。

3人のソングライターが居て、みんなグッド・メロディを書くんです。最高ですよ!

バークレイ・ジェイムス・ハーヴェスト / 神話の中の亡霊

70年代初期はメロトロンが溢れる作品でプログレ・ファンに人気ですが、この75年作はグッと洗練された英ポップを聴かせています。

特に、ビートルズの曲目をつないで歌詞にした、その名もずばり「Titles」が泣けます。

ケストレル / ケストレル

この作品もプログレ・ファンのものにしておくのはもったいない!AKB48ファンにも聴いてもらいたいっ!

これほどまでの轟々たるメロトロンをこのポップフィーリング溢れる楽曲の中で鳴らしてしまうセンス。秋元康も脱帽のはず。

ANTHONY PHILLIPS / GEESE AND THE GHOST

英国的な田園風景とファンタジーが広がる作品と言えば、これも名作ですね。

ジェネシスの初期ギタリストのソロで、繊細で格調高いアコギは、後任のスティーヴ・ハケットとも通じています。

英国の気品をそのまま音にしたかのようなロマンとファンタジーがいっぱいに詰まった名品。

アラン・ハル / パイプドリーム

愛すべき英フォーク・ロック・バンドLINDISFARNEのリーダーによるソロ。

ビートルズ後期を想わせる2曲目「JUSTANOTHERSADSONG」や今にも壊れ落ちそうな繊細なバラード「I HATE TO SEE YOU CRY」など、曲調はバラエティに富みながらも、どの曲も一貫して歌心溢れる名曲揃い。

ジェリー・ラファティ / キャン・アイ・ハヴ・マイ・マネー・バック ?

「グラスゴーのポール・マッカートニー」と異名をとるミュージシャン!

ポール・マッカートニー的メロディを持つ作品のセレクションの常連作ですね!

IAIN MATTHEWS / IF YOU SAW THRO MY EYES

初期フェアポート・コンヴェンションのヴォーカル。

バンドがトラッド色を強めていく中で、米ウェストコーストのフォーク・ロックとも呼応したサウンドを目指し脱退。

彼が結成したMATTHEWS SOUTHERN COMFORTもCSN&Yのファン必聴の好グループですが、このソロも英国叙情いっぱいのメロディ満載です。
リチャード・トンプソンの華麗なアコースティック・ギター、キース・ティペットの気品溢れるピアノ、サンディ・デニーの哀愁漂うハーモニーって、もう、あまりの美しさに震えがきます。

フィリップ・グッドハンドテイト / 飛翔

もうAKB48関係なくなっちゃってますが、まぁ、いいか。

構わずブリティッシュSSWをまだまだ攻めていきましょう。

ポスト・エルトン・ジョンとして売り出され、メジャーにはなりきれなかったSSWですが、本当に愛すべきブリティッシュの名SSWです。

クリス・レインボー / ベスト・オブ

アラン・パーソンズ・プロジェクトやキャメルの作品にも参加したSSW。

AORの爽やかなフレイヴァーと英国的な陰影が美しくブレンドした英ポップの佳曲ぞろい。

この人がAKB48の曲を書いてアレンジしたらヒットしそう!

NICKY HOPKINS / TIN MAN WAS A DREAMER

ザ・フー、キンクスのアルバムへの参加を皮切りに、ビートルズメンバーのソロ作や、ストーンズ、ジェフ・ベック・グループなどの作品に参加するなど、言わずと知れた英ロックシーンを代表するセッションピアニスト。

彼ならではのコロコロとリリカルなトーンのピアノの素晴らしさは言わずもがな、米スワンプの名SSWジェリー・ウィリアムスと共作した4曲など、哀愁漂う流麗なメロディが絶品。

コックニー・レベル / ヒューマン・メナジュリー(美しき野獣の群れ)

派手でノリの良いグラム・ロックがイギリスで盛り上がっていた中、文学的で退廃的な雰囲気を漂わせて登場したバンド。

デヴィッド・ボウイやブライアン・フェリーを引き継ぐシアトリカルヴォーカルとひねくれたポップ・センス、オーケストラが彩る格調高く荘厳なアンサンブルには英国ならではのセンスがたっぷり。

マッチング・モウル / そっくりもぐら

元ソフト・マシーンのロバート・ワイアットが結成したグループで、基本的にはジャズ・ロックですが、このオープニング・ナンバーは、英ポップとしても屈指の名曲!

