HIFLYCD14003(HIFLY SOUND ANSTALT)
60年代末のデビュー時はサイケ/オリエンタル風味が魅力のジャズ・ロックでしたが、この70年代半ばの作品はクロスオーヴァーな爽快サウンドで、円熟味たっぷり!
イギリス南西のブリストルで67年に結成され、ロンドンに出てデッカ・レーベルと契約し、傘下のデラムより69年にデビューしたジャズ・ロック・グループ。サイケやオリエンタルなエッセンスを加えたサウンドが魅力の初期デラム時代、アイリッシュなテイストを加えたサウンドで「Jig A Jig」というヒット曲を生んだ70年代はじめのHARVESTレーベル時代、そして、メンバー・チェンジを繰り返しながら活動を続け、人気があったドイツを中心に活動していた70年代半ば以降の活動後期の76年に制作され、西ドイツのみでリリースされたのが本作。HARVEST時代を支えたドラマーJeff AllenとメインソングライターのベーシストDavid Jackを中心に、元A BAND CALLED OのKey奏者Peter Filleulらで制作されています。サウンドは、キレのあるシャープなリズム隊をバックに、ギターとサックスが伸びやかなリードを交錯させる明瞭なクロスオーヴァー・ジャズ・ロックが中心。さすがベテランと言える確かなテクニックが光る円熟したインストの魅力はもちろん、シカゴやブラッド・スェット&ティアーズあたりにも負けない流麗かつソウルフルなヴォーカルとコーラス・ワークもまた魅力的です。ディープ・パープルがその人気に目をつけ、ドイツ公演のオープニング・アクトに起用したことも納得の快作!
カケレコ棚より、美しく気品あふれるヴァイオリンをフィーチャーしたプログレをピックアップ!
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯中央部分に色褪せあり
切れ味鋭くもオリエンタルで怪しげなエッセンスが匂い立つサウンドが個性満点。奇才ヴァイオリニスト率いる英国ロックの好グループ、69年デビュー作!
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