南米シンフォ/プログレの中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!
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60年代から活躍するブラジルのグループが73年にリリースした1stアルバム。ハモンド・オルガンにブルージーなギターが絡むブリティッシュナイズされたサイケ・ロックと、南米らしい叙情性溢れるメロディーが胸を打つアコースティカルな歌もので構成。特筆すべきは「歌もの」で、切々と歌い上げる誠実なヴォーカルにより歌われる哀愁漂うメロディーが感動的。彼らの歌心が爆発したセンチメンタルな楽曲に心酔します!
エグベルト・ジスモンチのグループで活躍していたミュージシャンによるグループ、80年の唯一作。手数多くシャープにスウィングするドラム、超絶技巧で動き回るベース、テクニカルかつ流麗なピアノ。恐ろしいほどのテクニックなのですが、アンサンブルの緻密さと硬質さのなかに、色彩豊かなしなやかさが感じられます。フュージョン・タッチのアンサンブルの中に、HENRY COWに通ずるチェンバー・ロック的なサックスが乱れ飛んだり、アイデアも抜群。もう圧倒的な躍動感です!ブラジリアン・ジャズ・ロックの名作!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
アルゼンチン・ロックのレジェンドとしてリスペクトされるLuis Alberto Spinettaが率いた同国を代表するサイケ/プログレ・グループ。69〜70年にかけて2作品をリリースした彼らが、再結成して発表した80年3rdが本作。時代が時代だけに、過去作でのメロウ・サイケ調から、ジャジーかつAORポップ色が香る洗練されたサウンドに変化しているのですが、これが素晴らしく良い!ゆったりとしながらも一音一音タイトに刻む存在感あるリズムに、奥ゆかしさのあるジャジーなギター、そして何と言っても少し鼻にかかったソフトなハイトーンで歌うSpinettaのヴォーカル!80年代初頭のSpinetta(Spinetta-Jade)作品に通じる実に完成度の高いメロウAORサウンドを聴かせてくれます。ほとんどSpinettaのソロと区別がつきませんが、アルゼンチン・ロック特有の柔らかな叙情に彩られたメロウな心地よさが全編で味わえる名品です。
LUIS ALBERTO SPINETTA率いるアルゼンチンのサイケ・グループ。69年1st。これはサイケ・ポップ/フォーク・ファン必聴でしょう。叙情的なメロディー、美しいハーモニー・ワーク、リリカルなオルガンなど、イギリスのCOMPLEXを思わせます。ヘタヘタなフルートなど、夢うつつ、アシッドな感覚もあり。好グループです、おすすめ!
アルゼンチン・ロックのレジェンドとしてリスペクトされるLuis Alberto Spinettaが率いた同国を代表するサイケ/プログレ・グループ。再結成した彼らが3rd『El Valle Interior』リリース前年の79年におこなったライヴを収録。1stと2ndのナンバーにアルバム未収曲2曲を含む13曲をプレイしています。メロウな味わいのソフト・サイケ調の1st、サイケ・ハードなカッコよさが際立つ2ndと、各曲をバランスよく配しており、非常に聴きごたえのあるセットリストとなっています。メロウな哀愁が溢れ出す「Plegaria Para Un Nino Dormido」、キレのあるギターワークが見事なラテン・サイケ・ハード「Mestizo」、美しくもストレンジなサイケ名曲「Color Humano」、そして彼らの原点と言える一曲「Muchacha」など、10年の時を経て再演される代表曲の数々に感動が収まりません。演奏は全体に幾分洗練されましたが、Spinettaの語りかけるような優しい歌声は少しも変わりません。これは南米ロック・ファン必聴と言える素晴らしきライヴ盤!