90年代にはゴーキーズ・ザイゴティック・マンキなど、サイケデリックなポップ・グループがフェイヴァリットに挙げ、カヴァーしていますね。

スーパートランプ / クライム・オブ・センチュリー

日本では知る人ぞ知るという位置づけのバンドですが、英米ヨーロッパ諸国、特にアメリカでは79年の『BREAKFAST IN AMERICA』が400万枚(全世界では1600万枚)を売り上げるなど、スターバンドと言える名ポップ・グループ。

海外のアーティストは、このバンドをよくフェイヴァリットに挙げているのを見かけます。日本では、確かスピッツの草野正宗が好きだったはず!

ブライアン・イーノ / ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ

ロキシー・ミュージック脱退後すぐに録音され74年にリリースされたソロ1st。

90年代に、ビーチ・ボーイズの幻の『スマイル』憧憬のインディーバンドがアメリカでたくさん出ましたが、そのどれよりもこの作品が実験的でマジカルな音響たっぷりなポップと言えます。

エコーに包まれたサウンドが夢見心地に響く「On Some Faraway Beach」のなんと心地良いこと。

マーク=アーモンド / マーク・アーモンドII

英国らしい叙情的なメロディが持ち味のSSW、ジョン・マークと管楽奏者のジョニー・アーモンドによるデュオ。

ジョン・マークの温かくも格調高い歌声が染みます。

スウィート・サーズデイ / スウィート・サーズデイ

マーク=アーモンドのジョン・マークと言えば、スウィート・サーズデイを忘れちゃいけませんね!

ニッキー・ホプキンス、アラン・デイヴィス、ジョン・マークによりグループって、英ニッチ・ポップ・ファンにとってスーパーといえるグループですよね。ハートウォームな佳曲ぞろい!

ウィル・マローン / ウィル・マローン

英サイケ・ポップ・バンドORANGE BICYCLEの中心メンバーで、数々のサイケ・ポップ盤を生みだしたモーガン・サウンド・スタジオを仕切るプロデューサー&アレンジャーでもある奇才。

とにかく英国的な気品が全編から溢れんばかりの極上の英ポップ!

HOTLEGS / THINKS: SCHOOL STINKS

10cc結成前夜!

ロル・クレーム、ケヴィン・ゴドレイ、エリック・スチュアートの3人がスタジオでのセッション中にできた「ネアンデルタール・マン」のヒットを受けて、急遽バンドとして制作されたアルバム。

コリン・ブランストーン / エニスモア

元ゾンビーズのVo。S&Gのアート・ガーファンクルと双璧をなすハスキー・ヴォイス。

ソロ・デビュー作『一年間』も英ポップの名作でしたが、この2ndソロも気品漂う佳曲いっぱいの名作。

エレクトリック・ライト・オーケストラ / 第三世界の曙

ジェフ・リン主導によるポップかつクラシカルなサウンドが確立し、アメリカでもヒットした3rd。

ELOはベスト盤だけ、っていうリスナーも多いと思いますが、各作品ともやはり素晴らしく、ベスト盤に入っていない曲にも佳曲がたくさんあります。その辺はクイーンと同じですね!

今日の夜は、元気にフォーチュンクッキー踊ってきます!

70年代ブリティッシュ・ポップを聴きまくってますから、踊りはしたことないけど、きっとノリノリで出来るはずですよ!

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  • MATCHING MOLE / MATCHING MOLE

    ソフツを脱退したワイアットが結成したグループ、名曲「O Caroline」収録の72年デビュー作、カンタベリー・ロックらしさ満点の名品!

    カンタベリー・シーンを代表するグループであり、SOFT MACHINEで4枚のアルバムに参加後脱退したRobert Wyattにより結成。独特のポップセンスを持った音楽性が魅力の72年デビュー作である本作は、元CARAVANのDave Sinclair、元QUIET SUNのBill MacCormick、後にHATFIELD AND THE NORTHに参加するPhil Millerといったビッグネームが集い製作された名盤であり、非常にポップな魅力に溢れたユーモラスなジャズ・ロック作品という趣です。インプロヴィゼーション色も強く現れており、淡いサイケデリアを描きつつ進行する様はとても個性的。大きくメロトロンが取り上げられている作品としても有名な名盤です。

    • ECLEC22311ESOTERIC

      2枚組、12年新規リマスター、ボーナス・トラックとして「O Caroline」のシングルverや20分を超える未発表スタジオ音源を収録、DISC2には71年12月/72年1月のスタジオ・セッション音源、72年1月/4月のBBC音源を収録

      ジャケットにケース形状上によるケースツメ跡、折れなどがある場合がございます。ご了承ください。

    • ESCA5425

      定価1748+税

      盤質:全面に多数傷

      状態:不良

      帯無

      帯無、複数カビあり、側面部に色褪せあり

  • KESTREL / KESTREL

    75年唯一作、メロトロンの洪水&キャッチー過ぎるメロディー、英国プログレッシヴ・ポップの大名作!

