HIFLYCD14013(HIFLY SOUND)
デジパック仕様。
シスコ産サイケ・バンドの中ではマイナーな方だけど、さすがはウッドストックに出た実力派。反戦のメッセージと裏腹の大道芸的素っ頓狂さがあって、でも、ギターは後のテレビジョンみたいにセンス抜群だし、これはグレイト!
ウッドストック・フェスへの出演でも知られる60年代サンフランシスコ・サイケデリック・シーンを代表するバンド。ウッドストック・フェスを盛り上げた代表曲「THE FISH CHEER & I FEEL LIKE I’M FIXIN TO DIE RAG」を収録した67年作の2nd。「FISH CHEER〜」は、強烈な反戦歌として有名ですが、サウンドの方は、あまりに素っ頓狂でびっくり。演劇のような鼻歌のようなヴォーカル、ギターというより大道芸の楽器のような変調したギター、子供番組の音楽にでもありそうな奇天烈な効果音。英国で言えばモンティ・パイソン的な大道芸ロックが印象的です。でも、最後は機関銃と爆発音で締めくくられ、当時のサンフランシスコの空気を伝えます。その他の曲は、単音のリード・ギターがメロウにたゆたうサイケなフォーク・ロックあり、ブルージーなサイケ・ロックあり、当時の恋人ジャニス・ジョップリンに捧げたドリーミー・フォークあり、流麗なメロディが光る佳曲ぞろい。Barry Meltonのリード・ギターも特筆で、後のTELEVISIONへと通じるようなメランコリックでキレのあるリード・ギターを聴かせています。反戦というイメージから「ロック」なサウンドをイメージしますが、バンドの核にあるのはメロディアスなサイケ・フォーク・ロック。シスコ産サイケデリック・ロックの名作です。
1969年8月15日に開催された、ウッドストック・フェスティバルの特集です。
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