72年結成のアルゼンチン出身プログレ・グループ、78年作と82年作を収録。哀愁漂うフォルクローレ調のバンド演奏を格調高い管弦楽器の調べがクラシカルに彩る、詩的な美しさを湛えたサウンドは、南米という枠を越えて見ても大変に個性的。聴きモノは78年作5曲目で、『CONCERT GROSSO』を思わせるゆったりと甘く優雅にオーケストラが流れてゆく前半、バンドネオンの音色が郷愁を誘う中盤、芳醇かつスリリングなシンフォニック・ロックが駆け抜けていく終盤と隙のない構成が見事な大名曲。南米プログレとしては飛び抜けて洗練された音像に驚きです。82年作も前作を踏襲したサウンドですが、管楽器が活躍度を増している印象で、ジャズやポップも織り交ぜたより色彩感ある演奏となっています。この時期のアルゼンチンにこんなにも知的で洗練度の高いグループがいたとは。両作ともに傑作です。
70年代はじめから2000年以降に至るまで活動を続けるアルゼンチンの大御所バンド、75年作。荘厳なハモンド・オルガン、エッジの立ったエモーショナルなトーンで歌いまくるギターによるサイケデリック&プログレッシヴなパート、たおやかなアコギやリコーダーなどが放つフォルクローレ・タッチの哀愁溢れるパート、サックスとムーグが疾走するエキゾチックなジャズ・ロック・パートなどがめくるめく展開が聴き所。サイケ・ハードな熱量、南米的なリリシズム、民族楽器が放つエキゾチズムが同居した音楽性はいかにも南米プログレ。力作です。
ウルグアイのキーボード奏者Armando Tirelliによる78年唯一作。広がり豊かなキーボードをバックに、ピアノ、シンセ、フルートが優美なメロディを奏でる南米シンフォ。ファンタスティックなパートとダークで荘厳なパートとを行き交う展開や、甘美なパートでも安定感のあるシャープなドラムが全体をピシッと引き締めるところなど、イタリアン・シンフォを彷彿とさせます。南米らしい詩情豊かでたおやかなメロディも絶品。荘厳なナレーションなど、辺境臭さもたまらないアクセント。南米シンフォ屈指の傑作。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
女性ヴォーカルを含むアルゼンチンのトリオ・グループによる79年の唯一作。瑞々しい男女のデュエット・ヴォーカルが映えるアコースティック・ギターをメインにしたフォーク・タッチに、透明感あるトーンのシンセや涼風を運ぶようにリリカルなフルートが彩りを添える爽やかなサウンドが魅力的です。ボサノヴァ調の洒脱で軽快なナンバーも大変いいですが、センチメンタルなメロディと飾り気のない演奏で綴る切ない哀愁が漂うナンバーは、同郷のSUI GENERISなどとともにバスクの名バンドITOIZも想起させる異国情緒で胸を締め付けます。アルゼンチンにまだこんな愛すべき作品が眠っていたとは。アルゼンチンを代表するロック・ミュージシャンLito Nebbiaが参加!
