70年代にイタリアはヴェローナで活動していた演劇バンドが再結成し、録音した2014年デビュー作。バンド活動の後もその内の何人かは音楽シーンで活動していたようで、RAI国立交響楽団のトランペット奏者Fernando Bruscoや、MOONGARDENやSUBMARINE SILENCEで活躍のギタリストDavid Cremoni、ジャズシーンで活躍する管楽器奏者Luca Doniniなど名だたるメンバー。アコギやパーカッションによるラテン、地中海フレイヴァーと、ダブルベースやピアノやヴァイオリンや管楽器によるジャジーなエッセンスが効いたイタリアらしい優雅でセンチメンタルなサウンドが印象的です。コシの入ったハード・エッジなギターが炸裂するプログレ・ハードなパートも魅力的。味わい深い逸品です。
SUBMARINE SILENCE/JOURNEY THROUGH MINE
ジェネシスのDNAを継いだ新鋭の中でも屈指といえるイタリアのバンド、まばゆくもダイナミックな2016年作3rd
2,152円(税込2,367円)
ANTONY KALUGIN/STELLAR GARDENER
KARFAGENやSUNCHILDを率いるウクライナ出身の才人キーボーディスト/マルチ・プレイヤーによる21年ソロ作!
2,090円(税込2,299円)
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イタリアントラッド色が濃厚なカウンタートーレ物やねぇ(0 拍手)
hukuroさん レビューをすべて見る
ムーンガーデンとサブマリンサイレンスのギタリストが在籍しているとのレヴューで当然シンフォニック路線の王道アルバムと思いきや冒頭から伊古楽伝統的な歌演奏に始まり合間に若干のインスト部分はあるとは言うもののやはりガムラン音楽やシタールが奏でられドラマチックなシンフォニックとは程遠いトラッドバンドで有った。
プレイヤーの出自のみで楽曲の様相を固定観念化した小生が悪い訳だがプログレロックジャンルは実際に曲を聴くまでは鵜呑みにしてはいけない見本だったなぁ。
又、先日インスト得意ダイナミックシンフォニックバンドのサブマリンサイレンスのアルバムを3枚も購入したばかりでその路線追及の勢いに乗じての即買いが災いしてしまった訳やねぇ。
でも曲の作り込みはしっかりして演奏技術も高く粒揃いの集まりだからその筋の好事家には堪えられない好アルバムでしょうね。