    後にTHE SPIDERS FROM MARSに参加することとなるDave Blockが在籍したグループであり、非常にポピュラリティーのある楽曲とプログレッシブな感性を絶妙に同居させた稀有の音楽性で名盤を作り上げたイギリスのプログレッシブ・ポップ・ロックグループの75年作。その音楽的な骨格はプログレッシブ・ロック版THE BEATLESなどと言われる通りキャッチーなポップ・ロック・サウンドですが、プログレッシブ・ロックとしての旨みはDave Blockのワイルドなギター、そしてキーボードのJohn Cookによるオルガン、メロトロンの洪水にあると言えるでしょう。適度に英国然とした湿り気と叙情を帯びている点も魅力的であり、プログレッシブとポップという相容れにくい要素の融合を果たした名盤です。

  • STACKRIDGE / MAN IN THE BOWLER HAT

    70年代ブリティッシュ・ポップを代表する傑作、74年3rd、ジョージ・マーティン・プロデュース!

    英国田園ポップの名グループ。73年作の傑作3rdアルバム。なんとあのジョージ・マーティンがプロデュースを担当。美しいストリングスとビートリッシュなアレンジにより、彼らの魅力である美しいメロディが瑞々しく響いています。特筆すべきは、James Warren以外のメンバーのソングライターとしての飛躍。Andy Davisによるビートリッシュな心躍る「Fundamentally Yours」、Mutter Slaterによる優美なバラード「To The Sun And Moon」など、一度聴いただけですぐに名曲と分かる優れた楽曲を提供しています。James Warrenも勿論だまっちゃいません。うっとりするほどに流麗な「Humiliation」、BADFINGERのようにキャッチーな「Dangerous Bacon」など、相変わらずのメロディ・メイカーぶり。70年代ブリティッシュ・ポップを代表する傑作です。

    • MSIF3425

      直輸入盤(帯・解説付仕様)、ボーナス・トラック3曲、定価2427+税、解説には誤植で「MSIF3424」と書かれています

      盤質:傷あり

      状態:

      帯有

      ソフトケース跡あり

  • ANTHONY PHILLIPS / GEESE AND THE GHOST

    77年ソロ1st、これぞ英国という叙情と格式に満ち満ちた傑作!

    ジェネシスの初代ギタリストとして活躍し、70年代後半以降はソロ・ミュージシャンとして英国的叙情性に満ちた質の高い作品をリリースしてきた彼の、記念すべき77年1stソロ。ジェネシスのメンバーであるマイク・ラザフォード、フィル・コリンズらが参加。フィリップスによる丹念に爪弾かれるアコースティック・ギターの調べを、ゆったりとおおらかに流れるシンセとリリシズムに満ちたフルートの音色が彩るスタイルを軸とした、アコースティカルな手触りのシンフォニック・ロックを聴かせます。アコースティック楽器主体の演奏ですが、中世トラッド色とよりアカデミックなクラシック的要素の両方が違和感なく一体となった、たおやかな牧歌性とともに格調高くも瑞々しい英国然とした音色が印象的。ジェネシス脱退後にクラシック音楽とクラシック・ギターを本格的に学んだというその成果が遺憾なく発揮されています。演奏のみならず組曲「Henry」におけるハイレベルな楽曲構築性なども彼の豊かな才能を証明しており聴き所。3曲あるヴォーカルナンバーは、1曲でフィリップス、2曲でコリンズがヴォーカルを取っており、特にコリンズによるヴォーカルナンバーは、ジェネシスとは趣の異なる繊細で素朴な味わい深さが大変魅力的。清冽な小川の流れ、風にそよぐ木立、一面に広がる田園など、英国丘陵地帯の情景がイマジネーション豊かに立ち上がってくるような名品です。

  • BARCLAY JAMES HARVEST / TIME HONOURED GHOSTS

    ニール・ヤングやディランのプロデュースで知られるエリオット・メイザーを起用した中期の代表作、75年発表

    英国ロックのナイーブな叙情性とメロディアスで牧歌的なフォーク・ロック的メロディー・メイク、そして、オーケストラを加えた大掛かりな編成でダイナミズムとシンフォニック・ロック然とした音楽性を打ち出した、ブリティッシュ・プログレッシブ・ロック史に残る名グループの75年作7th。POLYDORへ移籍第3弾である本作は、POLYDOR移籍後の彼らのバンド・サウンドの成果が結実した名盤であり、ポップ・シンフォニック期の彼らの代表作と言えるでしょう。適度にアメリカン・ロック的な雰囲気も覗かせますが、淡い幻想性を持ったサウンドはやはり英国的な甘みを持っています。