アルゼンチンのシンフォニック・ロック・グループ、74年作の1st。ダークでテクニカルなキーボード、スティーヴ・ハウからの影響を感じさせるテンション溢れるギターをフィーチャー。変拍子を多用してアグレッシヴに畳みかける、スリリングかつ荘厳なシンフォ・プログレを聴かせています。ヴォーカル・メロディーは、いかにも南米らしい叙情性が魅力的。南米シンフォの名作。
ESPIRITUと並ぶイエス・スタイルのアルゼンチン・プログレ・バンド。74年のデビュー作に続く77年作2nd。15分と20分を超える大曲2曲を収録していて、前作よりスケール大きく、洗練されたシンフォニック・ロックを聴かせます。『おせっかい』あたりのピンク・フロイドを彷彿させるメランコリックで浮遊感あるパートからはじまり、ハイ・トーンのヴォーカルがリリカルなメロディを歌い上げると、ゴリゴリ・トーンのベースが疾走しだし、ギターもスティーヴ・ハウばりのスリリングなリード・ギターを聞かせ、一気にイエスばりのプログレ・ハードへと突入。バタバタと手数の多いドラムは、イタリアン・ロックを彷彿させる熱気を放っていて思わず拳を握りしめてしまいます。イエスのドライヴ感とキャッチーさ、そこにジャケの色合い通りにヴェールをかけるピンク・フロイドばりの叙情美。フランスのカルプ・ディアンがクリムゾンではなくイエスを指向したら、こんなサウンドを奏でるかもしれません。これは名作!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
若干黄ばみあり
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
若干折れあり
アルゼンチン出身のSSW/キーボーディストCesar Pueyrredonが率いた名グループ。古くよりアルゼンチン・ロックを代表する名盤として語られてきた79年作『AUN ES TIEMPO DE SONAR』全曲に、未CD化の80年リリース作『LICUADO』より79年作の作風に近い叙情ナンバー5曲を加えた16年リリースの変則コンピレーション。オルガン、ピアノ、シンセ、エレピなど多彩なキーボードと、リリカルなトーンでフレーズを紡ぐギターを軸とする、甘く繊細なシンフォニック・ロックを聴かせてくれます。基本はメロディを大切にした歌ものシンフォですが、ここぞではジャズ・ロック調のテクニカル・アンサンブルで疾走するパートも登場し、その緩急自在の演奏はただただ見事です。切々とドラマチックに歌い上げるヴォーカルも素晴らしく、スペイン語特有の柔らかな響きを生かす情緒溢れる歌声が胸を揺さぶります。数多のアルゼンチン叙情派プログレの中でも一際輝きを放つ彼らの持ち味が存分に堪能できる好コンピレーションです!
ドイツ出身で、放浪の末にメキシコにたどりつき、68年に録音し、69年にリリースされた唯一作。レーベル・メイトのKALEIDOSCOPEの唯一作とともにメキシカン・サイケのレア盤のひとつ。オープニング・ナンバーから、けたたましいファズ・オルガンとファズ・ギターが乱れ飛び、ダモ鈴木ばりのフリーキーなシャウトが炸裂!ビートルズ「シーズ・ア・ウーマン」のガレージ・サイケなカヴァーもカッコいいし、コロコロとキャッチーなピアノとファンキー&グルーヴィーなヴォーカルがカッコ良いナンバーなど、R&B、ソウル、ジャズの確かな素養をベースに、ガレージ・サイケで豪快にペインティングしたようなナンバーずらり。ジャケにピンときたガレージ/サイケのファンは悶絶必至でしょう。オススメです。
アルゼンチン・プログレの名作の一つに数えられる78年の唯一作で著名なグループによる、前作より40年ぶりとなる18年作2nd。16年にリリースされたダウンロード販売限定EPに収録された3曲を含むフルアルバムとなっています。78年作で全曲のコンポーズとアレンジを務めたDaniel Andreoliを除き演奏メンバーは全員入れ替わっているのですが、荘厳な女性コーラスを伴って重くダークなトーンのギターと渋くむせぶテナーサックスがジャジーに疾走する冒頭、そして時に優雅に時に狂おしいばかりに激しく鳴らされるヴァイオリンと、まさしくあのBUBUの音世界が広がってきて一曲目から圧倒的。ギター&サックスを軸とする重厚にして底知れぬ妖しさを漂わせたクリムゾンばりのヘヴィ・アンサンブルと、リリカルで優美なフルート&ヴァイオリンが織りなす初期PFMにも迫る美しい叙情パートを行き来しながら描き出されていくサウンドがひたすら感動的に響きます。特にエモーショナルに歌いこむ男声ヴォーカルが映える叙情的なパートは、往年よりさらに情感豊かになっていて聴きどころです。名バンドの復活作というと往年から大きく様変わりしているケースもありますが、彼らは驚くほどに当時に近い音楽性を維持していて、前作が愛聴盤の方であれば聴きながらニンマリとしてしまうはず。これはずばり前作に劣らぬ傑作!
