ECLEC2492(ESOTERIC) 【2015年発売CD】
ボーナス・トラック3曲、デジタル・リマスター。
まるでピーター・ハミルがキンクスに入ったような、ゴッタ煮英国ロックは唯一無比。ヴォーカル&ギターのHoward Werthは、なんとジム・モリソン亡き後のドアーズに誘われた逸材!
あのジム・モリソン亡き後にドアーズに誘われたというヴォーカル&ギターのHoward Werthと後にSAMMYやSTACKRIDGEでも活躍する管楽器奏者Keith Gemmellを中心にロンドンで結成され、69年にデビューしたグループ。71年にカリスマからリリースされた3rdで、プロデュースはGus Dudgeon、印象的なジャケットはヒプノシス。オープニングから鬼気迫ってます。アコギのバッキングを軸にしつつもフォーク・ロックではなく、サックスやフルートがブイブイ鳴り響くけどブラス・ロックなわけでもなく、ファズ・ベースがうねりをあげるけどハード・ロックなわけでもなく、ジャケのイメージにぴったりの英国的な淡さと一歩引いた視点で料理するようなセンスが光る、ひねりの効いた「アート・ロック」なサウンドが印象的です。バンドが一体となって畳み掛けるパートでは、レーベルメイトのヴァンダー・グラーフ・ジェネレーターも彷彿させるほどにソリッドでテンションいっぱい。ピーター・ハミルとロバート・プラントがあわさったような存在感あるヴォーカルも出色です。これぞ英国ならでは、と言えるロック・ミュージック名品。
AUDIENCE/FRIENDS FRIENDS FRIEND
ピーター・ハミルにも比肩する名ヴォーカルHoward Werth率いる英ロックの曲者グループ、カリスマ移籍後の70年作2nd
1,190円(税込1,309円)
「白いチャック・ベリー」ことMicky Juppが率いた英パブ・ロック/ブルース・ロック・バンド、VERTIGOよりリリースの71年3rd
2,190円(税込2,409円)
69年発表、ロック・シーンの流れを変えた歴史的デビュー作!
70年作、ロバート・フリップがゲスト参加、VDGGならではの暗澹たるエネルギーが渦巻く3rdアルバム!
言わずと知れたピンク・フロイドのキーボード奏者、78年のソロデビュー作、フロイドの美しく叙情的な側面のみを抽出したような珠玉の名品
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サイケとプログレの狭間を行け!素晴らしき世界のアート・ロック選
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盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
まるで、VDGGのピーター・ハミルとジェスロ・タルのイアン・アンダーソンとキンクスのレイ・デイヴィスがセッションした感じ!?
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前作が良すぎただけに...(2 拍手)
イニュ円導さん レビューをすべて見る
大名盤の前作2ndを愛聴していたので、この3rd(しかもヒプノシスジャケ)にも大期待してしまった。 一聴した時は「プログレを目指しすぎて失敗したかな?」「曲がいまいち」なんて思ってしまった。
繰り返し聴くと(特に私はアナログ盤も)、アルバムの頭とラストにプログレ色の強いナンバーを置き、その他は小曲で固めるという工夫を見つけられた。曲群も聴き込むと、ケッコー耳に馴染んできて最初の印象が変わってくる。(4曲目-A面ラストにあたるインストの、哀愁感に満ちた洗練された佳曲には「オーディエンス」の前進が感じられた) 「ひょっとすると、この作品が「オーディエンス」の真の姿なのでは?」 ポップな曲のバラエティー度のまとまりとプログレ度のバランスが均衡している--と言えるのかもしれない。もっと評価されていい好盤だ!
----でもやっぱり、2ndが良すぎただけになァー...。
結論として言うとデビュー時から熟練されていただけに「枯れる」のも早かったのかも? そして次作は完全にプログレを捨てアメリカ寄りの作品をリリースすることになる...。