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RUJAにも在籍したエストニアのシンガー＆Key奏者、2014年作2ndソロ、これはメロディアスなシンフォニック・ロックのファン必聴の傑作

エストニアを代表するプログレ・バンドRUJAにも在籍したヴォーカル＆Key奏者、2014年の2ndソロ。光彩のようなキーボード、ヌケの良いトーンのメロディアスなギター、そして、しっとりとエモーショナルで伸びやかで力強いヴォーカル、フックに富んだメロディ・ライン（英詩）。オープニング・ナンバーから色彩豊かで明瞭なシンフォニック・ロックを聴かせます。2曲目では、ヴァイオリンなど弦楽器、フルート、クラシック・ギターによる「世界の車窓から」に流れそうな民族的なエッセンスも加わって、フォーキーに行くのかとおもいきや、そこから、突如ヘヴィさを増し、リズム・チェンジとともにムーグ・シンセが高らかに鳴り、プログレッシヴに展開していきます。ヘヴィなパートでは、ダークなのに透明感ある、というと矛盾してる気もしますが、ヘヴィさを増しても、音にシャープさと透明度があるところが印象的。メロトロン溢れるパートもあり、ムーン・サファリばりのキャッチーなコーラス・ワークもあり、いや〜、この曲、素晴らしい！それ以降も、美メロ、北欧ならではのセンスが行き届いた流麗かつイマジネーション豊かなアンサンブルがたっぷり詰まった佳曲ぞろい。メロディアスなシンフォニック・ロックの傑作です。