71年の名作で知られるブラジルのサイケ・プログレ・バンドMODULO 1000のkey奏者Ronaldo Rodriguesが新たに結成したシンフォ・バンド、17年デビュー作。とにかく冒頭2曲が素晴らしさと来たら!PFMのFlavio Premoliのプレイを思わせる色彩感溢れるムーグとオルガンが渦を巻くように駆け巡るテクニカルなインスト・パートから、メロトロン(をシミュレートしたシンセ)も加わって雄大に広がっていく「RIVER OF LIFE」彷彿の叙情パートへと劇的に移り変わっていくサウンドがあまりに感動的。切々と歌われるポルトガル語ヴォーカルも胸に迫ります。続く2曲目は、PFMのイタリアデビュー作『STORIA DI UN MINUTO』の世界観を思わせる、エレピがきらめきギターが流麗に音を運ぶジャジーな変拍子アンサンブルに耳を奪われる一曲。この2曲でシンフォ・ファンならハートを鷲掴みされてしまうはず。清涼感と切なさが入り交じる珠玉のメロディが溢れ出す5曲目も必聴で、あのO TERCOらと同郷バンドであることを実感させるメロディセンスを発揮しています。初期PFMをはじめとする70sシンフォ・ファンなら必ずやグッと来るサウンドでしょう。オススメ!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
元LA MAQUINA DE HACER PAJAROSのKey奏者。83年のソロ・デビュー作。クラシカルで歌心に溢れたピアノとプログレッシヴな響きのシンセを中心とする、クリアでメロディアスなプログレ。SERU GILANのドラマーOscar Moraが全面的に参加しており、Key奏者のソロ作とはいえ、ダイナミズムとタイトさが印象的。南米らしいたおやかなパートの合間にテンション溢れるスリリングなパートを巧みに配置したメリハリのある構成も聴き所になっています。好作品です。
70年代末に結成され、94年に自主制作にてデビューしたメキシコのシンフォ・グループ。03年作の11thアルバム。Key奏者Alfonso VidalesとギタリストFrancisco Hernandez以外のメンバーが交代。Francisco Hernandezはヴォーカリストとなり、ギター、ドラム、ベースが新加入。サウンドは、ジェネシスからの影響が濃いネオ・プログレから一気にモダンなシンフォニック・ロックへと進化していて、ずばりフラワー・キングスやトランスアトランティックへのメキシコからの回答といった感じ。リズム隊がそっくり変わっているのでまず注目すると硬質でタイト!変わったギタリストはというとザクザクとメタリック!かなりモダンなシンフォニックになっていて、ジェネシスではなくクリムゾンやEL&Pのエッセンスを感じます。その点では、ハンガリーのAFTER CRYINGも彷彿。そんな緊張感みなぎるハードな「暗」のパートとの対比により、これまでのクラシカルでファンタスティックな「陽」のパートがより一層ドラマティックに聴こえます。専任のヴォーカルDino Carlo Brasseaが抜けたため、インスト重視になりましたが、ヴォーカル・ナンバーも収録していて、なんとはじめてスペイン語で歌われています。これまでギターだったFrancisco Hernandezの歌声もなかなか良い感じ。ゲストも特筆で、特にスペインのシンフォ・バンドOMNIの作品にも参加するサックス/フルート奏者Pepe Torresの演奏が素晴らしく、フルートはもちろん、サックスのリードはバンドの新たな魅力と言えるでしょう。新生CASTによる傑作です。