  • COCKNEY REBEL / HUMAN MENAGERIE

    スティーヴ・ハーリー率いる英グラム・ロック/モダン・ポップの名グループ、74年デビュー作

    デヴィッド・ボウイやロキシー・ミュージックのブライアン・フェリーを引き継ぐシアトリカルヴォーカルとひねくれたポップ・センスを持つスティーブ・ハーレイが中心の5人組。74年のデビュー。後にアラン・パーソンズ・プロジェクトに関わったり、ケイト・ブッシュのプロデュースで知られるアンドリュー・パウエルがオーケストラアレンジを担当。ギターがメインではなく、ヴァイオリンがフィーチャーされているのが特徴で、本作からヒットした「SEBASTIAN〜セバスチャン」は、スティーヴ・ハーレイの哀愁たっぷりのヴォーカルとオーケストラがドラマティックに盛り上がる名曲。アルバム通しては、英国トラッド風だったりボードヴィル風の曲だったりと、バラエティに富んだ英ポップの傑作です。

  • BRIAN ENO / HERE COME THE WARM JETS

    ポップでストレンジな捻くれ歌もの路線、74年1stソロ

    今やアンビエント・ミュージックの創始者としてジャンルを超えて尊敬を集めるブライアン・イーノが、ロキシー・ミュージック脱退後すぐに録音を開始し、74年1月にリリースした1stソロ・アルバム。フィル・マンザネラ、アンディ・マッケイらロキシー時代の仲間に加え、ロバート・フリップ、ジョン・ウェットン、クリス・スペディング、など旧知のミュージシャンをゲストに迎え制作。腕利き達によるしっかりした演奏を土台としつつも、メロディ、歌、SEとイーノが捻りだす全ての要素が「ヘンテコ」としか表現しようがなく、まさにノン・ミュージシャンの本領発揮といったところ。実験性などという類の難解さを一切伴わない、ある種の素人っぽさすらも隠さない大胆不敵かつ奔放なサウンドは、これぞストレンジ・ポップという独特の心地よさ(中毒性?)を味わわせてくれます。

  • SWEET THURSDAY / SWEET THURSDAY

    ニッキー・ホプキンス、ジョン・マーク、アラン・デイヴィス等による英ポップ・ファン垂涎のスーパー・グループ、期待を裏切らないグッと来まくりの69年の名作!

    我らが愛すべきピアニストのニッキー・ホプキンスが、キャット・スティーヴンスとの活動で知られるSSW/ギタリストのアラン・デイヴィスやマーク=アーモンドでお馴染みのジョン・マークらと結成した英ニッチ・ポップ・ファンにはスーパーと言えるグループ。69年の唯一作。これぞニッキーと言える、「コロコロ」と形容される陽光のようにこぼれ落ちるリリカルなピアノ、アランとジョンが歌い紡ぐ穏やかでハートウォームなヴォーカル&メロディ。心に染みまくる佳曲ぞろいの名作。それにしてもグッとくるな〜。

  • PHILLIP GOODHAND-TAIT / PHILLIP GOODHAND-TAIT

    ポスト・エルトン・ジョンとしてデビューした英SSW、73年作4th、どこを切り取っても英国的な叙情が溢れ出すジャケのイメージ通りの英SSW逸品!

    LOVE AFFAIRに曲を提供しヒットさせるなど、60年代からソングライターとして活躍していた英SSW。トライデント・スタジオで録音され、英DJMレーベルより73年にリリースされた4th。オープニングこそ、スティーヴィー・ワンダーからの影響を感じるグルーヴィーさにびっくりですが(でも、カッコいい!)、2曲目は、枯れた味わいのヴォーカルと格調高いストリングスに包まれた英SSW曲で、陰影あるジャケのイメージ通りのサウンド。デビュー時のスワンピーな渋さは、ちょっぴりしわがれた歌声に残る程度で、全体的なサウンドは、シルキーというか、流麗なタッチで、英国的な叙情美と気品に溢れています。アコーディオンをフィーチャーしたり、レゲエのリズムを取り入れたり、新機軸も聴かせながら、でも、どんな曲調・サウンドでもセピア色の英国風に仕上がるのがこの人の魅力。ポスト・エルトン・ジョンとして売り出され、メジャーにはなりきれなかったSSWですが、本当に愛すべきブリティッシュの名SSWです。好盤。

    • AIRAC1656

      紙ジャケット仕様、12年24bitデジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲、定価2730

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      帯に軽微な折れあり

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