メキシコのみならず今や有無を言わせぬ世界基準となったベテランシンフォニックバンドの04年作。本作では、CASTの個性であるファンタジック且つ重厚なシンフォニックサウンドはそのままに、アルバムコンセプトも伴ってかなり閉塞感のあるアグレッシブな内容となっています。Mylodonレーベルへの移籍によって音楽性に変化が見られ、むしろ楽曲によってはメタリックとすら言えるような硬質な雰囲気へ。いわゆる南米独特の哀愁と言うものは意図的に隠された洗練されたへヴィーシンフォニックロックと言えますが、元々彼らの持っていた攻撃性が絶妙に融合し畳み掛ける様はやはりCASTの音であり、圧巻の一言。引き出しの多さを見せ付けられます。このアルバムをさらに進化させた作品が07年の名盤「Com.Union」だということを考えると記念すべきターニングポイントな1枚と言えますが、決して過渡期的な印象を与えない高水準なへヴィーシンフォニックロックは、さすがCASTです。
94年にデビュー以降、怒涛のリリースで、メキシコが世界へと誇るシンフォニック・ロック・バンドへと上り詰めたバンド。2枚組となった06年作の14thアルバム。デビュー以来、ジェネシスのDNAを継いだネオ・プログレ・サウンドを極めていき、MUSEAからリリースされた03年作の11th『Al-Bandaluz』で、中心メンバーのKey奏者Alfonso VidalesとヴォーカルのFrancisco Hernandez以外のメンバーを変え、より往年の香りとともに、よりスタイリッシュでモダンに引き締まったダイナミックなシンフォニック・ロックへとさらに階段を登りました。本作は、メンバー・チェンジ後では3作目で、ヴォーカルのFrancisco Hernandezはゲスト扱いとなり、他のヴォーカリスト(女性Voも!)もゲストに加えて制作されています。サウンドは、GENESISやEL&PのDNAを継ぐヴィンテージな香りたっぷりの多彩なキーボードを軸に、『Al-Bandaluz』以降のフルート、サックス、モダンでハード・エッジなギターが織りなすスリリングでいてイマジネーションにも満ちたシンフォニック・ロックが印象的です。ロマンティシズム溢れる流麗なピアノ、夢想的で優美なフルートではじまる2枚目のオープニング・ナンバーは、イタリアのLocanda Delle Fateも彷彿させる美麗さ。そこから一気にヘヴィなギターとムーグによるダイナミックなパートへと展開し、ジェネシス直系のドラマティックなキメや、HR/HM的な硬質なパートなどを織り交ぜながら、「静」と「動」、「硬」と「軟」自在に上り詰めていく展開は見事。これまた傑作です。
メキシコを代表するシンフォ・グループ。07年作。それにしても1曲目からもの凄いテンション。煌びやかな音色のキーボードとメタリックなギターが一体となって畳みかけるパートのダイナミズムは圧巻の一言。凶暴と言えるほどの硬質なテンションを保ちながらも、どこか柔和な感触も残していてたいへんメロディアス。往年のシンフォニック・ロックの幻想的な部分はそのままに、現代的なヘヴィネスやビビッドな音像を違和感無く取り入れたサウンドは見事と言うしかありません。ベテラン恐るべし。シンフォ・ファン必聴の名作!
結成は70年代に遡るメキシコを代表するシンフォ・グループ、2011年作の17th!翳りのあるシンセとエッジの立った早弾きギターが疾走するドラマティックなパートを軸に、フルートがむせぶリリカルなパート、畳みかける変拍子の中をジャジーなサックスがむせぶクリムゾン的なパート、ストリングスがたおやかに広がるクラシカルなパートなどを織り込みながら、「静」と「動」を対比させたダイナミックな展開で駆け抜けます。オープニング・ナンバーからシンフォ・ファン号泣間違いなしなインスト・ナンバーで、めくるめく展開は「鮮烈」の一言。2曲目からはヴォーカルも入り、伸びやかな歌声とシアトリカルな歌い回しがこれまたドラマティック!ギターはザクザクとしていますが、どこか南米プログレらしい「奥ゆかしさ」があるのが特徴。現代的なヘヴィネスを古色蒼然とした温かなトーンで包み込んだサウンドも絶品。もう聴いていて「うおぉぉ」とうなりっぱなしで、次々にこちらの「泣きとドラマのツボ」を押しまくる展開には笑みがとまりません。ここにきて最高傑作か!と思ってしまう、ベテランらしさ皆無の瑞々しい傑作!
70年代から活躍するメキシコを代表するシンフォニック・ロック・グループ、2014年作。煌びやかなピアノが華麗に流れていくオープニング。ピアノが不穏なフレーズへと移行していくと、ザクザクとヘヴィ・メタリックなギターが炸裂し、一気に動き出すアンサンブル。ここぞでは視界が開けたように透き通った鋭角なトーンのギターやヴィンテージなハモンド・オルガンやフルートがファンタスティックなフレーズを高らかに奏でます。フルートとザクザク・ギターとのユニゾンあり、ピアノとギターによるクラシカルな高速フレーズが一閃したり、それを支えるリズム隊のキレ味も特筆だし、70年代的な幻想性と現代的な明瞭さやダイナミズムが見事に融合したアンサンブルは、まさに「鮮烈」という言葉がぴったり。それにしても、ベテランとは思えない突き抜けたエナジー。これはモダン・シンフォニック・ロックの傑作です!
結成は70年代に遡るメキシコのシンフォ・グループ。89年の音源4曲と94年の音源4曲をまとめた3rd。GENESIS直系のめくるめくファンタスティックなアンサンブル、ナイーヴな感性が光る詩情豊かなメロディ。94年録音の後半4曲は特に素晴らしく、流れるような構成と胸を鷲づかみにされるメロディを持った名曲揃い。特にラストを飾る「House By The Forest」は特筆で、フィル・コリンズばりに切れ味鋭く疾走するドラムをバックに、キーボードがトニー・バンクス直系のファンタスティックかつ流麗なフレーズを次々に紡いでいくドラマティックなインプロビゼーションに心奪われます。89年の楽曲では、15分を超える大曲「Door Of The World」が聴きどころで、その後のライヴでも演奏されている名曲です。
今や中南米シーンをリードする存在となったメキシコのシンフォ・グループ。彼らが99年に行なったライヴを収録!『Landing In A Serious Mind』『Sounds Of Imagination』『Third Call』『Four Aces』『Endless Signs』『Beyond Reality』、1st〜6thより選曲された14曲をプレイした、初期CASTの集大成といえる名演の数々を収めています。00年代以降の活躍を予感させる傑作盤。
LIVEEXPERIENCE(バンド名/タイトル上部中央)(CAST(MUSEA))
2枚組、バンド名/タイトルがジャケ中央上部にあるデザイン
レーベル管理上、ジャケットのスレ・盤面にキズが付いている場合がございます。ご了承ください。
結成は70年代に遡るメキシコのシンフォ・グループ。95年作の5th。序盤は、『トリック・オブ・ザ・テイル』あたりのジェネシスを彷彿させるメロディアスなシンフォニック・ロックを聞かせ、後半に向かって、前作で加わったEL&P的な攻撃性を織り交ぜつつ、ダイナミックなプログレを聴かせます。きらびやかなトーンで重層的に鳴らされるシンセの魅力はそのままに、ギターがより前面に出ている印象で、歪みつつも抑制されたハケット譲りのトーンで繊細かつ伸びやかにリリカルなフレーズを奏でています。クラシカルなピアノもより効果的で、最終曲は、イタリアのLOCANDA DELLE FATEも思い出しました。その最終曲は、GENESIS、EL&P、LOCANDA DELLEあたりのエッセンスを詰め込んだようなダイナミックな名曲。手数多く爆走するドラムも特筆です。GENESISやEL&Pなど往年のプログレのDNAを受け継いだネオ・プログレとして、一つの完成形と言える名作です。
結成は70年代に遡るメキシコのシンフォ・グループ、94年作の記念すべき1st。トニー・バンクスからの影響が色濃いリリカルなキーボードを中心とするファンタスティックなシンフォニック・ロック。00年以降作のようなダイナミズムこそありませんが、丁寧に紡がれたGENESISタイプのアンサンブルは、これはこれでたいへん魅力的。詩情溢れるメロディは既に完成の域。センシティブでエモーショナルなヴォーカルも素晴らしい。すでに長いキャリアを誇るだけに、デビュー作ながらさすがの音作りセンスを感じさせる逸品です。
70年代末に結成され、94年に自主制作にてデビューしたメキシコのシンフォ・グループ。前作に引き続きMUSEAより世界に向けてリリースされた00年作の10thアルバム。2曲目「Legacy's Executor」から、テクニカルなキレとキーボードの色彩感でスピーディーに畳み掛けるCAST節が炸裂!流麗なピアノとフルートをフィーチャーした清涼感あるパートも良いし、祈るように敬虔なハイ・トーンのヴォーカルによる「歌」が溢れるパートも心奪われるし、「ファンタスティックさ」や「クラシカルさ」がこれまでにないほど出ていて、なんだかグリーンスレイドを思い出す感じ。でもグリーンスレイドのようなクリアさや綺羅びやかさはなく、「愛すべき野暮ったさ」とでも言うべきバンドみんなが汗を飛ばしながら幻想サウンドを鳴らしている思わず拳を握りしめます。クリムゾンが頭に浮かぶほどヘヴィに沈むパートや、多声コーラスやハモンド・オルガンが宗教的な音を鳴らすパートや、北欧のバンドみたいなリリカルでハートウォームなパートや、80年代の東欧のバンドみたいにシンセが荘厳に鳴り響くパートを織り交ぜた、まるでコンセプト・アルバムのようなスケールの大きな構成も特筆です。幕が開いた2000年代プログレ・シーンにおいて、中南米のの旗手となるべく実力を高らかに証明した傑作。
メキシコのみならず今や有無を言わせぬ世界基準となったベテランシンフォニックバンドの08年作。なんと20枚目のアルバム、結成から30周年というから驚きです。前作「Com.Union」はバンドの最高傑作としてプログレファンの心をわしづかみにしましたが、早くも新譜をリリース。しかも今回は2枚組大ボリュームとなっており、彼らの多作ぶりはThe Flower Kingsにも迫るかと言う勢い。職人技とすら言えそうなアイディア量と、その創作意欲は尊敬に値します。本作は、近作のCastの路線を堅実に守りながら、イタリアンプログレを思わせるヴィンテージ色豊かなシンフォニックサウンドをドラマチックに聴かせる、前作に引き続きまたしても傑作となっており、現在進行形シンフォニックロックのダイナミズムを存分に味わえる作品。フルートや各種管楽器類の配置も前作同様センスを感じさせ、クラシカルロックとしてトップクラスのクオリティーを維持し続けています。キャリアの長さとプログレを知り尽くした経験値の高さを持つものだけが作れ得る、出来るべくして出来た作品。
メキシコ出身、名実ともに現中南米を代表するシンフォ・グループ。94年作『Sounds Of Imagination』、95年作『Endless Signs』、96年作『Beyond Reality』などからのナンバーに加え、98年ライヴ作『A Live Experience』からの音源も収録した全8曲入りコンピレーション・アルバム。GENESISからの影響が色濃い優美なシンフォニック・ロックを奏でる初期CASTの代表曲を詰め込んだ一枚です。
結成は70年代に遡るメキシコのシンフォ・グループ。1st以前の音源をまとめた、94年リリースの2nd。トニー・バンクスからの影響が色濃いリリカルなキーボードを中心とするファンタスティックなシンフォニック・ロック。キーボードとギターとで丁寧に紡がれたメロディのタペストリー。詩情豊かなメロディは切々と聴き手の胸を打ちます。10分を越える最終曲「A Run In The Rain」は、次々と繰り出されるメロディアスな展開に涙が溢れ出すシンフォ・ファン必聴の名曲。
ペーパーケース仕様、CD+DVD、DVDの入力方式・リージョン不明
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
若干スレあり
ペーパーケース仕様、CD+DVD、DVDの入力方式・リージョン不明
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
若干圧痕あり、スレあり
74年結成、アルゼンチン・ロック・シーンにおける重要人物の一人Gustavo Montesano(Ba/Vo)が率いた名バンドの、77年ブエノスアイレスでのライヴ音源を収録した17年リリース作。エネルギッシュな中にもクラシックの気品が滲むオルガンとシンセ、隙あらば泣きのフレーズで畳み掛けてくる雄弁なギターを軸に展開する、優美さとパッションを合わせ持ったテクニカル・シンフォ・プログレは、ライヴにおいても変わらず胸を熱くさせてくれます。様式美プログレ・ハードmeetsラテン気質のノリと言える1st、より粛々とした叙情性が強まった哀愁のシンフォを聴かせる2nd、どちらのナンバーもライヴならではの熱気が注入されており、非常にライヴ映えしていて素晴らしい!
チリを代表するグループ、71年作。80年代以降の作品はジャズ・ロックですが、本作は、フォルクローレをベースにした柔らかく優美なメロディと、リコーダーや打楽器による民族色を取り入れた南米らしいたおやかなフォーク・ロック。ただ、ところどころにアコースティック・チェンバー色を配しピシっと引き締めるなど、格調高さや緊張感もこのグループの持ち味。
南米チリ出身プログレ/フォーク・ロック・グループの76年リリース3rd。ケーナ、ロンダドール、タルカといったアンデス地域の笛楽器が活躍する豊かなフォルクローレ色が特徴の民族フォーク・ロック。フルートやリコーダーの軽やかで流麗な音色と尺八に近い味わいがあるアンデス笛楽器の音色が美しく絡み合い、弦楽器チャランゴが賑々しくかき鳴らされる、祝祭感いっぱいの演奏は、民族音楽×ロックの醍醐味を存分に味わわせてくれる極上のサウンドです。そんな演奏にこれ以上ないほどにマッチする、いかにも南米のバンドらしい繊細な叙情が滲む歌声とコーラスも堪りません。一方で10分超の最終曲は、フルート/オーボエなどの管楽器、チェロ/ヴァイオリン/ヴィオラなどの弦楽器が陰影豊かに交差する格調高いチェンバー・ロック調のサウンドを聴かせる孤高の一曲。途中どこか緊張感を持ったフォルクローレ・タッチも挿入されて、かなりプログレッシヴなサウンドを展開しています。デビュー時からの哀愁溢れるアンデス調フォーク・ミュージックにチェンバー色を配した独自のアプローチが完成形に至った名作です。
69年結成、71年にデビューを果たして以来、現在も活動を続ける南米チリ出身のプログレ/フォーク・ロック・バンド、81年作4thと83年作5thを収録。哀愁と祝祭感に溢れるアンデス風フォーク・ミュージックと、欧州の薫り漂う格調高いチェンバー・ロック・エッセンスを巧みに融合させた、デビュー時からのバンド独自のアプローチを更に推し進めたのが81年リリース『VIAJE POR LA CRESTA DEL MUNDO』。1曲目こそいかにも南米と言える、ロンダドール、タルカと言ったアンデス笛楽器や弦楽器のチャランゴなどが賑々しく鳴らされるアンデス色溢れるフォーク・ロックですが、それ以降は、タイトに攻めるジャズ・ロック・タイプのリズム・セクションを土台に、アンデス・フレイヴァーは残しつつもマリンバやヴァイオリンが絡み緊張感を生み出すテクニカル・プログレへと発展していきます。南米のメロウで艶やかな叙情性とアカデミックな格式を持つチェンバー・テイストの組み合わせはまさに孤高。83年作『HA LLEGADO CARTA』は、さらにテクニカル度を増して疾走するジャズ・ロック・アンサンブルと、メロウでたおやかなフォーク・ロック、そしてアヴァンギャルドな現代音楽的アプローチがめくるめく音世界を構築する圧巻のプログレ傑作。南米シーンを見回しても屈指と言える先鋭的なサウンドを堪能できる2作品です!
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